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晴耕雨読のブログ一覧

2015年11月28日 イイね!

素晴らしい映画の世界…「007 スペクター」 いつものサイクリング... 「本、読書」...

素晴らしい映画の世界…「007 スペクター」 いつものサイクリング... 「本、読書」...


素晴らしい映画の世界…「007 スペクター」


 「本、読書」という『静的』な「思索の世界」を飛び立ち、『動的』な視覚効果溢れる「映画の世界」を訪れた(27日の先行ロードショウ)。


 ご存じの音楽と共に登場するジェームス・ボンド… 胸がわくわくする瞬間だ。



 6代目のボンド役を演じるのはダニエル・クレイグ。このシリーズ4作目。すっかりボンド役が板に付いてきたダニエル・クレイグは、個人的な好みはあるだろうが、筆者はたいへん好感を持っている。

 オープニング・シーンがいつもながらの大迫力映像で圧倒、ストーリーも分かり易く、テンポも軽快で、見せ場が満載。大満足の2時間28分だった。


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いつものサイクリング…


この街でまだ行ったことがない場所がたくさんある…






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「本、読書」…



今、世界で起こっていることを分かり易く解説…



「大世界史」佐藤 優、池上 彰共著 文春新書


 以前「新・戦争論」を紹介しましたが、このお二人による第2弾の作品。対談形式でたいへん読みやすいばかりでなく、今の国際政治にタイムリーに分かり易く解説。


 筆者のライフワークの「国際政治」に関して、勿論のこと専門書を読むことは大切なことだと思っているが、才能あるこのお二人の対談を通して「今そにある※世界情勢」を読めるのは貴重なことだと思う。


 ※ 筆者註 トム・クランシーの小説「今そこにある危機」をもじったのもの。筆者は、この作品について小説も映画(ハリソン・フォード主演)も好きだ。



簡単な紹介… (本帯より)

 『新・戦争論――僕らのインテリジェンスの磨き方』に続く、最強コンビによる第2弾!

今、世界は激動の時代を迎え、各地で衝突が起きています。

ウクライナ問題をめぐっては、欧州とロシアは実質的に戦争状態にあります。

 中東では、破綻国家が続出し、「イスラム国」が勢力を伸ばしています。そして、これまで中心にいたアラブ諸国に代わり、イラン(ペルシャ)やトルコといったかつての地域大国が勢力拡大を目論むことでさらに緊張が増しています…. 略…」


♦ ♦ ♦ ♦ ♦ ♦ 


国際政治研究… アメリカの最高機密組織の実態に迫る

「トップシークレット・アメリカ 最高機密に覆われる国家」
デイナ・プリースト& ウィリアム・アーキン著 草思社

TOP SECRET AMERICA

The Rise of the New American Security State by DANA PRIEST AND WILLIAM M. ARKIN


 の本は2013年10月に出版され購入していたが、やっと読む機会に恵まれ、このほど読み終えた。この種の著作はこれまでも多く読んできていて、この本で書かれている事は大枠としては理解していることだが、これが今のアメリカの最高機密の現実かと思うと「恐ろしさ」を感じざるを得ない。特に、第10. 11. 終章は興味深い。





簡単な解説… (本帯より)

 「9.11以降、テロとの闘いという大義名分のもとに、アメリカでは雨後の筍のように機密機関が生まれ、膨大な「最高機密」を扱うプログラムが立ち上げられた。1200を超える政府組織、25万人以上の従業者、そして政府から業務を請け負う民間会社の人員を含めると、じつに85万人以上の人間がなんらかの「最高機密」にアクセスしているという異常事態となっている。無数の最高機密に覆われ、ジャングルのごとき迷宮と化したアメリカの現実を、ワシントンポストのベテラン記者らが精緻な取材によって暴き出す」



著者は…

デイナ・プリースト

ワシントンポスト紙記者。国防省や情報機関についての調査報道で知られる。CIA の対テロリズム活動の取材などによって2 度、ピュリツァー賞を受賞。

ウィリアム・アーキン

ワシントンポスト紙記者、コラムニスト。30 年以上にわたってアメリカの国家機密や安全保障についての取材を行ってきた。

Posted at 2015/11/28 05:58:22 | トラックバック(0) | 本、映画 | 趣味
2015年11月18日 イイね!

