今年になって二回目の「駆けぬける歓び」…
油木ダム
(福岡県田川郡添田町)
油木ダムに近づいて来るにつれて、路面に雪が目立ってきた。轍(わだち)が出来ていたので、運転には注意を要した。途中、クルマがすれ違う(離合)時などは路肩に寄る場合もあるので緊張感が走った。
やっと到着した油木ダム周辺の路面には、まだまだ雪が残っていた。この底冷えのする大気の中、胸一杯に空気を吸い込んだ。ふと、ダム湖面を見ると、そこには穏やかな自然の風景があった。
撮ったフォトは…
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本、読書…
「ミレニアム三部作」の素晴らしさ…
昨年5月1日付のブログ上で紹介したが、この三部作は全世界で合計8,000万部も売れたスウェーデン・ミステリ最大のヒット作品。著者のスティーグ・ラーソン氏はその大ヒットを見ることなく作品出版前に50歳(2004年11月)の若さで急死された。
この三部作は最高傑作であることは誰しもが認めるであろう。かなりのボリュームのある作品だが、その面白さに時間を忘れて読み耽ってしまう… そういう作品だ。この作品は映画化、テレビドラマ化もされたが、その素晴らしさ、面白さは『本』を上回ることはなかったように思う。それ程完成度の高い優れたミステリーだと思う。
スティーグ・ラーソン氏の没後、誰しもがこの「ミレニアム三部作」はこれで終わってしまうのであろうか… と思っていたところ、遂に「続編」誕生のニュースが飛び込んできた。
ダヴィド・ラーゲルクランツ氏は、出版社等から「三部作の続編」の執筆依頼があったとき、幾度となく「三部作」を読み込んだと聞く。「三部作」の続編としての栄光を勝ち得るために…
筆者の感想はと言えば、「ミレニアム」を再び読めたという「歓び」に尽きる。欲を言えば、スティーグ・ラーソン氏の書いた文章の方がやゃ読みやすいかなとは感じる事はありつつも、ダヴィド・ラーゲルクランツ氏の続編を書こうとした決断・チャレンジ精神、それとストーリーの連続性の素晴らしさに敬意を表したいと思う。また、小説の素晴らしさに乾杯 !!! と言いたい…
筆者の気に入った場面がある… 下巻最後の二頁にこの「ミレニアム」シリーズの「未来」を見た思いがする… また再びこの「続編」が待ち遠しくなってしまったと思うのは筆者だけではないであろう…
本帯にはこうある…
世界14カ国で初登場第1位 ! 今世紀最高のミステリ、待望の続篇。ドラゴン・タトゥーの女、リスベットと不屈のジャーナリスト、ミカエルが帰ってきた。連続するスリルと興奮、そして予測不能の展開。大反響を巻き起こした超話題作 !
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ひとりごと…
音楽にもいろいろあるが、所謂「行進曲」と言われる音楽のジャンルがある。この語感からは「軍隊、戦争」等を想起されがちなので敬遠される方も多いかと思う。そんな中、筆者には一曲だけ今も聴いている行進曲がある(特に、BMW X3の中で聴くことが多いが… ) 。それは…
祝典行進曲 (作曲:團伊玖磨)
これは、現天皇陛下と美智子妃殿下のご成婚を祝して1959年に作曲されたもの。團伊玖磨氏は、この行進曲を「平和を謳歌する喜びに満ちたもの」として作曲したと語っている。
澄み切った青空のように軽快に奏でられる旋律が、何とも言えず美しい…
この曲を聴きながら、BMW X3をナビゲートする… 軽快且つ穏やかな気持ちになっていく…
我が家のクルマ…
我が家ですっかり定着した2台は…
Mercedes-Benz C200 AV AMG Line & BMW X3 M Sport.
筆者、いゃ… 我が家の2台のクルマといった方が正確かもしれない。今、この2台のクルマは、筆者にとっては望んだ形でもある。それは「セダン」と「SAV = Sports Activity Vehicle 」がポイント。
MB C200はセダンなので、スピーディな走りを求めるときはこのクルマに乗る。C200はどちらかと言えば、奥さんが専ら運転し、納車後1年半を経過するが、頗る順調な走行を提供してくれている。安全装備が充実している点が気に入っている。勿論、筆者もしばしば運転するが、この走りは快適だし、不満は全くない。
一方、BMW X3は専ら筆者が乗っているが、何処へでも行ける「力強いクルマ」という印象。その長所は身近に存在する。繰り返しになるが、道路の「段差」を気にしなくて良いことだ。また、四輪駆動の強みもあるし、筆者の好きなクリーン・ディーゼル。それだけではない。長距離にも十分対応できる。昨年は「福岡 ⇄ 横浜」往復2000キロを超えるロング・ドライブも経験した。しかも家族も乗車した(帰りは筆者だけだったが)。X3を一言で言うと、「耐久性十分な強い味方」と言えそうだ。
The above two photos were posted (=added) to my blog last year.
