徒然なるままに散策…
午前中の散策は楽しい。その日は、幸いにも曇りであったので厳しい日差しを受けることなく気の向くままの散策となった。
街は日々変わってゆく… ということは自分自身も変わっているのだろう。日々何気なく過ごしている中に、ある種の「変化」に気が付かないだけなのだろう。世界情勢という大きな変化から始まり、自分自身のごく小さな変化まで様々だ。こんなことを思い巡らしながら歩いてゆくと…「コメダ珈琲」が目の前に立ちはだかった。ここのアメリカン・コーヒーを飲みたくなったので寄ることにした。
久し振りのコメダ珈琲…。ここのコーヒーは苦みがなく、筆者の好む味だ。新聞を読みながら15分程休憩し、再び散策へ…
ゆっくり歩きながら本のことなどを考えていた。今年は読書のペースが極端に遅く、つい先日やっと70冊を読み終えたばかり。遅い理由はそれなりにあるが、これはこれで良いと思っている。こうして好きな本と暮らせていることに感謝しなくてはならない。
一方、車を運転することは楽しい。自宅のパーキング・スペースで自身の手で洗車をすることも車に対する感謝の気持ちだと思っている。未来のことは分からないが、いずれドライバー・ライセンスを返納するときがやってくる。残された時間をポジティブに使おうと思っている。
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本、読書…
企業小説のベスト・オブ・ベスト
(本帯より)
「懲戒解雇」高杉 良著 文春文庫
新聞及び書店で、この本帯の「組織と人間の意味を問い直す快作」と言うフレーズに惹かれ購入。相当前になるが、この作家の企業小説を結構読んでいる。
「森を懲戒解雇にするぞ」―。大手合成繊維企業で中堅の有望株と目される森雄造は、川井常務の経営方針を批判して怒りを買う。次期社長を巡る派閥抗争の巻き添えも食い、不当に貶められて馘首の憂き目に。出世の階梯が突如暗転した森は、会社を相手にたったひとりの闘いを挑む。(本帯より)
サラリーマンを長く経験された方には共感できる内容が多くあり、小説の世界ではあるが、「信念を貫いたサラリーマンの勇気溢れる物語」(本帯)を体験できる。ビジネスにその人生を捧げている所謂「サラリーマン」にエールを送った小説ではないだろうか…。
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文房具…
今までは、糊としてはこのようなスティックタイプのものを使っていた(写真上)。最近知ったことだが、こんな便利なものがあることを… テープ糊。使って見ると使いやすくとてもいい。なんだこんな事も知らなかったんだ…と思われるかと思うが、この発見に子供のように喜んでしまった。
written by Seikoh-Udoku
この度の大阪地区を中心に発生した地震により、多くの被災した方々に謹んでお見舞い申し上げます。また、未だ余震も続いている状況かと思いますが、一日も早く平穏な日に戻りますようにお祈り申し上げます。
(左の写真は、今回の地震とは全く関連はございません。夕方の日常風景です)
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腰痛の原因となっている様々な病気を治療及び研究されているすべての医師及び研究者の方々に敬意を表したいと思います。
「痛み」の原因は…
先日見たTVの中で、4人に1人は腰痛で悩んでおり、また「その痛みの原因がはっきりとは分からない場合が多い」というナレーションが流れていた。
筆者も当ブログで以前綴ったように、腰痛を患っている。「痛み」があることは本当に辛いものだと実感している。そこで、「痛み」(Pain)をどうしたら取り除くことができるのだろうか… を考えてみた。
第一段階… 自身の運動やマッサージ、さらに整体院等での治療で「痛み」が和らぐのであればベスト。さらに、市販されている「薬」を服用する方も相当数多いかと推察するが、その効果はどうなのだろうか…。
第二段階 ⓐ… 医師の診断を仰ぐ。通常は「整形外科」に行き、レントゲン及びMRIの検査を受けて「病名」が告げられる。「腰椎椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」等の病名が多いのではないか。その医師の信ずる治療(注射や手術等)が施され、リハビリを行う。ただ、最近では手術をすることは少なくなったと聞く。
第二段階 ⓑ… 医師の診断を仰ぐ。「ペインクリニック」に行く。ペイン(Pain)とは痛みを意味し、痛みを解消・和らげることを主眼としたクリニックのことを指す。診断の過程は「第二段階」と同様だが、治療の方法に独特のものがある。「ブロック注射」を施術するところが特徴。ブロック注射とは、痛む部位の神経付近に麻酔薬を注射することで痛みをとる治療法。尚、「整形外科」でもこのブロック注射をしているところはある。
