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晴耕雨読のブログ一覧

2016年03月06日 イイね!

海を見たくて... 本、読書... 静かな達成感...

海を見たくて... 本、読書... 静かな達成感...

海を見たくて…


静かな達成感のあとに向かった先は… 海。


 大切に読んでいた本を読み終えた…   最近になくゆっくりとしたペースで読んでいたので相当の時間がかかってしまった。その甲斐もあり、読み終わった時には「静かな達成感」をひとり味わっていた…


 すると、無性に「海」が見たくなり、到着したところは日本海に面したとある場所。生憎の曇りがちの日だったが、そこには「静かな達成感」を象徴するかのような海と空の表情があった。














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本、読書…



葉室麟さんの時代小説…


「はだれ雪」葉室  麟著  角川書店

 いつも思うことだが、葉室  麟さんの時代小説は、筆致が秀麗で落ちついた気分で読める。さらに、葉室さんの作品に登場する人物の生き方及びそのストーリーの底流には、忘れてはならない「人の道」があり、それに触れる歓びを感じさせてくれる… このことは美しいことだと筆者は思っている。


 この作品も読み出すと、脳裏に文章が沁みいるがごとく、作品の中に入っていく… また、日本語の良さも噛みしめることが出来る。暫し、葉室麟の世界に入ってみてはいかがであろうか…



この作品は…

 扇野藩に流罪となった幕府の目付役・永井勘解由。若くして扇野藩士中川家の後家となった紗英は、勘解由の接待役兼監視役を命じられた。この年、江戸城内で藩州赤穂の大名浅野内匠頭が高家筆頭吉良上野介を斬りつける事件が起きていた。浅野内匠頭は即日切腹。だが勘解由は老中に切腹見合わせを進言し、切腹直前、ひそかに浅野内匠頭の“最期の言葉”を聞いたという。その行いが、将軍徳川綱吉の機嫌を損ねたのだった。雪が舞い散る中、屋敷に到着した勘解由を迎え入れた紗英は、役目を全うしようとするが―。身分を隠し、勘解由の元を訪れる赤穂浪人。勘解由のやさしさに惹かれてゆく紗英。扇野藩に、静かに嵐が忍び寄る。(本帯より)



♦ ♦ ♦ ♦ ♦ ♦




本格派のミステリー…  


「倒錯のロンド」折原 一著 講談社文庫


 この本を読み終わったときは、「凄い作品だな…」と感激したことを覚えている。どこに感激したかと問われれば「論理の巧妙な仕掛け」だろうか。
 この種のことを「叙述トリック」と言うのだそうである。聞くところによれば、叙述トリックはミステリー作家にとっては、ウルトラC級の高等技術だそうである
。この作品を評して「叙述トリックの名作」という人もいる。いかがであろうか…


※前掲書 P332( 解説:結城信孝氏)

ストーリーは…  (本帯より)

 精魂こめて執筆し、受賞まちがいなしと自負した推理小説新人賞応募作が盗まれた。その“原作者”と“盗作者”の、緊迫の駆け引き。巧妙極まりない仕掛けとリフレインする謎が解き明かされたときの衝撃の真相。



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 下記は、本に関する「自己満足」の話になりますので、ご興味のない方は遠慮なくスキップして頂ければと思います。


静かな達成感…



「21世紀の資本」トマ・ピケティ著 みすず書房


 当ブログでもちらっとアップしたことがあるこの本をようやく読み終えた。読み始めて1年はかかってしまった(相当なスローペースで読んだ為)。

 この本は専門書であるにも拘わらず世界中で高い評価を得て、しかも多くの方々に読まれている書物と言えるだろう。著者はフランスの経済学者で昨年来日したこともある。その際、ピケティ氏の講演を聴けなかったことが残念でならない。


 筆者は「経済学」には十分な知識も持ち合わせているわけではないので、感想などと言う大それたことを言う資格はない。が、筆者なりに程良い満足を得られたとだけは言わせていただきたい…  




♪ ♪ ♪

 あの時代を思い起こせば…
 「経済学」と言えば、学部生時代、一般教養過程で履修した程度でしかなかった。その「経済学」に魅力を持ち始めたのは、学部卒業後の研究過程に入った時である。「経済政策演習」を受講したのが縁だったと思う。そこでは「分配論」が中心のテーマだったと思うが、担当教授及び学友からの学問的影響を受けた。

 経済学に関して印象に残っている本と言えば…

 「経済学批判」(マルクス)、「空想より科学へ」(エンゲルス)、宇野弘蔵著作集、都留重人著作集 等々…


 尚、「経済学」は趣味の一つとして、今もささやかではあるが「散策」を続けている。


♪ ♪ ♪


 ふと、ピケティ氏の本を読みながら、下記のような諺を思い出していた…

 読書百遍義自ずから見る読み方:どくしょひゃっぺんぎおのずからあらわる)

Repeated reading makes the meaning clear.  (研究社和英大辞典)

意味:どんなに難しい書物であっても、繰り返し読むうちに意味が自然とわかるようになる。


written by Seikoh-Udoku


Posted at 2016/03/06 06:01:35 | トラックバック(0) | ドライブ、本、読書 | 日記

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晴耕雨読と申します。 趣味を楽しみながら、日々暮らしております。 ブログは自動車に限らず、様々なことに関して書いてありますので、ご興味のある方はご覧頂け...
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