この映画を忘れることが出来ない... そしてギター。 『海』を見たくなるのは... 「下町ロケット ロケット編」が完結した...

この映画を忘れることが出来ない... そしてギター。 『海』を見たくなるのは... 「下町ロケット ロケット編」が完結した...

この映画を忘れることが出来ない… 
そしてギター。


「禁じられた遊び」(1952年公開、フランス映画)


 映画冒頭のシーンからもう涙が出てしまう…


1940年6月ドイツ軍から逃げるために街道を進む群衆の中に、幼い少女ポーレットがいる。そこに戦闘機による機銃掃射があり、一瞬にしてポーレットは一緒にいた両親と愛犬を失ってしまう」


 この衝撃的なシーンが胸に突き刺さる… このような惨いことが起こってしまうとは…


 映画全編にわたり、汚れをしらない純真な幼い少女ポートレットと少年ミッシェルとの心温かい会話を中心に物語が進行していく…


 ラスト・シーン、駅の雑踏の中で少女ポートレットが「ミッシェル… 」と叫ぶ場面では涙が溢れて止まらない… 



 
 戦争の悲惨さを、幼い少女ポートレットと少年ミッシェルの演技を通して訴えている。しかも、この映画全編を通して、ナルシソ・イエペスのクラシック・ギター一本だけで演奏がなされている。透明なギターの奏でる音色は、この映画をより効果的に印象深くしている。




 当時中学生だった筆者は、このナルシソ・イエペスのクラシック・ギターが奏でる「禁じられた遊び」(ロマンス)に心の底から魅了されてしまった。

 父親にヤマハのクラシック・ギターを買って貰い、この曲を弾きたいがため練習を重ね、その甲斐もあってか「禁じられた遊び」を弾けるようになっていた。この曲は2番が美しい旋律で、技術的にもかなり難しい。だが、手前味噌になってしまうが結構上手く弾けていたと思う。さらに、名曲の「アルハンブラの思い出」も冒頭部分をトレモロ演奏を出来るまでになっていた。

遙か遠い想い出になってしまった… 

映画「禁じられた遊び」とクラシック・ギター…

この二つの言葉は、これからも遠い銀河の果てまで筆者の中で生き続けていく…


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『海』を見たくなるのは…


 本を読んでいると(その途中や読了に拘わらず)、しばしば「海」を見に行きたくなる。限られた空間でなされる「読書」は静的な行為とも言えるが、実は広大な空間を旅することだと思っている。言葉を換えれば、活字を読む行為は人の頭脳、つまり、無限に広がる「思索の世界」に入ると考えれば、宇宙空間を旅することと等価値と言えないこともない。その宇宙空間の広がりを「海」に求めているのだろうか…

 夜空の星を見るのも、水平線が遠くに見える海を見るのも心の安寧を求めているかもしれない…






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「下町ロケット ロケット編」が完結した…



 ニュースによれば、20%を超える高視聴率を記録したようだ。原作の素晴らしさが、映像でもその特徴を最大限に生かし、このドラマそのものを質の高いものにしたと言えよう。


 完結編では、主役の阿部寛さんは「夢」を熱く語る中小企業経営者と技術者を見事に演じきった。

 そんな中、特に印象深かったのは、帝国重工の財前部長役の吉川晃司さんが際だって良かったと思うのは筆者だけではないと思う。

 大企業の管理職というポジションを、ある時は「苦悩」を見せながら、またある時は「全責任は私がとる」という言葉を発した姿に、頼れる管理職を思い浮かべた人は少なくないのではないだろうか…


 気持ちの良いテレビドラマを見せてくれた… この爽快感が次回作「下町ロケット2 ガウディ計画編」に繋がる余韻を残して…


 ドラマ終了後に、YouTubeで「モニカ」を歌う吉川晃司さんを見ながら、ドラマの中の財前部長を思い浮かべていた…


♦ ♦ ♦ ♦ ♦ ♦


 下町ロケットの原作者池井戸 潤さんに敬意を表して、筆者が読んだ池井戸作品の中で面白かった本を紹介しようと思います。


最終退行」池井戸 潤著 小学館


 池井戸氏が「果つる底なき」で江戸川乱歩賞受賞後書き上げた作品で、後のテレビドラマ「半沢直樹」の前身になったような作品。銀行員時代の経験が小説に見事に投影している。なかなかの秀作。


