晴耕雨読のブログ一覧

ターナー展を鑑賞…

　北九州市立美術館がリニューアルされた記念行事として、ターナー展『 ターナー 風景の詩』が開催されているので訪れた。

　英国が生んだ、そして英国に愛された偉大な画家であるターナーの風景画は、今日まで世界の多くのファンに親しまれている。風景画の巨匠といわれ、西洋美術史上において欠かせない存在と言われている。

　そういうターナーの風景画を実際に見て、その繊細な描画の美しさに感動を覚えた。と同時に、こうした静かな雰囲気の中で「絵画」を鑑賞するのは久し振りであったのでその感激は一入であった。

〖館内の撮影はここまでで、展示室内での撮影は一切禁止〗

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ターナーの風景画…

　Please note that the photos were posted through the Internet.

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　リニューアルされた北九州市立美術館も素晴らしかった。独創的な建築で形づくられているこの美術館は恵まれたロケーションの中に位置しています。つまり、小高い丘の上に立っている北九州市立美術館は、「芸術」に親しめる最適な環境にあります。

　写真を通して、その雰囲気を感じとって頂ければ思います。

　右端に見えるのは…  桜なのだろうか。この季節に…

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読書は愉しく…

登山家 田部井淳子さんの物語…

「淳子のてっぺん」唯川 恵著 幻冬舎

　2016年10月に亡くなられた登山家 田部井淳子さんの生き方には、以前より深く共感していたので、この本が出版されると同時に買い求めた。

　田部井さんの幼少の頃からエベレスト登頂までが描かれているのだが、田部井さんの人間的な優しさを再び感じさせてくれた。山を愛する、家族を愛する…  田部井淳子さんはその生き方を最後まで貫き通した。

　男女差別が色濃く出ていた時代にあって、女性として初めてエベレスト登頂に成功した田部井さん。様々な経験をしながら田部井さんの”てっぺん”に登り詰めるまでを直木賞作家の唯川恵さんが美しく描いている。登山の描写も素晴らしく、一気に読めた田部井淳子物語。筆者の読後感は極めて良いものだった。