芸術の秋
北九州市立美術館創立50周年記念の『大コレクション展』に行ってきました…
この季節、絵画鑑賞が相応しいですね。その雰囲気だけでも感じていただければ…
撮影が許されている絵画
芸術の秋、愉しい時間を過ごしました。
雑草処理に強い味方…
上下振動により、力はほとんど使わずに短時間で根っこから除草が出来ます。
これまで30分近くかかっていたものが、わずか10分で終わりました。しかも、体の負担も最小限で済みました。
「超絶リアリズム絵画」…
美しい写実絵画を見てきました…
千葉県にある写実絵画専門美術館である「ホキ美術館」から選りすぐった所蔵名品が「福岡アジア美術館」(博多)に展示されています。
受付の前には、写実絵画三点が展示されていました(これのみ撮影が許可されており、展示エリアは撮影禁止)。
繊細なタッチで描かれている写実絵画に感激。
久しぶりの博多…
博多へはバス/JR/地下鉄を乗り継いで行きました。車窓を見ながら愉しい小旅行が出来ました。
写実絵画の世界…
絵画を鑑賞するのは心が安らぐ…
以前、ある方から「写実絵画」専門の美術館※があると言う情報を頂いた。ただ、住まいから相当の遠距離にあるため訪問出来ないでいた。ところが、幸運にもその美術館の写実絵画70点ほどが「佐賀県立美術館」で展示されることになったのではないか… 早速訪れてみた。
※ホキ美術館(千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15)
(参考までに、館内で配布されていたパンフレットより)
★ ★ ★
佐賀県立美術館を訪れるのは二度目。この日は4月4日なのでスマート フォーフォー ターボ(smart forfour turbo)がぴったり。平日の午前中にも拘わらず、人気があるようで訪れる人は多いようだ。
作品が展示されているエリアは撮影禁止なのでお見せできないが、どれも美しい作品ばかりで見とれてしまった。
最後の一枚だけは撮影可能ということで、撮った写真がこれだ。まるで写真のように繊細に描かれている。これぞ「写実絵画」の美しさとその技巧に魅了される…
絵画を鑑賞するのは本当に気持ちが落ち着く。4 / 4(フォーフォー)の日に素晴らしいプレゼント(写実絵画鑑賞)を頂いたようだ。尚、いつものように売店で「栞」を買い求めた。
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読書は愉しく…
歴史を検証…
極東国際軍事裁判(東京裁判)に関して、とりわけパール判事の意見(所謂パール判決書)には以前より関心を持っていた。
パール判事(パルと呼ばれることもある)とは…
極東国際軍事裁判(東京裁判)において連合国が派遣した判事の一人で、判事全員一致の有罪判決を目指す動きに反対し、平和に対する罪と人道に対する罪は戦勝国により作られた事後法であり、事後法をもって裁くことは国際法に反するなどの理由で被告人全員の無罪を主張した「意見書」(通称「パール判決書」)で知られる。(出典:ウィキペディア)
最初に読んだ本は…
「パール判事 東京裁判批判と絶体平和主義」中島岳志著 白水社
パール判事及びその考え方を肯定的に捉えた内容と言える。パール判事の生い立ちからその考え方、そして晩年の姿まで丁寧に描かれている。
内容は… (本帯より)
パールが自らの判決書で訴えたかった真のメッセージとは、何だったのだろうか? 東京裁判を批判した意図はどこにあったのだろうか? 生い立ちと法学者としての活動、裁判中の動向を追いながら、判決書を詳細に読解する。世界連邦の理想、原爆投下の糾弾、日本軍による残虐行為の断罪、再軍備批判、平和憲法護持といった主張を検証し、パールの実像と思想の核心に迫る。
次に読んだのは…
「パル判事 — インド・ナショナリズムと東京裁判」中里成章著 岩波新書
上記の本とは逆に、この本ではパル判事及びその考え方等を多くの資料を引用しながら批判的な立場で述べており、所謂「パル神話」を冷静に分析している。
内容は… (本帯より)
東京裁判でA級戦犯被告全員の無罪を説いたインド代表判事パル(1886-1967)。その主張は東京裁判を「勝者の裁き」とする批判の拠り所とされ、現在でも論争が続く。パルの主張をどうみるか。その背景に何があるのか。インド近現代史を専攻する著者が、インドの激動する政治や思想状況の変遷を読み解きながら、「パル神話」に挑む。
⇩ ⇩ ⇩
歴史上の事柄について様々な議論があるのは当然で、むしろそれらを読み解いてゆくことこそが「歴史検証」の歓びと言える。両書ともとても興味深く読ませて頂いた。
written by Seikoh-Udoku
「芸術」に触れてみたいと思い、絵画展を訪れてみた。筆者自身は「描く、彫る」と言うような才能には恵まれてはいないが、『芸術』を鑑賞という手段を通して味わうことは出来る。今年初めての絵画鑑賞。
北九州市立美術館分館公式HPでは...
本展では日本洋画の近現代の作家たちが描いた女性像を通して、表現の多様性や美意識の変遷を探ります。身体美に注目した「フォルム」、画家とモデルの関係や社会や時代背景がうかがえる「現実」、画家の理想を描いた「夢」といった三つのテーマに沿って、それぞれの女性像をご紹介します。
たくさんの美しい女性像の絵画を鑑賞出来た。一際筆者の目を惹いた作品には10分以上は見ていたであろうか… ほのぼのとした感動がしばし「芸術」の世界へと誘って(いざなって)くれる。
東郷青児《ヴァイオレット》1949年 岸田劉生《麗子十六歳之像》1929年
The above four portraits were posted to this blog from “Web site”.
