ソフトシェルクラブ…
週末のある日、家族三人でショッピングと食事を目的に小倉駅周辺へ行って来ました。
東京で勤務していた頃、アシスタントの慰労を兼ねてよく南国酒家を利用していました。中華料理のお店ですが、どの料理も美味しく、楽しいひとときを過ごせる場所でもありました。
その南国酒家が小倉駅前のビルにあることを知って以降はたまに訪れています。今回のお目当ては「ソフトシェルクラブ」(写真大)です。たいへん美味しく頂きました。
ソフトシェルクラブとは脱皮直後の蟹のことで、それを揚げたものです。
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本の世界…
「隠蔽捜査 8 清明」今野 敏著 新潮社 kindle版
待ち望んでいたこのシリーズ。主人公の竜崎が神奈川県警に赴任するところから物語がスタートします。期待通りの面白さでこれこそ一気に終盤まで読み切りました。異色のキャリヤ官僚の設定が、面白さに繋がっているいるのだと思います。
「神奈川県警の刑事部長に着任した異色の警察官僚・竜崎伸也。着任早々、県境で死体遺棄事件が発生、警視庁の面々と再会するが、どこかやりにくさを感じる。さらに被害者は中国人と判明、公安と中国という巨大な壁が立ちはだかる。一方、妻の冴子が交通事故を起こしたという一報が入り…」(本帯より)
この小説を読んでいると、警察内での様々な軋轢のある中で、信念を貫き通している竜崎に自然と拍手を送っていることに気がつきます。次回作品も楽しみになりました。
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日頃より、実践していること…
ショッピング・センターなどに行く場合、入り口から比較的遠い位置にある、しかも左右前後空いている駐車場スペースに駐車する。クルマのリスクを避けることもあるが、出来るだけ歩きたいという思いがある。また、広いショッピング・センターの中でも極力歩くように心掛けている。
もう一つ、ここ数年実践していることは、常用として薬を服用していない。勿論サプリメントの類も飲んでいない。緊急措置として必要な場合以外は、薬という名のつくものは一切服用していない。人間の身体に内在する自然治癒力を可能な限り促すような行動をとりたいという考えからなのだが。
寿命というか、運命というか… そのようなことを信じている。ただ、そうであるから何もしなくていいと言うことではなく、身体が動くうちは精一杯ポジティブに過ごそうと… それを日々実践している。
written by Seikoh-Udoku
毎日1~2時間ほどフルートを吹いている。教則本を復習してゆくのがとても楽しいし、予習もまた楽しい。
時々、CDから流れる伴奏にのって馴染みのある曲などを吹くのも楽しい。フルートを吹いていると、あっという間に時間が経ってしまう。
☆ ☆ ☆
全日本卓球選手権で早田ひな選手が優勝。準決勝で伊藤美誠選手、決勝で石川佳純選手を破り見事優勝した。応援していたのでたいへん嬉しい。
☆ ☆ ☆
このところ、ガソリン代が高騰している。筆者の乗っているC220dはディーゼル燃料で、ガソリンに比べて価格が安い(今日現在のコストコ会員価格108円)。たいへん有難いことでもあるし、燃費の良さにも満足している。
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本の世界…
「暁天の星」葉室 麟著 PHP研究所 kindle版
病と闘いながら、66歳で亡くなった葉室 麟さんの最後の作品(未完)であり、陸奥宗光を描いた貴重な作品。この本を知ったときには、迷わず読もうと思った。しかも、テーマが 「陸奥宗光」なのでその思いは強くさえあった。
「明治新政府で外務大臣として欧米列強と対峙し、不平等条約の改正に尽力した陸奥宗光――。日本の尊厳を賭けて強国に挑んだ陸奥の気概は、どこで育まれたものなのだろう。陸奥が生まれたのは幕末の紀州。坂本龍馬に愛され、海援隊で頭角を現し、明治新政府では県知事などを務めたが、政府転覆を企てたとして投獄されてしまう。そんな不遇の時代を経て、伊藤博文内閣のもとで外交官として、その才能を花開かせる。外務大臣となった陸奥は、日本を欧米に伍する国家にすべく奔走するのだが……」(本帯より)
未完ながら葉室麟さんの溢れる思いが感じられる作品であった。巻末の「刊行に寄せて」の中で、病に苦しみながら陸奥宗光を書いていた葉室 麟さんの様子などを長女の葉室涼子さんが綴っている。
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映画「リチャード・ジュエル」…
クリント・イーストウッドが監督したこの映画を公開初日に観てきた。『ハドソン川の奇跡』及び『運び屋』は今でも印象に残っているが、今回の映画も実話に基づいて製作されている。