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本、読書…
「ルパン」は永遠に…
世界中で多くのファンを持っている「ルパン・シリーズ」。この文庫本には、とても魅力的な作品が含まれている。
本編の「ルパン、最後の恋」は、2011年に遺族が「モーリス・ルブラン」の遺品を整理する中で見つけられ、ルブラン没後70年を経てこの作品が出版されたもの。
収録作品…
ⓐ本編「ルパン、最後の恋」ルブランの遺作
ⓑ初出版作品「アルセーヌ・ルパンの逮捕」 これはルパン・シリーズ第1作
ⓒエッセイ「アルセーヌ・ルパンとは何者か?」
ⓓ特別付録「壊れた橋」
「ルパン、最後の恋」はたいへん面白く読めたし、シリーズ第1作の「アルセーヌ・ルパンの逮捕」は素晴らしく、最後の場面が洒落ている。「エッセイ」はたいへん興味深い。それと、ルパンがその名前を変えて私立探偵ジム・バーネットとして登場する「壊れた橋」も面白い。
このように「ルパン」ファンのみならず「探偵・謎解き小説」のファンであれば、興味が尽きない本であることは間違いない。
本編の簡単な紹介… (本帯より)
突然自殺した父レルヌ大公は、一人娘のコラへの遺書に意外なことを記していた。コラの身近には正体を隠した、かのアルセーヌ・ルパンがいる。彼を信頼し、頼りにするようにと。やがて思いがけない事実が明らかになり、コラはにわかに国際的陰謀に巻き込まれることに…… 永遠のヒーローと姿なき強敵との死闘が幕を開ける! 著者が生前に執筆しながら封印されていた、正統アルセーヌ・ルパン・シリーズ正真正銘の最終作!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「スティーヴン・キング」が描き出す作品…
「11/22/63 上下」スティーヴン・キング著 文藝春秋
「ケネディ暗殺を阻止するため、ぼくは過去への旅に出る」(本帯)という衝撃的なフレーズに惹き付けられて、「読みたい」という内なる欲求が擡(もた)げた。かなりのボリュームのある本であったが、内容が内容だけにそんなに時間をかけずに一気に読んでしまった。流石「スティーヴン・キング」の作品だけはある。すごい作品だと思う。
また「強烈にサスペンスフルな物語ですが、でもそれだけではないのです … 略… みずみずしいノスタルジーに彩られたカラフルな物語」と本帯にあるように、とにかくエンディングまでこの壮大の物語をじっくり味わえる。お薦めしたい一冊である。
簡単な紹介… (上巻帯より)
小さな町の食堂、その倉庫の奥の「穴」。その先にあるのは50年以上も過去の世界、1958年9月19日。このタイムトンネルをつかえば、1963年11月22日に起きた「あの悲劇」を止められるかもしれない…ケネディ暗殺を阻止するためぼくは過去への旅に出る。世界最高のストーリーテラーが新たに放った最高傑作。
この作品は、国際スリラー作家協会長編賞、LAタイムズ文学ミステリー部門賞を受賞している。
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それは「音楽」に目覚めた最初の宝物だった。学部生の頃だったろうか、流行り始めた「ステレオ」というオーディオ機器が欲しくてしようがなかった。当時の筆者にとっては「ステレオ」は夢のような存在だった。
CDはまだなくレコードの時代。ダイアモンド針がターン・テーブル上のレコードの溝を摩り、アナログの音が聴こえてくる… そして、最初に買ったLPレコードが、ベートーベンの「田園」だった。
⦅ちょっと洒落た英語表現⦆
英語に興味を持ち始めた頃の話…
「雨が降ったり、やんだりしている』… ??? どう表現するのかな?