簡単な内容紹介… (amazon紹介より)

 現場銀行員による腐敗幹部との誇り高き闘い。「負け組」と言われる東京第一銀行の副支店長・蓮沼鶏二は、締め付けを図る本部と、不況に苦しむ取引先や現場行員との板挟みに遭っていた。一方、バブル期の経営責任もとらず、公的資金に頼りながら、なおも会長として院政を敷く元頭取を陥れようと策謀を巡らすリストラに遭った行員。その攻防から銀行ぐるみの不正の匂いをかぎつけた副支店長は、組織に反旗を翻す。攻守ところを変えるスリリングなドラマから現代サラリーマン社会の構造的欠陥を浮き彫りにする。

Posted at 2015/11/18 05:33:20 | トラックバック(0) | 本、映画 | 音楽/映画/テレビ
2015年11月14日 イイね!

久し振りの映画鑑賞... 「本、読書」...

久し振りの映画鑑賞... 「本、読書」...

久し振りの映画鑑賞…


「ミケランジェロ・プロジェクト」


 戦闘シーンはなく、ひたすら美術品等を保護するという活動を通して「歴史」を描きたかったと思える作品。従って、絵画や彫刻等の美術品に関心をお持ちの方には、その味わいの深さに共感すると思う。歴史に名高い絵画、彫刻等がたくさん登場する。


 この映画は、ジョージ・クルーニーが監督・製作・脚本・主演を務め、第2次世界大戦中の実話を映画化したもの。



簡単な内容は...  (映画解説より引用)

 ナチスドイツによって盗まれた美術品を奪回する任務を負った美術品専門家チームの活躍を描く。第2次世界大戦下、ルーズベルト大統領から、ナチ・ドイツが略奪した美術品を保護する任務を託された美術館館長ストークス(クルーニー)は、7人の特殊チーム“モニュメンツ・メン”を結成する。ドイツで大量の美術品の隠し場所を探り当てた“モニュメンツ・メン”だが、そこにはヒトラーから破壊指令を受けたナチが待ち受けていた。

 主演のクルーニーほか、マット・デイモン、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン、ジャン・デュジャルダン、ケイト・ブランシェットら豪華キャストが出演。


この映画の原作は…


ナチ略奪美術品を救え─特殊部隊「モニュメンツ・メン」の戦争(Monuments Men) 
    ロバート・M・エドゼル著 白水社

 筆者はこの本に興味を持ち昨年購入していた。ただ、未だ読めていなかったので映画が先行してしまったが、追って読もうと思う。たいへんボリュームがあるので映画を超える何かがあると期待に胸が膨らむ。


この本は… (アマゾン解説より)

「まさしく、美術品奪還の最前線で活躍したモニュメンツ・メンの知られざる活動を、当時の日記や手紙、また本人や関係者へのインタビューを駆使して再現した、秘話的な歴史ドキュメントである」


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「本、読書」…


歴史上の人物との出会い…


「乃木大将と日本人」S. ウォシュバン著 
翻訳者 目黒真澄 講談社学術文庫

 久し振りに「乃木希典」という人物の作品に出会い、胸が熱くなる静かな感動を覚えた。歴史上の人物を知る上で、この本は間違いなく貴重な一冊と言える。


 そもそも、この本を知ったのは小林秀雄さんの書評であった(小林秀雄全作品 13「歴史と文学」)。元々「児玉源太郎」と並んで、「乃木希典」と言う人物は以前より相当の関心をもって勉強・研究してきたので、小林秀雄さんのこの本の感想にこの上なく興味をそそられた。

少し長くなるが、小林秀雄さんの文章をお読み頂きたい… 

「先日、スタンレイ・ウォッシュバンという人が乃木将軍に就いて書いた本を読みました。大正13年に翻訳された極く古ぼけた本です。僕は、偶然の事から、知人に薦められて読んだのですが、非常に面白かった。ウォッシュバンという人は日露戦争当時の「シカゴ・ニューズ」の従軍記者で、旅順攻囲中の陣中で、乃木将軍に接し、この非凡な人間に深く動かされるところがあったのですが、乃木将軍自刃の報がアメリカに達したとき、この事件がアメリカ国民の間で、実にわけの解らぬ事件とされているのを見て、憤り、一気呵成に、この本を書き上げたそうです。思い出で纏まった伝記ではないのですが、乃木将軍という人間の面目は躍如と描かれているというふうに僕は感じました。乃木将軍に就いて書かれた伝記の類も、沢山あるだろうと思われるが、この本の様に、人間が生き生きと描き出されているものは、先ず少なかろうと思った」(前掲書218~219頁、下線部分は筆者による)