上記の過程で「痛み」がなくなれば、治療が成功したとことになる。忘れてはならない事として… ①薬には必ず副作用がある、②ブロック注射も打つ部位によってはリスクが伴う、③手術に至っては、身体に大きな負担を強いることになるし、手術自体に大きなリスクがある。
いずれにしても、医師と緊密なコミュニケーションをとること、及び自らが病気に真摯に向き合うこと(勉強することを含む)が必要かと思う。
☆ ☆ ☆
昨年この本を紹介しているが、再び読んでみた。この本のタイトルは刺激的だが、内容は極めて真面目な医療・医学小説になっている。著者は整形外科とペインクリニックも併設している現役の医師。腰痛を患っている方々にはたいへん興味深い内容が書かれており参考になる。冒頭に「腰痛」の原因は分からないことが多いと書いたが、この本はそういう問題提起に真正面から挑んだ本と言って良いかと思う。キーワードは「腰痛症」、「トリガーポイント・ブロック注射」…。
⁂ ⁂ ⁂
上記のことで誤解、誤謬等があれば、それはすべて筆者の浅学なるが故に他なりません。筆者は医師でもなく、ただ医療 / 医学に大きな関心をもっている一市民に過ぎないことを記しておきます。
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本、読書…
久々の司馬作品を読む…
「峠 上中下」司馬遼太郎著 新潮文庫
幕末についての多くの小説を読んでいくと「河井継之助」という人物を知ることになる… この人物は雪深い越後長岡藩の藩士。どうして司馬遼太郎がこの人物に興味を持ったのか… この三巻の小説に凝縮されている。読んでいくと、幕末の歴史の中にあって、河井継之助と言う人物の生涯が浮かび上がってゆく。「河井継之助」を通して、幕末から明治維新に繋がっていく一つの歴史を垣間見ることが出来る。
司馬遼太郎は、「峠」という作品を通して「河井継之助」を描いた後、「歳月」で「江藤新平」を、「花神」で「大村益次郎」を描いていった。いずれも当ブログで紹介したが、司馬遼太郎の歴史観に触れる歓びを感じさせてくれる。
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字を書く歓び…
以前、当ブログで「万年筆」のことを綴ったが、その万年筆で「字」を書くささやかな歓びを感じている。筆者が現在使っている万年筆(極細)は3本だが、決して高価なものではない。インクの色もそれぞれの万年筆で異なっている(黒と2種類のブルー)。万年筆の筆感に何とも言えない「郷愁」のようなものを感じてしまう。紙の上に万年筆を走らす「音」がいい。PCで打つ文章とは一味違う手作りな感覚に「生きている実感」を覚える。
written by Seikoh-Udoku
「書」に見る明治の群像展…
つい最近、この展示会が開かれているのを知り訪れたみた…
「いのちのたびの博物館」(北九州市八幡東区東田)。
明治150年の記念行事としてたいへん貴重な明治の偉人の書が展示されていた。歴史を刻んだ方々の書を見ることは、間接的にではあるが歴史それ自体に触れる感覚がある。書を鑑賞している暫しの間は、筆者の気持ちは『明治時代』に転送されたようだ。
西郷隆盛
伊藤博文
木戸孝允(桂小五郎)
山縣有朋
犬養毅 与謝野晶子
勝海舟
付近には解体中のスペースワールドがあるが、観覧車は完全に撤去されていた。これも歴史の一コマなのだろう。
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映画「空飛ぶタイヤ」…
この映画を楽しみにしていた。原作の良さを生かしながら、映画の持ち味が存分に発揮されており、たいへん面白かった。期待を裏切らない出来映えだと思う。
小さな組織が巨大な組織に挑んでいくその姿勢に、多くの方々の共感が得られるのではないか。ここで描かれている内容はフィクションではない… 構造的な欠陥→リコール隠し。それだけに迫力もあり、身に迫るものがある。
池井戸潤さんの小説としては初めての映画化だという。主役の長瀬智也さん及び脇役陣がそれぞれいい味を出しており、映画全体を盛り上げている。
池井戸潤さんの原作「空飛ぶタイヤ」は当ブログで既に紹介しているが、この作品は直木賞候補になったが惜しくも逸していた。しかしながら、この後に発表した「下町ロケット」で直木賞を受賞している。両作品に共通するのは、小さな企業が巨大企業に挑むという構図がある。特に「空飛ぶタイヤ」は現実に起こった事象を題材にしているだけにリアルな感覚が強く、そのストーリー展開に「勇気」あるいは「正義感」が心に響く...。力作の一つに数えられる作品だと思う。
written by Seikoh-Udoku
散策… 瀬板の森公園
(北九州市八幡西区瀬板二丁目)
深い緑に囲まれながら、薄暮になりかかる時間を楽しんだ。これまでの散策とは異なり結構な距離を歩いた。終わる頃には汗でびっしょり。気持ち良い有酸素運動になったようだ。一日ぐらいは寿命が伸びたのだろうか…
それではその様子を写生画フォトで再現すると…
It is very comfortable to take a walk in the fresh green.