英語らしい表現…
参考までに、この表現を英語和英辞典で調べるには「たり」の項目を見ると出てくる。辞書って素晴らしいなと感心したのもこの時だった。
written by Seikoh-Udoku
街中を駆けぬける…
空、海、そして若戸大橋…
日頃、何気なく走っているが、気がつかない素敵な場所がある。今日はその場所へ案内しよう… つかの間の晴れという天候の合間を縫って、BMW X3で駆けぬけてみた。
エグゾースト・ノートの心地良い高鳴が、BMW X3をグイグイと押し出している… まるで「明日(みらい)」へ向かって行くかのように…
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本、読書…
楡周平氏の筆致が鋭く突き刺さる…
「マリア・プロジェクト」楡周平著 角川文庫
あの傑作である「Cの福音」シリーズ以後、楡周平さんの作品を紹介するのは2度目だ。この作品も凄い!
読み始めると一気にいってしまう魅力がある。「Cの福音」シリーズを読まれた方なら、その比較が出来るかと思うが、筆者はその「Cの福音」シリーズ」に「優とも劣らない」完成度だと思っている。ストーリーは下記を瞥見して貰うとして、少しでもこのテーマと楡周平さんの作品に興味をお持ちの方であれば、是非お薦めしたい。傑作と言いきりたい作品。
簡単な紹介… (本帯より)
胎児の卵巣には、巨万の富が眠っている―。フィリピン、マニラ近郊の、熱帯樹林に囲まれた研究施設で、人類史を覆す驚愕のプロジェクトが進行していた。胎児の卵子を使い、聖母マリアのように処女をも懐妊させる、「マリア・プロジェクト」。生命の創出を意のままに操り、臓器移植にも利用しようというのだ。神を冒涜するその所業に、ひとりの日本人が立ち向かう。医学の倫理と人間の尊厳に迫る謀略エンタテインメント巨編。
♧ ♧ ♧ ♧ ♧ ♧
本格的ミステリー…
この作家の作品を紹介するのは2度目。前回の『密室蒐集家』(第13回本格ミステリ大賞受賞)は、研ぎ澄まされた筆力のある「本格的探偵小説」であった。
今回のこの作品は、年末ブログ・アップした「2016本格ミステリ・ベスト10」(探偵小説研究会編著 / 原書房)の中で堂々の第6位にランクされた作品。
この小説は筆者の中でジャンル分けをすると、本格的探偵小説の典型に属すると考える。つまり、古典的な「謎解き」、「トリック」等に重点をおいて物語を組み立てられているからである。謎を解く主人公が、探偵であろうが、一民間人であろうが、警察官であろうが、「本格的な探偵小説」に属する事に変わりはないと筆者は考える。5編の連作作品集で、本帯では「ミステリ人生のすべてを賭けて贈る渾身作」と書かれている。読み終えた筆者の感想はと言えば、成る程… 理詰めの緻密さは鋭く、良く考え抜かれている素晴らしい作品だと思う。
簡単な紹介… (本帯より)
キャリアながら《警視庁付属犯罪資料館》の館長に甘んじる謎多き美女と、一刻も早く汚名を返上し捜査一課に戻りたい巡査部長。図らずも「迷宮入り、絶対阻止」に向けて共闘することになった二人が挑む難事件とは――。予測不能の神業トリックが冴え渡る。
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愛とピアノの物語…
心に残る美しい映画がある… しかも、この映画に流れるピアノ曲が素晴らしい…
『愛情物語』(原題: The Eddy Duchin Story )は、1956年に公開されたアメリカ映画。1930年代から1940年代にかけて活動した実在の悲劇の天才ピアニスト、エディ・デューチン(タイロン・パワー)が、妻(キム・ノヴァク)と子と音楽に捧げた限りない愛の人生… 静かな感動と温かい心のふれ合いが 数々の名曲とともに甦る不朽の名作。
「エディ・デューチン」のように演奏したカーメン・キャバレロの「トゥ・ラヴ・アゲイン」が感動的で素晴らしい。筆者にはもう一曲がとても魅力的で、今も変わらぬ「思い」を持ち続けている…
“ You’re My Everything “ by Carmen Cavallaro (1956)
この映画の2年後、タイロン・パワーは若くして亡くなっていることも感慨深い。素晴らしい映画は、今も心のなかにある…
♡ ♡ ♡
” You’re My Everything “ というフレーズに関連して…
1988年ソウル・オリンピックで女子100m、200m、400m(R)で金メダルの3冠を達成した「フローレンス・グリフィス=ジョイナー」(Florence Griffith-Joyner)というランナーをご記憶であろうか…
彼女は「ランナーである前に、レディーでありたい」と言い、陸上競技関係者等からの批判を受けようとも、その「奇抜と言われたネイル・ファッション」を決して止めようとはしなかった。女子陸上競技界にあって「信念」をもってやり抜いた人でもあった。
その彼女とのインタビューがある…
「あなたにとっては、彼(夫のアル・ジョイナーのこと)はどう言う存在ですか?」 一言…. “ He is my everything “
