記憶から写真へ…
見たものを記憶に残しておくことは素晴らしいが、時の経過と共にその記憶が薄らいでゆく… 写真の世界は無限に近く、10年前の思い出が瞬時にしてPC上に懐かしい画像を提供してくれる。なんだ… 当たり前のことじゃないか… と言われればその通りなのだが、筆者にはとても尊いもののように思えて仕方がない。理屈ではなく、これが筆者の今の心境なのだから…。
☆ ☆ ☆
撮影機材をカメラ専用バッグにいれて、撮影に出かけるのが楽しみだ。最近では大中それぞれの三脚はいつも車のトランクに積んでいる。今のカメラはとても性能が良く、綺麗な写真が簡単に撮れてしまう。
今年になってから一眼レフに復帰した。オート・モードでも綺麗に撮れるので、しばらくはその機能を利用していたが、今は「絞り」を優先的に考え、ほぼマニュアル・モードで使っている。写真のテクニカルな部分は学べば学ぶほど面白い。試行錯誤を繰り返しながら写真を楽しんでいる。
下記の写真は3日前に撮影したものだが、目下のところ「夜景」の神秘的な美しさに魅了されている。周りには人の気配もなく、シーンと静まりかえっている中で写真を撮ることに「歓び」を感じている。
最近購入した首から掛けるタイプのLEDライトで手元を照らしながら、撮影機材の準備を始める。絞りを考え、シャッター速度、ISO、WBを決めていく…。ケーブル・スイッチでシャッターを切り、ライブビューで結果を見る。この一連の作業自体が楽しい。これで終わらない。自宅に帰り、MacBook Proで撮り終えたばかりの写真を見るのが更に楽しい時間だ。
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読書は愉しく…
土方歳三研究…
「官賊に恭順せず 新撰組土方歳三という生き方」
原田伊織著 角川書店Kindle版
「明治維新という過ち」の著書を持つ原田氏の新著で、この著者の「土方歳三」論を読んでみた。薩長を中心にした官軍を賊軍という刺激的な表現・言葉を使ってはいるが、内容自体は、研究書としての質も高く、興味深い箇所もあり良かったと思う 。歴史には様々な見方があるのはごく自然であるし、それはそれでいいと思う。一方だけに偏して考えるのではなく、多様性をもって歴史を見ることは必要かと思う。そういう意味で、この著書はたいへん有益で、さらに「土方歳三」に惚れ直してしまった。
「あとがき」の中で、著者は「土方歳三は、ひょっとしたらAB型ではないか、或いはB型かもしれない」(前掲書262頁)と書いているのに注目した。というのは、B型の特徴として「個性的で、信念を持って行動する」ということが血液型解説本に書かれているからだ。当たっているかどうか分からないが、これらの血液型の人は、ひょっとしたら「土方歳三」の因子をほんの僅かでも持っているのかもしれない…。考えるだけで楽しくなる。
written by Seikoh-Udoku
名所巡り…
晴天に恵まれたので、午後1時過ぎに「名所巡り」に出かけた。今回のメイン・テーマは「涼」。さて、どんな「涼」に出会えるのか今から楽しみ。
ゆっくりとした気分でsmart forfour turboのハンドルを握った。パノラミックルーフの外は暑いが車内は快適。途中までは高速を使ったが、その高速も降り、あとは全て一般道を走った。車が少ないせいか思う存分「駆けぬける歓び」を味わうことが出来た。RRのターボ・エンジンが今日も力強く、心地良かった。
☆ ☆ ☆
青の洞門…
ここを通ったことはあるが訪れたことはない。と言っても、今日は、対岸側からその全体像を見たに過ぎない…。他日、碧の洞門そのもの(川の向こう側)を訪れようと思う。ただ、その雰囲気だけは十分感じられた。
☆ ☆ ☆
慈恩の滝…
(大分県日田郡天瀬町赤岩)
今日のメイン・テーマである「涼」に到着。二段式滝で、豊かな水が細かいしぶきをたてながら流れ落ちる様が勇壮。訪れる人は少ないのかなと思っていたら、アジアからの観光客で結構賑わっていた。
慈恩の滝そのものが素晴らしい。
滝の裏側を通ることもできるし、落ちてくる水音が耳に優しく入ってくる。「涼」を感じて頂けたであろうか…
☆ ☆ ☆
日田天領水の里 元氣の駅…
次に向かった先は、家族から頼まれた物を買い求める為に寄ったに過ぎないが、筆者には思い出の場所でもあった。2年以上前になるだろうか、BMWオフ会に参加して間もない頃だったと思うが、集合場所になった場所がここだった。当時乗っていたBMW Active Hybrid 5 M Sportが懐かしい。
そんな思い出の場所を再び訪れたことは、遠い存在になりかかっている記憶に、そよ風が吹いたような爽やかさを感じた…。
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読書は愉しく…
日航123便はなぜ墜落しなければならなかったのか…
「日航123便 墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」
青山透子著 河出書房新社
1985年8月12日、日航ジャンボ機123便は御巣鷹山の尾根に墜落した…
この衝撃のニュースはあっという間に日本中を駆け巡った。
あれから32年が経過したが、筆者にとっても忘れることはなかった事実でもある。況んや、遺族の方々には辛く、決してその悲しみは癒えることのない日が続いているかと思うと言葉を失ってしまう。そんな中、この本の存在を知った。
日航機123便墜落事故原因に迫る新事実! この事故は「事件」だったのか!?
