関門海峡…
この海峡は「源平壇之浦合戦」、「巌流島」等の歴史に刻まれた場所でもある。いつもは高速道路上の関門橋を通過しながら、その景観を見ているが、今日は関門海峡全景を見渡せるスポットに行った。
和布刈(めかり)公園… (北九州市HPより)
九州の北端瀬戸内国立公園内に位置し、関門海峡を挟んで対岸間近に本州を望むことが出来る公園です。北九州市を代表する観光地となっており、急流が渦巻く関門海峡、関門橋の壮大な眺めは、多くの人を楽しませてくれます。
また、園内には、全国的にも珍しい塩水を利用したプール、国内最大級の有田焼による壁画「源平壇之浦合戦絵巻」が整備されています。
それでは、撮ったフォトをご覧いただければと思います。
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Mercedes-Benz C200を愛車登録後、『300』を超える「いいネ」を頂きました。有難うございます。
日頃より、BMW X3の登場回数に比べて、圧倒的に少ないC200ですが、お気に留めて頂き有難うございます。
このクルマは発売前に予約し購入しましたので、納車当時は街並みではその台数も極めて少なかったですが、今ではこの車種を街で見かけることがたいへん多くなったと実感しています。家族共々気に入っているクルマですので、これからも愛情をもって乗ってゆこうと思っております。
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本、読書…
この冒険小説は面白い…
「暗殺者の復讐」マーク・グリーニー著 ハヤカワ文庫
評判のグレイマン・シリーズを初めて読んだ。これはシリーズ最高傑作とも言われている作品で、このシリーズ第4弾。世界各国の諜報機関から生命を狙われるグレイマンことコートランド・ジェントリーを主人公にした冒険小説。
読み終わり、冒険小説の醍醐味を味わせて貰った。「娯楽・面白さ」を得たい時にはピッタリの小説と言えそうだ。お薦めしたい一冊。
内容は… (本帯より)
“グレイマン(人目につかない男)"と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、ある男に復讐すべくロシアに赴き、彼の館に潜入した。死闘の末、グレイマンは館を脱出するが、CIAの依頼を受けた殺人組織が追ってきた。だが、不可解なことが起きた。組織の一員で単独行動をとる男、デッドアイがグレイマンを支援し始めたのだ。彼の目的とは? イスラエルの情報機関モサドも闘いに介入し、事態は複雑に。予測不能の展開で描く冒険アクション小説。
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歴史を訪ねる…「フランス革命」
「物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで」
安達正勝著 中公新書
いつの日にか「フランス革命」をじっくり学んでみたいと思っていたので、この本が筆者の勉強の先鞭をつけてくれた。まさに筆者の要求に叶った内容の本と言える。
この本とは… (本帯より)
一七八九年、市民によるバスチーユ襲撃によって始まったフランス革命は、「自由と平等」という光り輝く理想を掲げ、近代市民社会の出発点となった。しかし、希望とともに始まった革命は、やがて恐怖政治へと突入、ナポレオンを登場させ、彼の皇帝即位をもって幕を下ろす。本書は、ドラマに満ちた革命の有為転変をたどりつつ、当時を生きた人々の息づかいな社会の雰囲気を丁寧に追い、革命の時代を鮮やかに描き出す。
著者の安達正勝※氏は「まえがき」の中でこう言っている…
私は、「フランス革命とはどんな革命だったのか」を、出来るだけ具体的実感をもって伝えたい。世界史的な意義を踏まえつつ、「革命のうねり」を追っていきたい(まえがきⅲ)
※註:著者はフランス文学者、歴史家。
読み終わり、歴史の中の「フランス革命」を俯瞰した感じだ。読みやすい文章に助けられながら、この本は筆者の要求・期待を遙かに超える満足感をもたらしてくれた。この本を契機として、筆者の「フランス革命」研究のステップを少しずつ上げてゆこうと思っている。
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---熊本、大分地震について---
ニュースによれば、まだまだ余震に警戒が必要とのことです。地震自体が一日も早く収束することを願ってやみません。
復旧の願いと応援の気持ちを込めて…
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written by Seikoh-Udoku
遠くに見える景色…
BMW X3に乗り、美しい景色を求めて向かった先は…
竜王山公園
(山口県山陽小野田市)
竜王山公園… (山陽小野田市HPより)
