晴耕雨読のブログ一覧

経済効果に期待…

　洞海湾にかかる若戸大橋は、北九州市の若松区と戸畑区をつないでいる。1964年に我が国最初の吊り橋として完成。これまでは有料道路であったが、この12月1日から無料化になり、地域の経済効果拡大が期待されている。

　筆者は、小倉や門司へ行くときなどによく利用しているが、無料化により益々利用頻度が増すと思う。今日は、美しい若戸大橋全景を鑑賞してきた。

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本、読書…

思わずほろりと来る…

「瑕疵借り」松岡圭祐著 講談社文庫

　この作家の作品を久し振りに読んだが、面白さを味合わせてくれる内容の賃貸ミステリー短編集。四つの短編集のどれもが「ほろり」とさせてくれる手法は流石といえる。「瑕疵借り」という印象からは想像も出来ない内容・展開に、この作家の独創性を感じる。

　「訳あり物件に住み込む藤崎は不動産業者やオーナーたちの最後の頼みの綱。原発関連死、賃借人失踪、謎の自殺、家族の不審死…どうすれば瑕疵を洗い流せるのか。男は類い稀なる嗅覚で賃借人の人生をあぶり出し、瑕疵の原因を突き止める。誰にでも明日起こりうるドラマに思わず涙する」（本帯より）

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処罰と法感情…

　あおり運転が原因で尊い二人の命が奪われた事件の裁判（裁判員裁判）が始まり、注目が集まっています。

　報道によれば、被疑者の行為が「危険自動車運転致死傷罪」に該当するのかが争点となっています。検察側は「そもそも、被疑者のあおり運転から生じた事案であり、被害者の死亡が当該自動車が停車していたとしても、その死との間には相当因果関係がある」との理由により、この罪を適用している。一方、弁護側は「そもそも、この罪は自動車が走行していることが必要で、停車中に起こった死には適用できず、因果関係もない」としている。また、こんな見解を投げかけた専門家もいる…「一連の行為を概括的に捉えて未必の故意の殺人罪に問えるのではないか」。

　どう思われるのだろうか…　

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　ここで、そもそも法とは何だろうか…ということを考えてみると…

「法の目的」と言い換えてもいい。このテーマは法哲学上たいへん深いテーマなのだが…　筆者の理解では、法の目的には「正義、合目的性、法的安定性」がある※。

※ラートブルフ著作集 Ⅰ（有斐閣）「法の目的」177頁以下が詳しい。また、「法学入門 法の理念 195頁以下」団籐重光著（有斐閣）も参考になる。

　この事件を判断するにおいて、「正義の実現を貫くには…」「 危険運転致死傷罪の構成要件を目的論的に解釈すると…」「法的安定性を充たすには…」がキーポイントになるかと思われる。裁判所はどのような判断を示すのだろうか...  判決を注視したいと思う。

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その後の余韻…

　竹内まりやさんのシアターライブでの感激が未だに醒めていないばかりか、強くその余韻が残っている。専ら、SLKでのドライブをしながら、竹内まりやさんの曲を聴いている…  何とも幸せな気分になれる。

written by Seikoh-Udoku