このところ、筆者の住んでいる地方では雨に見舞われる日が続いております。万が一でも災害に繋がらぬよう祈るのみです。
そんな中、晴れわたった頃合いをみてクルマを走らせました。そこは幾度となく当ブログでは登場していますが、たいへん好きなスポットです。
到着すると… 初めて見る船が停泊していました。
希望が湧いてくるかのような光景に思わずシャッターを切っていました。見ているだけで気持ちが爽快になりますし、このところの悪天候を一瞬ですが振り払ってくれたような思いになります。
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本、読書…
歴史を識り、思う…
好きな歴史上の人物を(本を読み)紐解いていくと、活き活きとした「歴史」が見えてきます。幕末から昭和にかけて高い関心を持っている筆者には多くの人物が興味の対象になってきました。その内の一人にこの人物がいます… 児玉源太郎。
筆者の関心は、児玉源太郎が単に日露戦争に大きな功績があったということを超えて、日本の将来に高い識見を持っていたと言うことにあります。さらに、新たに見つかった史料 「児玉源太郎関係文書」によってその実像がより詳細に分かって来たということも嬉しい限りです(近々その本を読む予定)。
「児玉源太郎 神謀と奇略の大軍師」中村 晃著 PHP文庫
児玉源太郎に関する本は既に10冊以上は読んでいるだろうか… その所縁の地(現山口県周南市児玉町)へも足を運んでいます。この本は児玉源太郎のみならず、幕末から明治にかけての歴史書を読んでいるかのような内容になっており、たいへん有益であり良かったと思います。児玉源太郎をより深く識りたいと思っている筆者には大いに役立ちました。
「新興国家・明治日本が、存亡を賭けて戦った「日露戦争」。国力において、あらゆる面で優るロシアとの戦いは、“敗れて当然、勝つのは奇跡”とまで言われ、日本にとってはまさに、乾坤一擲の大勝負であった。その陸戦における参謀本部の頭脳として、“奇跡実現の演出”を行なった男、児玉源太郎の天啓とも言うべき智謀の生涯を鮮烈に描き上げる」(本帯より)
written by Seikoh-Udoku
安心、安全…
このところ、様々な事故・事件が起こっており、クルマを運転するときにはより一層注意をするようにしています。ドライブ・レコーダーは必須の機器になってきたように思います。
一方、我が家は標準的な中規模の戸建て住宅ですが、新築時には警備保障会社と契約しました。既に12年が経過しましたが、幸いにも何事もなく安心して暮らしております。セキュリティには多少のコストは掛かりますが、安心・安全を届けてくれているようです。
左の写真は門扉に貼付してある「セキュリティ」のステッカーですが、こんなにも色褪せてしまいました。12年という月日の経過は我が家の歴史を感じさせてくれます。
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ドライブが楽しい…
この日のドライブは130㎞程でしたが、走りぬける歓びを久し振りに味わいました。高速を走行し、ワインディングな道を走りぬけゴールに到着。
帰りは来た道とは違う道を選択。途中寄り道をしながら3時間半ほどのドライブを楽しみました。それにしても、C220dのシートは筆者の腰にジャスト・フィットです。
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本、読書…
「T.R.Y」井上尚登著 角川文庫
この作家の小説「ポーツマスの贋作」を読んで以降、この小説が二作目になります。この作家の小説には必ず歴史上の人物が登場するところが魅力的で、特に「ポーツマスの贋作」では「小村寿太郎」が登場しています。
さて、この小説は第19回横溝正史賞を受賞しており、しかも全選考委員の大絶賛を受けての受賞と言うところにこの作品の凄さを感じます。
「1911年、上海。服役中の刑務所で暗殺者に命を狙われた日本人詐欺師・伊沢修は、同房の中国人・関(グアン)に助けられる。その夜、伊沢は革命家である関からある計画への協力を要請された。それは、革命のための武器の調達。それも、騙し、奪い取る。そのターゲットは日本陸軍参謀次長…(略)」(本帯より)
最後まで気の抜けないストーリー展開で、どんでん返しも用意されています。ほぼ一気に読み終えました。たいへん面白い小説でした。
written by Seikoh-Udoku
早朝を走っていると風景が広がってくる。人々が行動を起こす前に動くことがいい。気持ちの良い朝を感じながら風景が変わって行く…
これはと言う場所を見つけるとクルマを停車させて、ソニーα6000のシャッターを切る。筆者のいう写生画フォトだ。
当ブログでも紹介しているグリーンパークにある世界一長いブランコが見える。このブランコはギネスに登録されたという。
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本、読書 & ドラマ…
今週に入って曇りと雨が続いています。そんな中、たいへん面白い作品に出会いましたのでこの感激をシェアしようと思います… 本二冊とアメリカTVドラマを紹介します。
ジャック・ヒギンズの世界…
「双生の荒鷲」ジャック・ヒギンズ著 角川文庫
ジャック・ヒギンズの小説はいつ読んでも期待を裏切らないし、しかも面白い。今回の作品は本格航空冒険小説で、終章ではお洒落などんでん返しも用意されており、ジャック・ヒギンズならではのロマンが感じられます… 小説の醍醐味とはこういうものなんだと教えてくれているかのように。
「老作家と妻は、旅行中嵐に遭い、イギリスの小さな漁村に避難した。宿の老主人は、妻の持っていた飛行服姿のテディベアを見て心底驚く。そして懐かしげにゆっくりと昔を語り始めた…。第二次大戦時、そのテディベアは英空軍で活躍したハリー・ケルソーという希代の天才飛行士と共に空を飛んでいたという。しかし、その名は国家機密保護法によって、ずっと秘されていたというのだ。さらに驚くことに、ハリーには敵国ドイツ空軍で活躍したマックスという双子の兄がいたらしいのだが…」(本帯より)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ジャック・ライアン…
