到津の森公園…
ここは動物園ですが、何故か「動物園」という名称が入っていません。正式名称は『到津⟨いとうず⟩の森公園』(北九州市小倉北区上到津)ですが、森の中にある動物園ということなのでしょう… 。
筆者がここにくるのは10年ぶりでしょうか。当時は改装前でしたので、現在のような洗練された姿ではありませんでした。つい先日、この公園の入り口隣にドライブスルータイプの「スターバックス」が出来たというニュースを知りました。これもなにかの縁だと思い、新しくなった「到津の森公園」に訪れてみました。
出来たばかりの駐車場の横に「スターバックス」があります。その隣が「到津の森公園」になります。
本当に綺麗になりました... シニア⟨65歳以上⟩料金(大人料金の半額)を支払い、いよいよ入園です。森の中を散策しながら、動物たちに会えると思うとワクワクします。先ずは、象をイメージしたもモニュメントその他が出迎えてくれます。
緑多き森が見えてきました…
最初は「象」… 小さな目が可愛いですね。性格はおとなしい象ですが、一旦怒り出すと手のつけられない程の行動に出るときがあるそうです。
森の中を歩いていくと… 「ライオン」が現れました。が、暑いせいか後ろ向きに寝っ転がっています。
こちらを向いてくれないかなと念じた処… 不思議なことが起こりました。突然ライオンは起き、動くではありませんか…。筆者の念力が効いたのでしょうか…(笑)ライオンを正面から撮ることが出来ました。
次は「キリン」… カメラを向けると、キリンはこちらを向いてくれるんですね。愛嬌のあるキリンさんです。
小規模な遊園地エリアには、幼稚園児たちの楽しく遊ぶ姿があります。癒やされます。
メーリーゴーランドに乗ってみたくなりました… 「老人がひとり、メリーゴーランドで楽しんでいるのは可笑しいかな…」などと変な羞恥心に阻まれ乗ることは出来ませんでした💧
観覧車脇の道は色彩豊かな花が、筆者を歓迎してくれているようです。
羊や猿のエリアに移っていきます。
のんびりしています。
園児たちも楽しそうに歩いています。
待望の「トラ」エリアに到着。が、暑いからでしょうか寝ています。トラには念力は通じないようです。
ふたたび「象」… ここでは象に餌を与えられます。母娘連れが手を伸ばし楽しそうに餌をやっていました。こういう光景はいいですね。
緑の中をゆっくり歩きながら動物を見る… 日常空間を超越したような時間なんですね。ご覧いただいた方々には、このひとときを共に味わっていただきましたでしょうか…。園内を歩いた少しの疲労と動物たちに癒やされた気持ちとが程よい感覚になりました。
〖散策こぼれ話〗突然思い立ち動物園に来ましたが… 思った以上に楽しかったですね。動物の表情をじっと見ていると気持ちが和みます。「動物たちは何を考えているんだろうか…」などと詰まらないことを妄想したりします。ミニ遊園地内にあった懐かしい乗り物に今度来たときには乗ってみようと思ってはいますが…。観覧車に乗って市内の景色を一望したいのですが… 高いところが怖くて乗れないんです… (泣)。PENTAX K-1を持ち、散策する歓びに浸っています。
written by Seikou-Udoku
移り変わる風景と気分転換…
ここの景色は好きで、本を読んだ後にはしばしば訪れています。そう、当サイトではお馴染みの場所です。
面白い内容の本を読んでいると、その途中や読後には必ずと行ってよいほど好きなスポットに行き、お気に入りの景色を見たくなるんですね。「読書のつづき」という感覚でしょうか… 気分転換もあるのでしょう。そういうスポットが数箇所あります。そのときの気分で訪れる場所を決めます。
今日は… このスポットの「気分」でした。以前訪れたときは、何か新しいものを建てる工事が始まっていましたが…(以前の写真)
本日訪れてみますと、工事はだいぶ進んでいました。何が創られるのだろうか… そんなことを考えながら風景をじっと眺めていました。
天然ガスを運ぶタンクローリーに出会うと、何故かスターウォーズに出てくる「フォース」を感じるんですね。こういう感覚は筆者だけでしょうね…(笑)
爽やかな気分転換の時間になりました。さぁ、帰ったら「本のつづき」を読みましょう…。
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『センセイの鞄』…
4月20日の報道で、この小説の著者である川上弘美さんが、フランスの芸術文化勲章オフィシエを受章したことを知りました(以下敬称略)。在日フランス大使館によれば「これまで川上作品は約10作品がフランス語に翻訳され、中でも2001年に谷崎潤一郎賞を受賞した『センセイの鞄』はフランスで話題を集めた」とその功績を讃えています。