なんと「爽やかな言葉」なのであろうか…
ジョイナーさんは、1998年9月に心臓発作のため急死。38歳であった。女子陸上競技界に新風を吹き込んだフローレンス・グリフィス=ジョイナーさんは、遙か遠くの銀河に輝く一つの星になったのであろうか…
written by Seikoh-Udoku
街並の中に「美しい景色」…
たまに行くショッピング・モール。駐車場にBMW X3を止めて、ふとその背景を見てみると、今まで全く気がつかなかった「空と雲と山々」が広がっていた。こんな美しい景色があるとは… 直ぐ手持ちのカメラでシャッターを一押し。撮れたフォトがこれだ。日常の中でこのような美しいものに触れられたことに、少しの「歓び」を感じてしまった。
左上のフォトは愛車紹介の「パーツレビュー」で投稿したが、Mロゴ入りのボールペンと愛用のモンブラン、それとBMWノートブック。只今、筆者のお気に入りです…
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本、読書…
「ぬくもり」を感じるストーリーが胸に沁みいった…
「柳絮舞う」※茂堂 久著 近代文藝社
※柳絮(りゅうじょ)とは… 「白い綿毛をもった柳の種子。また、それが雪のように散るさま」をいう。
週に2~3回のペースで異なった書店に訪れることはブログでも既に書いたことだが、そこで素晴らしい作品に出会った。この作品を読み終え、何とも言えない「幸せ」な感覚を抱いていた。こういう気持ちになることはそう度々あることではない。とにかく「良かった」という言葉に尽きる。
筆者は医学に興味を持ち、これまでも何冊かの書物も紹介してきたが、この作品では「一人の医師の生き方」を通して、人生、医学、恋愛等が浮かび上がってくる。良書に出会ったと言う歓びが、じわじわっと湧いてくる感覚と言って良いかと思う。この一冊は忘れられない作品の一つになるだろう。
簡単な紹介… (本帯より)
幼い日、季節外れの雪のように舞う柳絮の中で出逢った恋を胸に秘め、様々な逆境に立ち向かいながら医師としての成功の道を歩む重光久志―。
目次は…
この著者は、所謂「作家」という職業に就いている方ではなく、東北大学教授(公衆衛生学教室)を経て、現在は東北大学名誉教授。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢ ♢
柔道の原点が窺い知れる…
これは面白かった。講道館柔道を樹立した嘉納治五郎を中心に、歴史に名前を連ねた柔術家達が続々登場する。柔術 vs 柔道の闘いぶり、沖縄の空手(唐手)との絡みも出てきて、所謂「柔術、柔道」の世界が歴史を通して目前で通り過ぎるかのように窺える。素晴らしい物語と言える。格闘武術を好きな方ばかりではなく、武道一般及び歴史に興味のお持ちの方にはその期待を超える何かを感じられるのではないかと思う。
第一巻の簡単な紹介… (本帯より)
柔術から柔道へ―文武二道の達人、嘉納治五郎の、技に対するたゆまざる追究と人間教育への情熱によって、明治になって衰退していた柔術界に新時代の息吹「講道館流」が誕生した。当初はただの新興一流派だったものが、「講道館四天王」らが頭角を現し、隆盛への道をその手に引き寄せていく。若き気概に充ち満ちた青春武道ロマン。
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ひとりごと…
最近、海外に行かれる方が多くなり、そのニュースを見る機会も増えたように思う。その海外で素晴らしい思い出もあれば、そうでない事もあろうかと思う。
あれはビジネス・トリップでカリフォルニア州のとある空港に到着したときのこと。待てど待てど荷物が出てこない。やがて荷物を待っているのは筆者一人になり、荷物は「行方不明」(ロスト・バゲージ)になってしまった。海外ではしばしばある話だとは聞いていたが、まさか自分にその災難が降りかかろうとは… 。
これを取扱っているオフィスで事情を説明し、出来ることはすべてした。見つかれば、荷物が手元に戻るまでには2~3日ぐらいかかると言う事だったので、宿泊先のホテルに行こうとすると、迎えに来ているはずのクルマもなく「災難」は重なるのかなと思いながら、タクシーでホテルへ向かった。
出席した国際会議では、「ロスト・バゲージ」のことを色々な人から揶揄されたりしながら、結局2日後にやっと到着した。会議自体は素晴らしく、海外の方々と再会出来たことは良かったし、普段はメールだけでコミュニケーションをとっている方々とも面識を持てたことも良かったのだが… 。
この「災難」以降は、たとえ荷物が2~3日手元に来なかったとしても、大丈夫なように備えをしたことは言うまでもない。
“ 窮すれば通ず “
When you are in a tight pinch you will get through. (研究社和英大辞典)
(= When things are at the worst they will mend.)