竜王山公園の山頂からの眺望は、せとうち夢海道50景にも選ばれた瀬戸内の素晴らしいロケーションが広がる場所です。また、新日本の夜景100選に選ばれた美しい夜景のスポットでもあります。晴れた日には、関門大橋、九州、四国連山が望めます。また、展望台からの360度のパノラマ風景は圧巻。
早速フォトをご覧にただければと思います。
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本、読書…
歴史の「声」が聴こえる名講義
多彩な人物が躍動するダイナミックな日本近代史。
(本帯より)
「明治大正史 上下」中村隆英著 東京大学出版会
4月3日付のブログ上で「昭和史 上下」(中村隆英著)を紹介させて頂いたが、同じ著者が「明治大正史」も書かれている事を知り、期待に胸を轟かせながら読み始めた。
これまで多くの歴史書を読んできたが、この本は明治大正を政治的側面のみならず、経済、社会、文化等においても詳しく書かれているところに、この本の特徴がある。著者の専門は経済学なので、経済面の内容が詳しいのは当然として、筆者が注目するのは二つの点だ。一つ目は、その当時注目されていた文学者(作家)やその作品が具体的に書かれている事だ。文学が好きな方にはたいへん参考になる(筆者も幾冊かは読もうと思った本をテイクノートした)。もう一つは、歴史上の傑出した人物の説明が実に丁寧で分かり易い。
この本は、著者が母校での講義をもとに作られた本なので、教室で講義を聴いているかのような感覚で読めることが嬉しい。著者のお人柄を感じることができる。
少し長いが、この本の概要が要領よく書かれているので引用させて頂いた…
【本書「はしがき」(原朗・阿部武司)より】
統計学、日本経済論、そして歴史学にわたる幅広い分野で活躍され、約2年前に逝去された中村隆英先生の歴史分野での仕事のうち、『昭和史』という作品は独特な位置を占めている名著である。政治・経済・社会・文化を通観して時代の動きを総合的にとらえつつ、その時代とともに生きて歩んできた臨場感にあふれる叙述が、その筆致のここかしこに滲みでて、広い幅をもった読者の心にさまざまな感懐をもたらしたように思われる。『昭和史』をお書きになったのち、先生は「明治大正史」についても同じように総合的な歴史をまとめるご意向をもたれていたことは編者二人も承知はしていたものの、それは実現せずに終わったものと思っていた。ところが、先生はそのお原稿を残されていたのであった。
昭和が1989年で終わり、20世紀から21世紀へ移るころ、具体的には2000年9月から2002年7月にかけて、全4部各10章の構想で40回の講義をされた記録が本書『明治大正史』上・下2巻である。幕末・明治維新から明治国家の成立へ、日清・日露戦争から大正時代へ、時とともに移り行く政治・経済や社会・文化の動きと、それを動かす人びとの営みを、独特の語り口でくっきりと描き出し、明治大正から昭和にかけての歴史の大筋について、中村先生がどう捉えようとされていたかが示されている。
祈りと応援の気持ちを込めて…
---熊本、大分地震について---
震源地からは遠く離れた地ですが、熊本・大分地震を感じたとき、あの『3.11』の激しい揺れを思い出していた。筆者の記憶に今も鮮明に残っている。
あの時、都心のオフィスで遭遇した『3.11』地震により、該当する地方都市全体が危機に瀕し、今も尚その復旧・復興活動がつづけられている。あれから5年を超える時が刻まれている…
⁂ ⁂ ⁂
一日も早い地震の収束と復旧を願っています。
僅かですが、筆者自身が出来る範囲内のことを実行するのみです。
⁂ ⁂ ⁂
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それでは、気持ちを切り替えてドライブへ…
空港から平尾台へ…
ある晴れた日のこと… BMW 320dを乗られているPianoさんとツーリング…
空港で待ち合わせ、久し振りにお会いしたので、小一時間ほどクルマを含めた話をした後、向かった先は平尾台。ここは季節が変わるとその風景に季節を感じる事が出来るのでとても好きな場所の一つ。
撮影スポットでBMW 320dとX3のツーショット。いつもは「景色とMy Car」のフォトだが、「景色とクルマ・ツーショット」もまたいい。いつもは単独走だが、二台のクルマで走りぬいてゆくのも「人との繋がり」and / or「共感」を感じられて心地良いものだと思う。
ツーリング及びその他において、Pianoさん及び奥さんと楽しい時間を過ごさせて頂きました。
Thank you very much for spending a good time during the day.
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本、読書…
最新刊「バラカ」桐野夏生著 集英社
震災のため原発4基がすべて爆発した! 警戒区域で発見された一人の少女「バラカ」。彼女がその後の世界を変えていく存在だったとは――。
ありえたかもしれない日本で、世界で蠢く男と女、その愛と憎悪そして勇気。想像を遥かに超えるスケールで描かれるノンストップ・ダーク・ロマン!