 この本の原題は『乃木(NOGI)』 だったが、この表題「乃木大将と日本人」に改められた。尚、翻訳者の目黒真澄氏は、山本五十六元帥と県立長岡中学校で同級で、その交友は生涯変わらぬ事はなかったという。


 上記の小林秀雄さんの感想でこの本の神髄がお分かりかと思うが、念のため本帯の解説も参考のために添えておく。


簡単な紹介… (本帯より)

「ここに描かれたのは、乃木大将の伝記ではない。いわんや戦役史に資料を提供するものでもない。彼の大戦役の折、大将の身近にあり、大将をFather Nogiと呼んだ一米国従軍記者が、難攻不落といわれた二〇三高地を陥れ奉天戦へと転戦する乃木の孤影の中に、武士道精神と優雅な詩情とを併せもった名将の姿を見、自我を没却し、専心、理想の実現に邁進しようとした大将の生涯は、日本人の特質を具体化したものだと説く、香り高い名著」


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ブログ後記


 「エベレスト3D」等々... 観たい映画が目白押しだ。これから師走にかけて映画の素晴らしさに出逢える… そして「本、読書」& 「駆けぬける歓び」も。

Posted at 2015/11/14 06:25:31 | トラックバック(0) | 本、映画 | 音楽/映画/テレビ
2015年11月10日 イイね!

「下町ロケット」が面白い… 阿蘇に行ったときのフォト... X3のちょっとしたオシャレ...

「下町ロケット」が面白い… 阿蘇に行ったときのフォト... X3のちょっとしたオシャレ...

「下町ロケット」が面白い…

 今、このドラマが面白い。筆者はこのドラマの始まる前にこのドラマの原作者をブログ・アップしている(10月18日付「池井戸 潤さんの魅力…」)。その後このドラマが放映され、視聴率も好調のようである。


 直木賞受賞作品でもある原作は痛快ビジネス小説として、これぞ「小説の娯楽性」を見事に発揮している作品に仕上がっている。痛快娯楽小説としての完成度が極めて高いと思っている。


 さて、テレビドラマ化された「下町ロケット」はどうかというと、素晴らしい出来映え。俳優陣が適材適所でピッタリ。主役の佃航平役の阿部寛さん、帝国重工の財前部長役の吉川晃司さんが好演している。その他の脇役陣もなかなかいい。原作を読んでいる方がご覧になっても、このドラマがたいへん面白いと思うのではないだろうか… 


 次週の完結編(ロケット編)が待ち遠しい…


 そして、待ちに待ったこの作品の続編が出版された…


「下町ロケット 2 ガウディ計画」池井戸 潤著 
小学館

 筆者には、自分なりの読書計画に従って本を読み進めているが、この本は直ぐ読みたいと思い順番を変えて既に読了した。


 前作も十二分に面白かったが、敢えて言えば、それを超えるような「面白さ」を持っているかもしれない。池井戸 潤さんの底力を見せられた思いがする。読み進めていきながら、残りの頁数が少なくなると「えっ…  もう終わりに近づいているのか」という言葉が自然に出てくるほどの面白さと言って良い。この気持ちがお分かり頂けるだろうか…


 歴史のようにじっくり内容を味わって読むのも小説だが、ストーリーの痛快さ、娯楽性を味わうのも小説。この小説はもちろん後者で、逸品の小説だと思う。

ストーリーをさらっと説明すると… (本帯より)

「その部品があるから救われる命がある。

ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦! 」

 参考までに、この小説を原作として、今と同じ配役陣で「ガウディ計画編」のドラマが見られる日も近いようだ...