written by Seikoh-Udoku
今日、心地良い感動を頂いてきた…
最初からラストの場面まで、じっくり落ち着いた丁寧な演出が光った秀作。主役のトム・ハンクスの一つひとつの動作(台詞を含めて)が素晴らしい。さらに俳優陣全体がこのストーリーを盛り上げていた。新春早々に素晴らしい作品に出逢えた。
最後のシーン…(映画をご覧なればお分かりになると思うが…) の演出が秀逸。このシーンに触れた瞬間に『感動』という導火線に火が付いてしまい、目頭が熱くなってしまった。
この映画は… スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演、ジョエル&イーサン・コーエン脚本と、いずれもアカデミー賞受賞歴のあるハリウッド最高峰の才能が結集し、1950~60年代の米ソ冷戦下で起こった実話を描いたサスペンスドラマ。
スティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスとの組み合わせと言えば、筆者は「プライベート・ライアン」を想い出す。10回以上は観ているだろうか、好きな映画だ。
「ブリッジ オブ スパイ」と言う映画は、再び新たな感動を人々にもたらすであろう….という予感がする
映画の世界は素晴らしい… この感動を享受出来ることに感謝したい。
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冬の海…
ここで気分を変えて、暫しの時を「海」に...
この海は筆者が見つけた場所で、潮風に吹かれながらゆっくりと近づいてみた。そっと浜辺へと足を踏み入れた…
夏に賑わっていたであろう浜辺には今は人もなく、貝殻や藻屑だけが静かにその存在をアピールするかのように砂にまみれていた。冬の海は、人を寄せ付けない孤独感がある。だが、そのような雰囲気もこの海には似合っているのかもしれない…
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一人のプリンセスの生き方があることを忘れてはならない…
「ザ・プリンセス雅子妃物語」友納尚子著 文藝春秋
本帯にはこう書かれている…
「皇太子妃を辞めなくてはなりませんね」
ご病気の直前、追い詰められたあまりに雅子妃はそう訴えた――
偶然本屋さんで目にとまったこの文言を見た瞬間、筆者はあの日を想い出していた。
あれは大阪出張から戻ったときの東京駅新幹線ホームでのことであった。新幹線を降りて階段を目指そうとしていたところ、数名の警察官が黄色いロープを持ちながらホーム中央でなにやら動きをしていた。珍しい光景だったので、たまたま近くにいた警察官に聞いてみた。
「何かありましたか?」、「これから皇太子ご夫妻がここを通られるので…」
成る程と思っていると、10メートルほど向こうから皇太子ご夫妻が歩かれてきた。張られたロープの内側をご夫妻は笑顔を見せながらゆっくり歩かれている。筆者の1メートル先のところを通られたご夫妻の辺りには、「心温まるような雰囲気」が漂っていた。筆者が、皇太子妃雅子様のお姿を身近にお見受けした瞬間だった。
今もその時の印象は心の中で消えることなく、今日まで持ち続けている。様々な困難と苦しみの中、皇太子妃という重責を担われてこられた雅子様のことが綴られている本書は、心深く沁み入るように読むことが出来た。
最後に、著者の友納尚子さんはこう語っている…
いつの世も「誠実」は時に誤解を受けやすいが、これからも雅子妃は自らの証として前を向いて行かれるだろう。こうした一人のプリンセスの生き方があることを忘れてはならないと思う。
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