この作品を通して、著者の「震災、原発」についての強いメッセージを感じた。本帯に、私の「震災履歴」は、この小説と共にありました、と書かれてあるように、著者の思いはこの小説に凝縮されている意気込みを感じた。また、「今、この時代に、読むべき物語」(本帯)と書かれているのも、東日本大震災を経験している日本だからこそ成り立ちうる作品であると思う。
桐野さんの小説はこれで3作目かと思うが、これまで読んだ作品はどれも良かった。この作品は、正に「今」読む価値のある作品であろう…と時代が暗示しているのかもしれない。お薦めの一冊である。
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思い出の映画...
映画「孤高のメス」…
堤真一さんの演技が光る
小説もいいいが、この映画は好きだ。堤真一さんが適役で、「孤高のメス」とは上手なネーミングだと思う。ご覧になった方も多いかと思うが、もし、ご覧になっていないのであれば、鑑賞する価値がある作品だと思う。現代医療を考えさせてくれる映画だと思う。この映画を鑑賞後、程良い印象が残る映画の一つになっている。
この映画は… (2010年 東映映画)
現役の医師である大鐘稔彦のベストセラー小説を堤真一主演で映画化したサスペンス・ドラマ。医療に真剣に取り組む地方の市民病院に勤務する外科医が、旧弊な医療現場で困難な手術に立ち向かうさまや、さらに地方医療問題や臓器移植といった現実的な問題を交えながら描く。
written by Seikoh-Udoku
希望という「海」を求めて…
— 祈りと応援という気持ちを込めて —
気持ちの何処かに「希望の灯をこの手に…」という思いが擡げていた。
走りぬけた先は、マリンブルーの海だった。「希望」という海が一面に広がっている。
「希望」という海が、すぐそこで見られるように…
The above photos were taken through RX100 by Seikoh-Udoku.
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本、読書…
歴史を振り返る…
〈世界の中の日本現代史〉
【戦後史の解放Ⅰ】「歴史認識とは何か 日露戦争からアジア太平洋戦争まで」
細谷雄一著 新潮選書
この本でカバーされている範囲は、日露戦争からアジア太平洋戦争までとなっている。筆者はこの期間の歴史にはたいへん関心を持っているので、正に一気読みの現代史という感じを抱いた。そして、この本の特徴は、国内の歴史を世界の事象と同時に論じていることが興味深いし、論ずる視点が左右にぶれることなく、絶妙なバランスをもっていることに「フェア」な感覚を読み取れる。尚、著者は慶應義塾大学法学部教授で、著書も多数出している。
本帯より…
なぜ今も昔も日本の「正義」は世界で通用しないのか―世界史と日本史を融合させた視点から、日本と国際社会の「ずれ」の根源に迫る歴史シリーズ第一弾。日露戦争、第一次世界大戦の勝利によって、世界の五大国となった日本。しかし、国際社会に生じた新たな潮流を読み違え、敗戦国へと転落していく。日本人の歴史認識を書き換える、タブーなき現代史。
⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂
静かな、そして心落ちつく物語…
---この職業についている方に敬意を表して---
「調律師」熊谷 達也著 文藝春秋
直木賞作家でもある熊谷 達也さんは仙台在住。3.11を描く小説で、7編の連作短編集で構成されている。この作品の新聞連載中に3.11が起き、作家の心中に変化が起こってゆくことが短編小説の中に感じ取ることが出来る。心静かな作品。
本帯には…
ある出来事がきっかけでピアノの音を聴くと「香り」を感じるという「共感覚」を獲得した調律師、鳴瀬の喪失と再生を描く連作短編。
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忘れられない映画…
「ある日どこかで Somewhere in Time」(1980年米映画)
ご覧になった方はおられるだろうか… 美しい映画の一つとして、筆者の記憶の中で生き続けている… 大ヒットした作品ではないがこの上なく美しさを感じる…
ストーリー…
母校で初演を迎えていた新進の劇作家リチャードのもとへ現れた老婦人は、金時計を手渡すと“帰ってきて”という言葉を残し去っていく。数年後、再び母校を訪れたリチャードはその町のホテルで一枚の肖像画に心を奪われる。そこに描かれた美女エリーズは、かつての老婦人の若き日の姿だった。日増しに膨れ上がる“彼女”への想いに苦しむリチャードは、ついに時間の壁を越えエリーズと出会う……。
全編で流れているピアノがこの映画を静かに、美しく引き立てている。その音楽は「ラフマニノフ パガニーニの主題によるラプソディー Op 43より 第18変奏」。この曲を聴かれると懐かしい思いを持たれる方が多いのではないだろうか…