♢ ♢♢♢♢♢♢


池井戸 潤さんのデビュー作は…

 池井戸さんは子供の頃からミステリーが好きで、国内外の推理小説を読み漁っていたようだ。その池井戸さんの小説デビューはこの本…


「果つる底なき」第44回(1998年)講談社
江戸川乱歩賞受賞

 この作品を第一歩として、次々ヒット作品を書くようになっていった。池井戸 潤さんとの出会いになった記念すべき思い出の作品だ。

簡単な内容の紹介… (本帯より)

 債権回収担当の銀行員同僚が死んだ。謎の言葉と、不正の疑惑を残して。彼の妻は、かつて私の恋人だった……。先端企業への融資をめぐる大銀行の闇に、私はただ1人、挑む。






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阿蘇に行ったときのフォト…


この景観を見ているだけで癒やされる…

大自然は、いつも人々の気持ちを和ませてくれる…



今年9月に撮られた...



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My BMW X3 M Sportのちょっとしたオシャレ…



BMW M PERFORMANCE LED DOOR SILL PLATESを装着

 (ある方がこれを装着されているのを見て購入)


暗い中、ドアを開けるとLED DOOR PROJECTORの輝きと並んで、この光が美しい… 
二つのライトが迎えてくれる…



Posted at 2015/11/10 05:45:32 | トラックバック(0) | 本、映画 | 趣味
2015年10月27日 イイね!

街は色づいてきた… 「本、読書」コーナー

街は色づいてきた… 「本、読書」コーナー
街は色づいてきた… 

この青空の中を駆けぬける…
透き通る大気の中をゆっくり進んで行く… 
「健康でありたい」と誰もが願う気持ちを胸に抱きながら、目一杯進んで行く…




♪ ————————————————- ♪

ここで余談になってしまいますが… 
『街は色づいてきた… 』という言葉を聞くと、かつて颯爽とデビューした『南 沙織』さんの「色づく街」のメロディーが何処からとなく聞こえてくる… 

 沖縄出身の彼女の透き通るような声と南国の日差しで育った微笑んでいる表情… 記憶が遠くの存在になりかけているとき、この言葉が思い起こしてくれた… 
 なんと気持ちが温かくなってくるのではないか… この純な気持ちをいつまでも持ち続けたい…



♪ ————————————————- ♪


 秋めいた風景が迎えてくれている… まるで風景達がフォトとして残して欲しいと訴えているかのように… 

 暫し、フォトをご覧頂ければ…




今回の愛車は、パナソニック・スポーツサイクル(電動アシスト付き)※。



 筆者の衰えた体力をサポートしてくれる。アシスト切替モードには、①オートマチック・モード、②パワー・モード、③エコ・モード、④電動アシストOFFがある。身体のコンディションに応じてモードを選べる。通常は③を選択している。これでも十分アシストしてくれて快適。きつい坂道には①or②のモードを使用すれば登れる。目下のところ、筆者の有酸素運動には欠かせないものになっている。

 ※筆者註:この自転車は、以前にブログ内で一度紹介したことがあります。


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「本、読書」コーナー


吉村 昭作品を読む…


「吉村 昭 昭和の戦争 Ⅳ 彼らだけの戦場が」    
    吉村 昭著 新潮社

 このシリーズ4巻目が配本されたので読み終えた。吉村さんのこのシリーズには目を離すことが出来ない魅力がある。この「昭和の戦争 Ⅳ」には7作品が収められている。

 どれ一つとってもその内容には吉村さんの「戦争を記録する」という真摯な姿勢を随所に感じる。この巻の特徴と言えば、兵士、市民の間で起こったことにフォーカスして描いた点である。繰り返しになるが、当時の関係者からの詳細な証言を基に小説として書かれている。






収録作品…

逃亡、帰還せず、闇からの声(抄)、月下美人、背中の勲章、珊瑚礁、動物園

 すべての作品が印象的で良かったが、その中で異色作は「動物園」。こういう側面から戦争の悲惨さを描いているとは… 
 いよいよ東京大空襲の激しさも日に日に増してきた頃、動物園の猛獣たちを殺処分しようと言う話が持ち上がっていくところからストーリーが始まっていく。当時の歴史の一断面を見た思いがする。秀逸な作品である。証言を基にした吉村さんの「戦争の実態」にその筆力が注がれている。