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本、読書…
前回に続き、「読書コーナー」での哲学者 柄谷行人氏のこの記事にも注目した…
「ひもとく カールマルクス 1818~1883」。
(6/9付朝日新聞朝刊より)
マルクスに関連する三作品が紹介されている。
① 「マルクス 資本論全9冊 フリードリッヒ・エンゲルス(編)」向坂逸郞訳
②「社会科学としての経済学」 宇野弘蔵著
③「ルイ・ボナパルトのブリュメール18日(初版)カールマルクス著
①については知らない人はいないほど著名な本で、すべてではないがその一部だけでもこの書物に触れられた方が多いのではないかと思う。マルクスや資本論というと、「左翼的」というようなイデオロギーの視点で見られがちだが、筆者は「科学としての学問」として捉えたい。
柄谷氏はこう語っている…「私はマルクスを若い頃から読み、今も読んでいる。たぶん、それは一度も「マルクス主義」(唯物史観」を信じていなかったからだ。その理由は、宇野弘蔵の影響を受けたことにある。宇野は唯物史観も社会主義もイデオロギーであるが、『資本論』は科学である、という」。
一方、2011年12月に出版されたこの本(写真下)を通して、学問としての「資本論 / マルクス」に触れてみた。通読するのではなく、興味のある箇所を斜め読みしただけなのだが…。こういう感覚で読むのも案外楽しいものだ。
② は学生時代に読んでおり、この本のタイトルである「社会科学としての経済学」に、当時はこの上なく新鮮に感じたことを覚えている。古典的名著だと思う。
③ この本は初めて知った。ルイ・ボナパルトと言う人物は、ナポレオンの甥であると言う。マルクスがこのような本を書いているとは意外であったが、読んでみたいという欲求が筆者の内なるなかに芽生えたようだ。
☆ ☆ ☆
その柄谷行人氏は二十世紀の末に「唯物史観・社会主義はイデオロギーだが『資本論』は科学だ」という考えが変わったという。その考えが『世界史の構造』(岩波書店)などの著作で語られている。
序章の「交換様式論」から終章の「世界共和国へ」まで、浅学の身である筆者には難解の内容ではあったが、柄谷氏の考えに触れられたことに満足感を持ち、その余韻は今も残っている。
日常の多忙の中に、時にこのような本に触れてみるのはいかがであろうか…
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「正義のセ」…
当ブログで紹介したこのドラマも今日で最終回を迎える。このドラマを評して「終わり方が平凡で詰まらない…」とか「今一歩だ…」等々のコメントも見かけられたが...
TVドラマを滅多に見ない筆者ではあるが、このドラマは面白く毎回見ていた。
written by Seikoh-Udoku
MB C220d…
納車後2年が経ったC220d。これまでトラブルもなく満足すべき走行性を示してくれている。New Cクラスが登場して4年経過したが、今では街でよく見かけるようになった。
ここ1~2年で新しい道路が多く建設されたせいか、ナビの地図ソフトを更新しなくてはと思いつつ、地図にない場所を走行していくことが目に付くようになっていた... 。
そこで、今回ナビ更新を行った。幸いにして、サービス・パッケージに「地図ソフト更新」が含まれているため費用はかからなかった。
ナビが新しくなると気持ちまでもがリニューアルする。私達の服装のチェンジと同じような感覚だ。
安全装備も充実しているし、燃費もたいへん良いC220d。これからも大切に乗り続けようと思っている。
こんな美しい光景が…
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本、読書…
新聞(6/9付朝日朝刊)の「読書」コーナーに興味ある記事を見つけたので紹介しようと思う。
当ブログで二度ほど紹介しているが、「未必のマクベス」(早瀨 耕著 早川書房)。
単行本の時はあまり売れなかったそうだが、文庫本になって売れているらしい。北上次郎氏(文藝評論家)は「読み始めるとやめられなくなる。これほど素晴らしい小説はそうあるものではない」で絶賛している。筆者も全く同じ思いを持つ。この作品の秀逸さを多くの方々に読んでもらうことは、自分事のように嬉しい。本当の秀作とはこういう作品を言うのだと思う。
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Forever… Superman
当ブログでもお伝えしたように、「スーパーマン」に出演していたロイスレイン役のマーゴット・キダーさんが先月永眠された。既に、スーパーマン役のクリストファー・リーブさんも他界しており、主役と相手役のお二人が天国に召されたことになる。この映画にはたくさんの夢と希望をもらっている。その思いを胸に、この映画を久々に鑑賞した。
この言葉を心の奥にそっと置いておこうと… スーパーマンよ、永遠なれ…
written by Seikoh-Udoku
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