驚愕の真相とは…? (本帯より)
元々、この墜落事故(著者の青山氏によれば、「事件」と言う事になるが)には高い関心をもっていたので、さらにこの衝撃的な見出しに驚きを覚えながら一気に読み終えた。
多くの目撃証言から真相へ迫っていくアプローチに説得力がある。この墜落事故には、幾つかの疑問が噴出していて未だに明確な回答が出されていないのも、事故ではなく「事件」の可能性を感じさせるものがある。それらの疑問点の詳細はここでは触れないが、この本で提起している可能性は全くないとはいいきれないのではないか… 筆者にはそれを検証する材料も、またその専門的知識もないのだが。
いずれにしても、この事故(or 事件)を決して風化させてはならないという著者の執念がこの本を書かせたのだろう。一読の価値は十分あるかと思う。尚、著者は、事故(or 事件)当時、生存者の一人である日航客室乗務員落合由美さんの同僚であった。
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映画「ワンダーウーマン」を鑑賞…
この映画の封切を楽しみしていた。映画の詳細は省略するが、冒頭の「戦闘シーン」の迫力に感動しながら、一気に駆けぬけたようなエンターテインメントだった。面白かったので「最後の音楽と字幕」が終わるまで席に座っていた。筆者にはそのくらい大きな「満足感」が得られた映画だった。
The photos were posted from the Internet.
痛快・娯楽映画の醍醐味が十二分に楽しめた。帰る足取りも軽やかそのものだったことは言うまでもない。
夕暮れ近く、公園展望台へ…
その日は天候が落ち着かず曇りで出発したが、途中わか雨に遭い現地での天候を心配した。幸いにも雨は止んだが、雲が被うような空模様になっていた。強い日差しよりも、曇りぐらいがちょうど良い。展望台に上がってみると気持ちの良い眺望が広がっていた。時刻は午後4時過ぎだろうか、10台ぐらいのキャパシティのある駐車場はほぼ埋まっていた。ここの夜景は有名だが昼間もいい。ここは足立公園(小倉北区)の展望台。
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読書は愉しく…
父子の絆を…
「Aではない君と」薬丸 岳著 講談社文庫Kindle版
少年犯罪は、成人が適用される刑事手続きではなく、少年法の下での少年審判で行われる。その過程が進んでゆく描写の現実性が鋭く、その展開に目が離せない。少年犯罪に向き合ってきた著者の真摯な姿勢が胸を打つ内容となっている。この作品は、2016年度吉川英治文学新人賞を受賞している。
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夜景も素晴らしかった…
夜道を走るのは昼間の感覚と全く違う。公園入り口近辺から展望台まで対向車はなく、LEDのヘッドライトだけが前方を照らしながら走行。やっと足立公園展望台に到着。撮影機材を持ちながら、木製の展望台の最上部まで上がった。目の前に広がる夜景は素晴らしい…。この感動が味わえるので、夜景の魅力から離れられない。
夜間撮影もその回数が増えていく毎に、自分なりの工夫やコツを掴んでいく。面白い…と感じながら次に訪問地を巡らせていた。
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ひとりごと…
さる方のブログを見ていたら、またまた甘い誘惑に駆られるものを発見した。
かき氷なのだが、これまでいただいたかき氷とは全く違う感触。口に入れた感覚が「ふわふわ」としているので驚いてしまった。「氷」を窮極に近い状態にまで細かくした結果なのだろう。出来上がりまで少し時間を要するのはこれが理由。通常のかき氷よりはやゃ贅沢な価格設定になっているが、筆者は大満足だった。近いうちに、他の種類のものも頂こうと思っている。尚、スプーンが二つあるのは、Wifeに付き合ってもらったせいだ。
written by Seikoh-Udoku
夜の門司港レトロ…
ここ門司港レトロは、当ブログでも何回かアップしています。観光としてはもちろんのこと、歴史に触れられる地としても味わいのあるスポットだと思います。
さて、今回は「夜」にフォーカスした門司港レトロを写真で綴ってみました。門司港レトロの夜景写真は初めてです(展望台から撮った門司港レトロ全体の夜景写真はブログアップしたことはありますが)。
門司港レトロを散策している気分になって、夜の雰囲気を味わって頂ければと思います。
☆ ☆ ☆
夕方に自宅を出発し、この空に遭遇…
ちょうど良い頃合に門司レトロに到着。昼間とは違い、海に反射する明かりが神秘的。ゆっくり散策するのは気持ちがいい。
対岸の下関側の夜景(下記3枚の写真)…
門司港レトロに戻り...