久し振りにアメリカTVドラマに惹き付けられました。初回を見るとその面白さに魅了され、全8話を3日ほどで観てしまったほどです。Amazonが提供する「トムクランシー / CIA 分析官 ジャック・ライアン シーズン1」。参考までに、amazonのプライム会員なので料金は発生しません。
筆者の好きなトム・クランシーの原作で、上質なポリティカル・ミリタリー・スリラー作品であり、ストーリー展開も素晴らしい。ついでながら、このドラマに触発され、トム・クランシーの小説が読みたくなってきました…。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
迫真の登山シーンに…
「グランドジョラス北壁」小西政継著 中公文庫
筆者は登山はしませんが、登山に関する本は好きで読むことが多い。この本の著者は著名な登山家であるばかりでなく、文筆の才能もあり多くの著書があります。
「アルプス三大北壁の中で最も困難といわれている垂壁に、日本人として初めて挑んだ厳冬期の記録。大寒波襲来の中で食料が尽き、凍傷に冒された六人の男たちの生への脱出となった苦闘の十一日間を綴る」(本帯より)。
植村直己もこの登山に参加しており、厳冬の中の登山シーンが連続します。暑さを忘れさせてくれるかのような迫力があります。たいへん読み応えのある内容でした。
written by Seikoh-Udoku
現存する九州唯一の扇形機関庫へ…
以前から訪れたいと思っていた大分県玖珠郡玖珠町にある「豊後森機関庫と転車台」(豊後森機関車ミュージアム)に行ってきました。
ここは2009年に「近代化産業遺産」(経済産業省)に認定され、2012年には国の登録有形文化財に指定されています。
JR豊後森駅横にある駐車場に到着。豊後森駅から扇形機関庫が見えます。
歩くこと数分で到着。念願だった歴史的遺産が目の前に飛び込んできました…
この蒸気機関車(SL29612号)は動かすことはないと言うことでした。
この転車台がフル稼働している頃を想像するだけで歴史の重みを感じます。
戦時中、米軍機からの機銃掃射による弾痕跡が残っています。
公園内の奥にはミュージアムがあり、貴重な写真及び資料が展示されておりました。
その日は大変暑い日でしたが、筆者にとりましてはたいへん貴重な訪問となりました。
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迫力ある対話に…
「小林秀雄 江藤 淳 全対話」中公文庫
「一九六一年の初対談『美について』から三島事件を俎上に載せた『歴史について』、そして七六年の大作『本居宣長』をめぐる対論まで、全五回の対話を網羅する。濃密な対話が描き出す『批評』という精神のドラマ」(本帯より)。
筆者が注目しているこのお二人の対話がどのようなものになるのか… 期待に胸を膨らませながら最初の頁を捲りました。早速、知的レベルの高い内容の対話が始まりました。かようなレベルの内容には筆者は到底付いてはいけませんでしたが、その雰囲気を感じられたことは良かったと思います。お互いに敬意を表しながらも、その考え方には違いもあります。特に、三島事件の評価についてはたいへん読み応え十分の内容です。圧倒的な「知の世界」を存分に味わえた一冊でした。
☆ ☆ ☆
江藤 淳没後20年…
江藤淳が亡くなられて既に20年… その特集がこの雑誌で組まれていたので読んでみることに。
上野千鶴子と高橋源一郎両氏の講演も興味深いものがありましたが、江藤 淳の弟子※である福田和也(慶大教授)氏が書かれている「妖刀の行方」が率直で良かったと思います。やはり、身近で江藤淳に接していた福田氏の見方は貴重な証言のように思えました。
※「江藤淳の弟子」であると自らが明言している(前掲雑誌221頁)。
written by Seikoh-Udoku
中津城へ…
前回綴った「福澤諭吉記念館及び旧居」の近くには中津城があるので寄ることに…
暑い中ではありましたが、勇壮な中津城を前に歴史を感じることが出来ました。中津城は天正16年(1588)に黒田孝高(如水)によって中津川河口周坊灘を臨むこの地に築城されました(中津城観覧パンフレットより)。
見映えのする中津城…
天守閣から見る景色は気持ち良く、素晴らしいものがありました。
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この暑さの中でも集中できる小説の凄さは…
「闇を裂く道」吉村 昭著 文春文庫
このところご無沙汰していた吉村 昭の小説を読みました… そこには記録文学の世界が広がっていました。既に読了している「高熱隧道※」に匹敵する感動の物語でもありました。
※黒部第三発電所に通する隧道(トンネル)を掘る難工事を描いた作品
「大正七年着工、予想外の障害に阻まれて完成まで十六年を要し、世紀の難工事といわれた丹那トンネル。人間と土の熱く長い闘いを描く。熱海—三島間を短時間で結ぶ画期的な新路線・丹那トンネルは大正7年に着工されたが、完成までに16年もの歳月を要した。けわしい断層地帯を横切るために、土塊の崩落、凄まじい湧水に阻まれ、多くの人命を失うという当初の予想をはるかに上回る難工事になった」(本帯より)
小説(フィクション)の形式をとってはいますが、著者のきめ細かい取材・調査(資料蒐集や多くの方々とのインタビュー等々)に基づくノンフィクションのような作品です。吉村昭の「記録文学」を十二分に味わえました。それにしても吉村昭という作家は凄いそして素晴らしい作品を書かれたと感心しています。
written by Seikoh-Udoku
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