だいぶ前になりますが、筆者はこの小説を読んだ後、当サイトで取り上げました。「センセイの鞄」は、どんな境遇でも幾つになっても「人生の希望」が灯るんだ… そんな気持ちをもたせてくれる心温かい小説なんですね。筆者が大切にしている小説の一つです。
さらに、この小説は柄本明と小泉今日子との共演で映画化もされていました。映画もこの上なく良かった(その後WOWOWでも製作されています)。
「月子(小泉今日子)は37歳でひとり暮らし。ひとり美味しいツマミと日本酒を楽しむマイペースな女性。ある日、行きつけの居酒屋で声をかけてきた初老の男性(柄本明)、それは高校時代の国語の担任だった。歳の差30以上、でも酒の肴の好み、人との距離の取り方、頑固な性格、よく似た2人はしばしば共に時を過ごすようになる。そしていつしか月子の中には、『センセイ』へのおさえがたい愛情が芽生えていた…」(あらすじ)
フランスで評判を呼び、このような賞を受賞されたことは喜ばしいことです。そこで、筆者は改めてこの作品で得た感動をもう一度味わいたいと思い、映画『センセイの鞄』をふたたび視聴しました。
老いたセンセイを演じた柄本明とその教え子である独り身の小泉今日子がまるで実際の姿のようでとても良かったですね… 大切にしたい「淡い恋物語」です。
written by Seikou-Udoku
「佐々木小次郎」に思いを馳せる…
手向山公園(北九州市小倉北区赤坂4丁目)は、「佐々木小次郎」及び「宮本武蔵」の碑があることで知られています。今年になりアップした「岩流佐々木小次郎」に関する記事はこれで三回目となりました。そもそも、何故「岩流佐々木小次郎」に強い関心を持ったかといえば、繰り返しになりますが、村上元三の小説「佐々木小次郎」を読んだことがきっかけとなっています。5年前にこの小説を読み終えたときに向かった先が「巌流島」であり、この公園でした。
今年に入って「佐々木小次郎」の墓を萩に訪ね、佐々木小次郎の出身地(三説あるうちの一つ)と考えられている豊前添田(岩石城)を訪れました。最後は「岩流佐々木小次郎」の記事の締めくくりとして手向山公園に...。筆者にとっては感慨深いものがあります。
その日の午前中は雨が降っており、雨が上がった午後2時過ぎに手向山公園に到着しました。
先ずは、小次郎と武蔵の碑に対面です。
岩流佐々木小次郎への思いが「巌流島」へと視線を向かわせるんですね。公園にある展望台から「巌流島」の一部をみることが出来ます。
これは、以前風師山に登ったときに撮った「巌流島」…
翻って、ここ手向山公園からの眺望は素晴らしいものがあります。PENTAX K-1で撮った景色をご覧ください(撮影は3月25日)。
「岩流佐々木小次郎」に興味を持ち、ささやかですが筆者なりの「佐々木小次郎研究」をしました。筆者にとっての「岩流佐々木小次郎」は、多くの魅力を抱かせる人物として、記憶に残ることでしょう。 佐々木小次郎を研究したこの一ヶ月は楽しく有意義な歴史探求の時間でした。
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心温まる世界にようこそ…
『夏美のホタル』森沢明夫著 角川文庫
森沢明夫さんの作品は、心が洗われるというか純真な気持ちにさせてくれる作品なんですね(以下敬称略)。純朴な気持ちを持った人々が織りなすストーリーが行間に染み渡ってくるようです。ほのぼのとした感動が胸に迫ってきます。このような小説こそは、森沢明夫だから書けるのでしょう。
「写真家志望の大学生・相羽慎吾。卒業制作間近、彼女の夏美と出かけた山里で、古びたよろず屋「たけ屋」を見付ける。そこでひっそりと暮らす母子・ヤスばあちゃんと地蔵さんに、温かく迎え入れられた慎吾たちは、夏休みを「たけ屋」の離れで暮らすことに。夏空の下で過ごす毎日は、飽きることなくシャッターを切らせる。やがて、地蔵さんの哀しい過去を知った慎吾は、自らできることを探し始めるが…」(本帯より)
本帯にもあるように、まさに「心の故郷の物語」と言っていいのかもしれません。読み終わり本の表紙を見ると… 言葉を発する代わりに、無言の満足感がじわっとこみ上げてくるようです。良い作品です。
written by Seikou-Udoku
広々とした空間になった「折尾駅」
2月20日付の記事「洗練された折尾駅」では、新しくなった折尾駅の構内及びプラットホームの姿をお届けしました。今回は、折尾駅周辺の総合整備事業の一環として行なわれていた折尾駅北側広場の改築作業が終わりにづいたようなので訪れてみました。
広く落ち着きのある姿になりました。訪れたのは午後1時半過ぎですが、活発に行き来する人々の姿がありました。