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読書は愉しく…
この歴史を読んで貰いたい…
「黄砂の籠城 上下」松岡圭祐著 講談社文庫
ここにまた歴史を知る素晴らしさをリマインドさせてくれる本に出会った。一人の歴史上の人物が登場するが、刻々と進む内容に魅せられ、この本も一気に読み終えた。歴史の教科書ではほんの少ししか記述されていない「義和団事件」に関連する物語。
要約した内容は…
1900年春、北京では外国人の排斥を叫ぶ武装集団 義和団はその勢いを増していく中、教会を焼き討ちし、外国公使館区域を包囲し暴徒化していった。ばらばらになっていた列強11カ国を実質的に纏めていったのは、新任の駐在武官の陸軍中佐 柴五郎率いる日本だった。公使館区域での籠城の結果は…
歴史を知ることは、今更ながら凄いことだと思う。このような傑出した人物の足跡を知る機会が持てたことに感謝したいと思う。
クロード・マクドナルド(初代イギリス駐日大使)は公式声明の中で、陸軍砲兵中佐 柴五郎の頭脳明晰なリーダーシップを讃え、11カ国の中で、日本は真の意味で規範であり筆頭であった、と述べている。実在した人物が歩んだ道を辿っていくと、「歴史」に通じる。それは一人の人物を偶像化するのではなく、その足跡から歴史を知ることこそが尊いと考えるからである。歴史の一断面を知る機会を与えてくれた貴重な一冊だと思う。
written by Seikoh-Udoku
夜… 思わぬ出会い
ある日のこと、好きなスポットへ夜間撮影に出かけた。昼間は幾度となく来ているが、夜は圧倒的に少ない。ここに滞在すること20分ぐらいであろうか、通り過ぎたクルマは1台だけ。ライト・アップされている液化天然ガス基地※がある為、防犯上は不安はない。
※註:ひびきLNG基地(環境に優しい天然ガスを安定的かつ効率的に供給するエネルギー広域供給拠点)
☆ ☆ ☆
もう一つのスポットまでクルマを走らせてみた。ここも幾度となく来た場所。海が綺麗な場所だ。ただ、夜は今回が初めてだ。
遠くの方に見える明かりを光源に撮影機材をセッティングし、夜間撮影シフトでケーブル・スイッチを押した。画像モニターで確認すると、何かチカチカと輝いているものが映っている…。あっ、そうか関門海峡花火大会なんだと…
かなり離れた距離での花火だったので、持ってきた望遠ズームに替えシャッターを切った。思わぬ花火のプレゼントに大満足。関門海峡付近はおそらく大混雑であったと思うと、筆者にとっては最高のロケーションになったようだ。
花火大会も終わったようだ。この光景も美しい… 工場群はひっそりと明日の活動に備えているかのように…。
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読書は愉しく…
国際政治のフィールドから…
「乱流のホワイトハウス トランプ vs. オバマ」尾形聡彦著 岩波書店
北朝鮮と米国の軍事的緊張関係が高まる中、この本が出版された。日本人記者として、ホワイトハウスに最も食い込んだジャーナリストが、オバマ、トランプの二つの政権の交錯と確執から見える暗闘を描き出している。
何かと話題になっているトランプ氏に纏わる様々な話題からロシア疑惑、大統領弾劾の行方までが書かれている。リアルな状況が目に浮かぶようだ。
筆者は、第6章の「オバマはなぜ広島に来たのか」に高い関心を持った。と言うのも、オバマ広島訪問の直後、筆者も広島へ行きこの訪問の意義を感じていたからだ。広島訪問に至るまで、スピーチ原稿を何度も見直しながら、広島訪問に深い思いを抱いていたオバマ氏を見た思いがした。
喫緊の国際情勢に呼応するかのような内容… ページを捲る瞬間にも「今そこにある危機」を考えながら読むことが出来た。今回、出会ったこのノンフィクションは、筆者にとってはタイムリー且つ有益な内容だった。
written by Seikoh-Udoku
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