美術館から見た景色… 小倉城が見える…
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本、読書…
新聞に「吉村 昭」さんの記事…
朝日新聞(1月25日付朝刊)に「吉村 昭」氏に関する記事が掲載された。本ブログ上でしばしば言及しているように、筆者は昨年から「吉村 昭全作品」読破の旅をしている。その時々の筆者の心境や歴史への思い等により、その都度読む作品を選び、ゆっくり吉村作品を味わって読む旅である。これが楽しい時間と言えずして、なんと言えましょうか… 。
吉村 昭氏の綿密な資料調査と関係者等からの証言によって書き記す「歴史記録文学」に傾倒しているからである。この記事の中で紹介されている小説「高熱隧道」は未読であったので、この記事を目にしたのも何かの縁だと思い読んでみた。この作品も素晴らしい… 記録文学を味わっていただきたい。
「高熱隧道」吉村昭著 新潮文庫
簡単な解説…(本帯より)
黒部第三発電所――昭和11年8月着工、昭和15年11月完工。人間の侵入を拒み続けた嶮岨な峡谷の、岩盤最高温度165度という高熱地帯に、隧道(トンネル)を掘鑿する難工事であった。犠牲者は300余名を数えた。トンネル貫通への情熱にとり憑かれた男たちの執念と、予測もつかぬ大自然の猛威とが対決する異様な時空を、綿密な取材と調査で再現して、極限状況における人間の姿を描破した記録文学。
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爽やかな気持ち…
アメリカンコーヒー、トーストとゆで卵… いたってシンプルな朝食。読みかけの本のことなどを考えながら暫し一日の始まりを感じる瞬間だ…
written by Seikoh-Udoku
フェルメールとレンブラント…
日本初のフェルメールの「水差しを持つ女」とレンブラントの「ベローナ」を鑑賞してきた。と言いながら、筆者の目的は「水差しを持つ女」…
京都市美術館で行われている展覧会では、ヨハネス・フェルメール、そして、独特な発想と技法で人気を博すレンブラント・ファン・レインなど、17世紀のオランダ黄金時代に活躍した画家たちの60作品が展示されている。特に、日本初公開となるメトロポリタン美術館の傑作、《水差しを持つ女》と《ベローナ》。《水差しを持つ女》は、ヨハネス・フェルメール独特の構図や技法、色彩表現を結集させた作品。
尚、これは東日本大震災復興事業の一環として催されていて、来年早々には東京で、4月からは福島で開催されるという。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
相変わらず人気を博しているフェルメール。訪問した当日はたまたまいつもより来館する人が少なかったせいか、結構な時間をかけてフェルメール「水差しを持つ女」を観ることが出来た。しかもこれ以上ないという場所で…
本物の「水差しを持つ女※」は写真で観るものとは大きく色彩が違う。実物は全体的に「淡いブルー」が基調として感じられ、透明感のあるこのうえなく素晴らしい作品。期待を遙かに超えるものがあった。思いを馳せていたフェルメールにやっとめぐり逢えたという歓びに充ち満ちた。
フェルメールの実物は、前回の「天文学者」に次いで2作目。どちらも素晴らしいが、「水差しを持つ女」の美しさにこのうえなく感激している。
専門家の解説によれば…
「白い頭巾をかぶった女性はじつは穏やかで、清潔そうだ。背後の地図が示す世俗の世界にさらされながらも、身を潔めることを忘れず、日常のなかに聖性を保とうとしているかのようだ」(前掲書 51頁)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
《ベローナ》は、肖像画、歴史画を得意とするレンブラントの傑作。ダイナミックな技法で描かれた、戦争の女神ベローナの肖像画に施された表現力は素晴らしい。
レンブラント・フォン・レイン
1633年、油彩、カンヴァス、127.0 × 97.5cm、メトロポリタン美術館、ニューヨーク
いつものように、栞とマグネットを購入した。
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京都を訪れて…
15年ぶりに筆者の視界に広がる情緒豊かな古都を訪れた。しかもこの季節に来るのは初めて。向かった先は… 「フェルメール」
新幹線を利用し、9時間という短い旅だったが、筆者にとってはこのうえない至福の時間でもあった。
京都市美術館に行く道すがら、川のせせらぎを見ながら、細い道をゆっくり歩を進めていく… しかも京都という街の感触を身体全身で感じながら…
美しい絵画を鑑賞した後は、美術館付近をゆっくり散策。平安神宮は何十年ぶりだろうか… 外国からの訪問客が写真を撮ったりしていた。神殿でお参り、何を祈ったのだろうか…
家族への土産として京都名物「八ツ橋」を買ったときに、感じの良い女性店員さんの『おおきに』という言葉に触れ、「ここは京都なんだ… 」とひとり反芻しながら、とても温かい気分になれた。
往復5時間の新幹線では、いつものように読書。読んだのは吉村 昭氏の短編集「遠い幻影」(文春文庫)。この短編集に収められている、東北の寒村で実際にあった事実をもとに書かれたという「梅の蕾」は秀逸で、日本文学の中でも優れた短編小説の一つに挙げられる作品にめぐり逢えた。
この小説を読み終え、新幹線のシートに座る筆者は、ひとり目頭が熱くなる思いを抱きながら、車窓から遠くの景色を眺めていた…
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ブログ後記
京都市美術館でのフェルメールの「水差しを持つ女」の情報を知らせてくれたのは「みんカラ」のさる方からであった。有難うございました。
そのお陰をもって、日本初公開というこの作品との出会いに無上の歓びを感じている。
さらに、京都という趣のある街並に、今更ながら日本の文化・歴史の起源を見たような気持ちを持たせてくれた。次の機会には、ゆっくり京都めぐりをしようと思い始めていた。
written by Seikoh-Udoku
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