先ず目につくのは… 旧線レールのこのオブジェ。折尾駅の開業は古く、明治24年というから驚きです。歴史のある駅に相応しいオブジェですね。
以前もお伝えしたように、折尾駅周辺には学校が多くあります… 有数の進学校である県立東筑高校、ミッション系の折尾愛真中学・高校・短大、スポーツの分野では有望な選手を多数輩出している九州共立大学・九州女子大学及び短大・自由が丘高校などがあります。さらに、バスを利用すると、産業医科大学、工学系の大学院が集まっている学術研究都市(北九州市立大学大学院、国立九州工業大学大学院、早稲田大学大学院等々)があります。
若い学生たちがこの折尾駅を起点として通学していますので、その姿を目にします。
駅と一体になっている建物にはコンビニもありますが、このお店は絶えず人が並んでいました。
駅前広場はとても広くゆったりと作られていますし、駐車場も整備されているので利便性が増しました。
元々、折尾駅は明治時代から交通の要衝として繁栄してきましたので、改装後の「折尾駅」は新たな時代を切り開き、ふたたび活気が戻ってくることを期待したいものです。
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この小説も面白かった…
『謀略国家』ヴィンス・フリン著 二見文庫
この作家は初めてで、あらすじを読むと俄然読みたい、という欲求が強くなり読むことにしました。結果、筆者の事前の期待を遥かに超える面白さでした...“ Very Satisfactory “。
「CIA秘密工作員で凄腕の暗殺者ミッチ・ラップは、テロリストを支援するドイツの実業家暗殺に成功した直後、サポートチームのひとりに狙撃される。かろうじて助かったミッチはひそかに帰国し、真相を探りはじめる。今回の任務を知るのは大統領とCIA長官、直属の上司のみ。彼らの無実は確信したものの、ミッチの必死の探索に、手がかりの証人達は次々と殺されていく。事件の背後には意外な人物の血なまぐさい謀略と野心が…」(本帯より)
「訳者あとがき」によれば、この作品は三作目ということが判りました。そう言えば、前作でしか分からないエピソードが複数ありましたので納得です。ただ、前作の二作品とも日本では出版されていないので読めないのが残念です。
スパイ・アクション小説には違いはありませんが、アメリカ大統領及びCIA長官、さらに彼らに反目する上下院議員たちも登場する権力闘争がとてもよく描かれています。終章での大統領のスカったした言動と思い切った決断のシーンは迫力満点でした。本作品の続編が出ているので早速購入、読むのが待ち遠しいですね。
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歯のケア…
以前、歯の治療(特に根管治療)には、それなりの設備と治療方法のあるデンタルクリニックで行うのが良いのではないかと述べました(マイクロ・スコープ、ラバーダム、CTレントゲンなど)。これは患者の立場として述べたものとご理解頂ければと思います。
さて、今回は歯周病と歯磨きについてです。ある程度の年齢になってきますと、虫歯予防に加えて歯周病予防がより大切になってきます。
ご承知のように、歯と歯ぐき(歯肉)の隙間(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こした状態(歯肉炎)、それに加えて歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう状態(歯周炎)を合わせて、歯周病といわれています。さらに、歯槽膿漏は歯周病の中で最も症状が進んだ状態を言います。怖い病気だと思います。
そこで、自分自身で出来ることといえば… 『歯磨き』なんですね。歯科医師や歯科衛生士の方々の意見を広く聴いてみますと、『歯磨き』の重要性に気が付かされます。『歯磨き』のやり方を学び、地味ながら歯磨きを日々行う… これに尽きます。そこで、筆者が使っている「歯磨き粉」は…
主な特徴は「研磨剤が入っていない、フッ素配合⟨1450ppm⟩」。やゃ高めの価格ではありますが、これまでの筆者なりの反省を込めて、この歯磨き粉を使い『歯磨き』を励行しています。「自分で出来ることを先ず実行する」という気持ちでやっています。
written by Seikou-Udoku
もうこの季節になりました…
ある日のこと、遠賀川沿いにある道路を走っていた処、河川敷に「鯉のぼり」が見えてきました。5月5日のこどもの日にはまだ早いですが、この光景に見とれてしまいました。