 吉村 昭さんの作品を読む毎に歴史を考える。「読書の歓び」に吉村作品は大きな影響を与えてくれている。吉村作品を訪ねる旅はまだまだ続いていく…



最新刊の小説を読む…


「君死に給うことなかれ」古川 薫著 幻冬舎

 直木賞作家の古川さんの最新刊だが、この本の内容解説を読むいなや、その内容に惹き付けられてしまった…

その内容とは… (amazonの内容解説より)
 太平洋戦争末期、形勢不利の日本軍はなりふり構わぬ常軌を逸した作戦に打って出る。「菊水作戦」。世に言う特攻作戦である。これにより海軍機は940機、陸軍機は887機が特攻を実施し、3000名を超える若い兵士が海の藻屑と消えた。
 その作戦に並行し、終戦間際には「赤トンボ」と呼ばれた練習機までもが特攻作戦に徴用されたことは、あまり知られていない――。
 僕が修理した練習用飛行機で、彼は敵艦に体当たりした……
飛行機好きの少年・深田隆平は念願叶って飛行機製作会社に奉職する。しかし戦況の悪化に伴う原材料不足で新しい飛行機を造ることは叶わず、もっぱら「赤トンボ」と呼ばれる練習機の修理に明け暮れた。ある日、自身も軍隊に召集されることになった龍平は、最後に修理した赤トンボの操縦室計器盤の下へ密かに自身の思いを刻みこんだ。

 「栄光ノ赤トンボニ祝福ヲ。武運長久ヲ祈リツツ本機ヲ誠心整備ス。羽田工場技師補・深田隆平」

 そんな彼のもとに見ず知らずの兵士から手紙が届く。
 「間もなく特攻出撃します。深田さんが誠心整備された栄光の赤トンボで行きます。かなわぬまでもやれるだけのことはやってまいります。貴方の未来に祝福を。その未来のなかに俺の時間も少しばかり入れてください」

 みずから整備した練習機が特攻作戦に駆り出されることに衝撃を受けた龍平。しかも乗り手は同年代の若者に違いない。手紙にはM・Kとイニシャルだけが添えられていた
あれから70年の歳月が流れ、M・K氏を尋ねる旅に出た龍平。
遠く宮古島で、ついに探り当てたM・K氏の素顔とは……?

 戦後70年を迎える今年、主人公がついに辿り着いた最後の特攻の真実。
愛と平和を願う奇跡の物語。


この小説を読み終え、暫し涙が止まらなかった… 
このような若者、いゃ多くの人々を死に至らしめた戦争は二度と繰り返してはならないと…



将棋の世界…

「羽生善治論 ー 『天才』とは何か」加藤一二三著 
    角川Oneテーマ21


 子供の頃から将棋は好きで友達を相手に指していた。ビジネスマンとして社会に出てからも「指す」機会はなくなっていったが、それを補うかのようにNHKの「将棋トーナメント戦」は見ていた。

 何故「将棋」なのかと問われると、答えに窮してしまうが、強いて言えば「序盤戦の時、その先の打つ手を考えるのが何とも言えない歓び」というところか。従って、「長考」(次の一手の為に持ち時間の中で長く考えること)が楽しいのである。このことは将棋好きにしか分からないことかもしれないが。

 大山善晴、米長邦雄、中原誠、二上達也等々のような優れた棋士の中で、何故「加藤一二三」が好きなのか… これは理屈ではなく、将棋学徒を感じさせるような真摯な姿勢や棋風、駒の打ち方等々が魅力に感じてしまう。その天才と言われた加藤一二三さんが、現在最も強いと言われている天才「羽生善治」さんを論じている。
将棋、加藤一二三、羽生善治に興味をお持ちであれば、その内容は面白く、満足のいく本だと思う。

簡単な紹介…(amazonより)

「神武以来の天才」と呼ばれる著者が、天才棋士「羽生善治」を徹底分析。なぜ、彼だけが強いのか? 七冠制覇達成を可能にしたものとは? 40歳になっても強さが衰えない秘密とは?
Posted at 2015/10/27 05:00:51 | トラックバック(0) | 本、映画 | 趣味

プロフィール

晴耕雨読と申します。 趣味を楽しみながら、日々暮らしております。 ブログは自動車に限らず、様々なことに関して書いてありますので、ご興味のある方はご覧頂け...
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