1996年のアトランタ・オリンピックで起こった爆破テロ事件の「真実」を描く内容となっている。一人の純朴な主人公が、FBIから罪を着せられてゆく過程に恐怖 ・戦慄が走る。実話が故に、半端ではない迫力が伝わってくる。マスコミの集中砲火とFBIの執拗な捜査・取調により、本人及び家族(母)は精神的・肉体的に追い詰められゆく… 冤罪はこうして作られてゆくのか…
考えさせられる内容の映画だった。取調に際し、弁護士が立ち会い、被疑者を防御・弁護している姿は欧米では普通の光景になっているが… 。一方、日本の刑事司法制度では、捜査機関の取調に際し、弁護士が立ち会うことが許されていない現状をどう考えるべきなのだろうか…。様々な思いを巡らしながらエンドロールを見ていた。
written by Seikoh-Udoku
別格本山 鎮国寺…
弘法大師所縁のお寺であることを知り、新年早々訪れてみることに…
鎮国寺は宗像大社から近く、小高い山の上にあります宗像市の公式な案内にはこう記されています。
「鎮国寺は弘法大師(空海)が中国より帰朝した大同元年(806年)、日本で最初に創建したと伝えられる真言宗最古のお寺。寺には弘法大師の作と伝えられる『不動明王立像』(国指定重要文化財)等々があります」(抜粋)
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逃亡…
新年早々、この言葉が日本のみならず世界中を駆け巡った…。逃亡という言葉から、筆者はこの映画を瞬間的に思い浮かべた… 1993年公開のアメリカ映画「逃亡者」だ。
妻殺しで死刑判決を受けた医師リチャード・キンブル(ハリソン・フィード)は、刑務所への移送中に事故に遭遇し逃亡する。逃亡しながら真犯人を捜し、無実を晴らすストーリーなのだが。逃亡するハリソン・フォートは勿論のこと、連邦保安官役のトミーリー・ジョーンズの演技が光っていた。公開当時映画館で観ていたが、こうして久し振りに観てみると、その面白さは色褪せてはいない。
ところで、レバノンに逃亡したカルロス・ゴーンの今後は、どういう展開になってゆくのだろうか…
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話題沸騰のこのテーマについて… 日本の刑事司法
(関心のない方はスキップ、無視して頂ければと思います)
ゴーン事件が世界中に報道されるにつれて、日本の刑事司法制度に注目が集まってきている。巷では、人質司法という言葉が溢れている。勾留が異常に長い、取調に弁護士の立ち会いが許されていない等々。国際世論からみると、日本の刑事司法のあり方は異様と考えている人は少なくないであろうと容易に推測できる。つまり、欧米諸国では、取調には弁護士の立ち会いが認められており、勾留も限定的になされているという事情がある。
翻って、筆者が刑事法学を学んでいた頃は、『団藤重光』及び『平野龍一 』の刑事訴訟法が一番読まれていた基本書であったと思う(※註1)。
※註1:当時、刑事法を学ぶ者にとっては、このお二人を知らない人はいないほど著名な学者であった。団藤重光は、東大教授を経て最高裁判事になり、後に文化勲章受章。平野龍一 は東大教授を経て東大学長になり後に文化功労者となる。敬称は略させて頂いた。
お二人はいずれも故人となっているが、現在注目が集まっている「日本の刑事司法」に関して、この二大巨頭はどのように考えていたのだろうかと気になり、文献を調べてみると… 平野龍一が1985年に書かれた「現行刑事訴訟の診断」(※註2)という論文を見つけた。
※註2: 団藤重光博士古希祝賀論文集第四巻(有斐閣)。大学図書館まで足を運び閲覧してきた。参考までに本や論文を引用するときは、引用者自身が原典を読むことが必要で、それなくして引用するのは孫引きと呼ばれ、してはならない。
冒頭にこんな下りがある…
「現行刑事訴訟法は、欧米の刑事訴訟法、いわばその「文化的水準」に比べると、かなり異状であり、病的でさえあるように思われる。では、どういう点が異状であり病的であるのか、わたくしなりの診断を述べてみることにしたいと思う…」(前掲書407頁)
以下、その核心が詳述されており、関心のある方はこの論文をご覧頂ければと思います。そして、最後にこう締めくくっている…「わが国の刑事裁判はかなり絶望的である」(前掲書423頁)。
かなり刺激的な言葉であるが、これは平野龍一という刑事法学者の見解である。これが妥当であるかそうでないかは言うつもりはないし、またその資格もない。ただ、物事(特に人権)を考えるときには、当然ながら一方の意見ばかりではなく、それ以外の意見にも耳を傾けることが大切であると思っている。多様な考え方が尊重される環境でありたいと願うばかりである。
written by Seikoh-Udoku
君のために…
「君のために」※という曲は、若かりし頃ギターを弾きながら口ずさんだ大好きな曲なのだが。この曲が昨年リリースされた竹内まりやさんのアルバム”Turntable”の中に収録されている。
※加山雄三さんが作曲し、歌唱している曲で、岩谷時子さんが作詞をしている。