この場所は、中間市役所前の河川敷駐車場の横に広がっています。筆者が毎年この光景を掲載しているので、もうこの季節になったのか… という感覚なんですね。
この光景を見れば、夏が近づいてきているんだ… という感覚になります。また、このような景色が見られることで安心感を抱くんですね。
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思い出のランドセル…
ある日のこと、自宅の納戸に保管してある様々なものを総点検したところ、思い出のランドセルが… 娘が使っていたものです。
この先もずっと保管することも考えましたが…。一個のランドセルですが、役に立つ方法はないものか…。調べた結果、『あなたが使っていたランドセルを、アフガニスタンの子どもたちへ。思い出のランドセルギフト』というWebページを発見しました。
イオンが「公益財団法人ジョイセフ」に協賛する形でやっている慈善事業だと知り、筆者の意図にピッタリ合うのでここに寄付をすることにしました。善は急げということで、早速近隣のイオンまで足を運びました。サービスカウンターではとても感じ良く丁寧に対応して頂きました(アフガニスタンへ送るため¥1,800を支払います)。その女性スタッフによれば、一日に数件ほどランドセルの寄付があるとのことでした。
たった一つのランドセルですが、アフガニスタンの子どもたちに届くと思うと嬉しい気持ちになります。
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月刊『文藝春秋』(五月特別号)を読んでみる…
記事の内容に惹かれて久しぶりに買い求めました。読みたい記事以外は「斜め読み」ですので比較的短時間で読み終わります。
読みたかった記事とは「私の人生を決めた本」と「北方謙三『直木賞血風録』選考委員23年の思い出」。尚、ここでは敬称はすべて略したことを記しておきます。
—「私の人生を決めた本」—
様々なジャンルの著名人が多種多様な本を取り上げており、その本を読む切っ掛けになった話などが語られています。人が違えば、読んだ本も全く異なる… 本の世界の際限のない広さを知ることになります。読書案内のような内容でもあるので、新しい分野の本に巡り会いたいと思っている人にはたいへん参考になるかと思います。
この中で、先ず筆者が注目したのは… 『罪と罰』のトラウマ — 亀山郁夫。亀山郁夫はロシア文学者であり、2015年11月に「新カラマーゾフの兄弟 上下」(河出書房新社)を出版しています。「世界文学の最高傑作」と言われる作品を19世紀ロシアから現代日本に舞台を移し完結させた亀山郁夫初の小説。筆者はこの記事の内容に加えて、この小説を購入した以降今日まで未読になっていることに気が付かされたことですね。亀山郁夫がこの記事を通して、筆者に「早く読みなさい!」と叱咤激励してるような不思議な感覚を持ちました(早速書棚からこの本を取り出し、いつ読もうかと考えています)。
次に注目したのは… 卓越した政治家・原敬 — 斎藤 健。斎藤 健は現職の法務大臣で、「評伝 原敬 上下」(東京創元社)を取り上げており、7、8回も読んだと述懐されています。筆者も当サイトで、二種類の原敬の伝記本を紹介しています(「大宰相・原敬」福田和也著 PHP研究所、「原敬 上下」伊藤之雄著 講談社選書メチエ)。筆者は、原敬が東京駅で暗殺されなかったならば、日本の歴史が変わっていたかもしれないと密かに思っています。従って、前傾の本は是非読んでみようと思っています(ネットで調べてみましたが入手困難のようです)。
—「北方謙三『直木賞血風録』選考委員23年の思い出」—
北方謙三は好きな作家の一人で、ハードボイルドタッチの作品に加えて、「黒龍の柩」「草莽(そうもう)枯れ行く」などの歴史小説も強い印象が残っており、多才な作家だと思っています。が、北方謙三は直木賞を受賞していませんが、直木賞の選考委員になって23年。そして今回委員を辞退するという。その辺の事情も含めて北方自身が面白おかしく語っています。特に、大御所と言われる作家や中堅作家の裏話やこぼれ話などが絶妙で面白い。
北方謙三の長編歴史小説といえば… 「三国志」「水滸伝」「楊令伝」「岳飛伝」「チンギス紀」などがありますが、直木賞選考委員を退任した後は、最後の長編を書くと語っています。どういう長編作品を執筆されるのか楽しみでもあります。
文藝春秋にはまだまだ面白い記事がありますが… それらに関しては、斜め読みで楽しみました。巷の話題満載の月刊雑誌もたまにはいいですね。
written by Seikou-Udoku
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