主演はクリストファー・リーヴ、共演はジェーン・シーモア。この映画には、この女優の存在が重要で、筆者は「ジェーン・シーモア」に心を奪われほどに酔いしれ、大人の香りを漂わせている美しさに、今も尚魅了されている。忘れられない映画とは、こういう映画のことを言うのではないだろうか…
written by Seikoh-Udoku
祈りと応援の気持ちを込めて…
熊本を震源とする地震が発生し、今なお余震が続く中で、多くの人々によって賢明な救出・救済活動が行われており、また復旧作業が段階的に始まっています。
この地震によって、尊い命をなくされた方々に対し謹んでご冥福をお祈り申し上げると同時に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
そこで、上記の事態に鑑み、当面ブログ・アップを控えようと考えましたが……
熟慮した結果、こうしようと結論づけました…
ブログを更新してゆこうと… 一日も早くこの地震が収束しますように、また救出・救済活動及び復旧作業が着実に進みますように、筆者なりの「祈りと応援の気持ち」を込めて…
一方、僅かながらでも筆者の出来ること(募金等)はしてゆこうと思っています。
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文学碑を散策…
4/11付当ブログ上の「薄暮の迫る街を… 桜」で紹介した高塔山公園に再び訪れてみた。咲き誇っていた桜は散り、初夏を感じさせる雰囲気を漂わせていた。
今回の訪問は、この公園内にある作家の文学碑を訪れる為だ。その作家とは、以前当ブログでも紹介したことのある「火野葦平」さん。
文学碑は風景を見渡せる場所にひっそりと佇んでいた。昭和35年1月23日に53歳という若さで自死した火野葦平さんは、ここに静かに眠っている。
高塔公園と火野葦平文学碑のフォトをご覧いただければと思います。
火野葦平さんの著作では「麦と兵隊」、「土と兵隊」、「革命前後」を読み終えているが、その後、古本で購入した「アメリカ探險記」(雪華社)を読んでみた。
終戦後、火野氏がアメリカ国務省の招きでアメリカの5つの都市を訪れた時のことを書いたエッセイ。昭和34年に出版された本なので、火野氏が亡くなる1年前に出版された本と言うことになる。ホノルル、サンフランシスコ、ワシントン、ニューヨーク、ボストンの都市の風景が火野氏の軽妙な筆致で綴られている。当時としては珍しい訪問記。
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本、読書…
国際金融に興味のある方には…
「巨大投資銀行 (上下)」黒木 亮著 Kindle版(角川文庫)
この小説も実に面白い。著者は、銀行、証券、商社の場で国際金融を実際に動かしてきた経歴をお持ちなので、リアルなストーリーに目が離せない。国際金融に興味を持たれている方は勿論のこと、そうでない方にも存分に楽しめる作品だ。読み出すと止まらない…
筆者は「Kindle版」で読んだが、頁を捲る感覚がとても良い。さぁ、この作品に興味をお持ちの読者は、文庫本で読むか、Kindleで読むか… お薦めの一冊には間違いない。
巨大投資銀行(上下)
米投資銀行とは何か。巨額の利益を吸い上げる“金融工場”の舞台裏では何が起きているのか――。バブル経済崩壊から今日に至るまでに、米・日金融戦争の最前線で繰り広げられた攻防を描いた経済小説。国際金融マンから作家に転身したという著者ならではの取材力で、ストーリーには実在する組織や史実が巧みに織り込まれている。
主人公は、米投資銀行での出世競争を勝ち抜きながらも、ついには祖国に戻り邦銀再生に立つ桂木英一。竜神宗一は、裁定取引(アービトラージ)で巨額の利ざやを稼ぐ伝説のディーラーだ。史実と重なる企業買収劇や経済事件の顛末はもちろん、事実報道のみではうかがい知れないであろう、当事者たちの心の内をも描き出していく。
⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂
困難に立ち向かう医師達の感動のドラマ…
繰り返しになるが、医学、医療には関心を持ち続けているので、この本に出会い一気に読んでしまった。
現役の医師が描く「医療の危機」(本帯)というメッセージには十分理解が出来る内容だと思う。リアルに再現された産科医療の現実がノンフィクションに限りなく近く描かれている。
医療・医学の専門的知識がある、なしに拘わらず、迫真の医療現場を身を置くことが出来る。なかなかの秀作だと思う。
簡単なストーリーは… (本帯より)
大学病院に勤める女性産科医・柊奈智は、深夜の当直で容態の急変した胎児を救うために緊急帝王切開を行なう。それは、生死を分けるギリギリの判断だった。だが、それから悪夢が始まった。過酷な勤務の中、次々と奈智を襲う試練。そして、ついに迎えた医療における最大の悲劇にショックを受けた奈智は…。現役の医師が、圧倒的な迫力で描く医療サスペンス。
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