「蒼き海に向かい、君のために誓う…」で始まる詞に青春色のメロディが重なる… 誰しもが持っている若かりし頃の淡い恋の思い出… そんな懐かしい思いをこの曲は感じさせてくれる。
MB C220dを走らせるときには、この曲を聴くことが多い。この曲を聴くと、ごく自然に身体が海を求めるようになる。
過去、現在、未来が交錯する光景の中に自身を置き、懐かしい人々が蜃気楼のように出現し、消失する… それは波が押し寄せ、引いてゆくかのように…。
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本の世界…
今年も読み終えた本を中心に、本を紹介していこうと思っています。何らかの参考になれば幸いに思います。
さて、下記二冊は新年になって読み終えた本であり、本年最初の紹介となります。
「もっと音楽が好きになる上達の基本 フルート」
神田寛明著 音楽之友社
昨年の四月、何十年来の念願が叶ってフルートを手にしました。フルートから流れる音色はたいへん魅力的で、フルートを吹きたいという願望がやっと叶うことになりました。
4月からインストラクターのレッスンを受けながら、年末までの8ヶ月間で基本を中心に練習し、一冊の教則本を終了しました。まだまだ未熟ながら楽譜も読めるようになり、初心者レベルの曲であれば吹けるようになりました。教則本とは異なり、下記の本はフルート上達のための頭脳トレーニングとして読んだものですが、学ぶべきことが多くたいへん役に立ちました。
近現代日本を史料で読む 「大久保利通日記から「富田メモ」まで
御厨 貴編著 中公新書
本書は、明治維新から昭和に至る貴重な史料40数点を取り上げ、その分野の専門家たちが紹介・解説したものです。中でも大久保利通日記、木戸孝允日記、原敬日記、浜口雄幸日記、重光葵関係文書、石橋湛山日記等々はたいへん興味深いものがあります。これらの史料を読みますと、そこから歴史が創られてきたきたことが分かります。新年早々に読んだ歴史に関する本としては、筆者にとっては丁度良かったと思います。今年も、幕末から昭和に至る歴史を筆者なりの視点で紐解いていこうと思っています。
written by Seikoh-Udoku
Happy New Year…
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
4日になって少しずつ始動という感じです。初夢は思いもよらない人が出てきたり、今年のお正月は天候にも恵まれました。
元旦には、大好きな絶景スポットに行きました。当ブログをご覧頂いている方には馴染み深い場所になっているかと思いますが、ここでの眺望がこの上なく美しいと思っています。
高塔山公園展望台からの眺望
澄み切った大気の中で、遠くをじっと眺めている… これから始まる2020年を。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
TVドラマ “The Good Wife”…
昨年暮れに見始めたこのドラマがとても面白い(アマゾン・プライムビデオで配信)※。この題名からは、何か日常の静的な女性ドラマを想像してしまうが、内容は筆者の予想を遙かに超えるものであり、シーズン1(エピソード23)を一週間もかけないで見終えてしまった。主人公は題名にもあるように妻でもあるが、弁護士という職業を持っている。この主人公を中心にした法廷・政治ドラマであり、アメリカの法制度、裁判制度等が分かり易く理解できる。日本の民事・刑事司法制度の中で暮らしている筆者には、アメリカの裁判制度がこのドラマを通して見ると とても新鮮に思える。
※ CBSが2009年9月から2016年5月(シーズン1~7)の間放映し、大ヒットしたドラマ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
感動を…
東京箱根大学駅伝から、新春早々の爽やかな感動をもらった。筆者はこの言葉を思い出していた...
「ラッキーとは、準備をした者だけに与えられると…」
これは、優勝した青山学院大学のチームばかりではなく、完走した全ての大学のチームに送られる言葉だと。
学部生時代、神宮球場で大学野球選手権が行われたとき、たまたまその年に母校が出場したので、学友みんなと共に神宮球場まで応援に駆けつけた。試合は負けてしまったが、あの時の感動が忘れられない。駅伝には母校は出場はしていないが、あの時と同じような感動を感じてしまう。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
年々、自身の行動範囲が狭まってきていることを感じる。そんな中、本の世界は依然として大きな可能性がある。腰痛の影響で読む本の数は減ってしまったが、それでも昨年は130冊の本と出会った。今年はどんな素敵な出会いがあるのか楽しみだ。昨年同様に、ブログを徒然なるままに綴っていこうと思っています。
written by Seikoh-Udoku
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