小さな空間
現在の家を建てるときに、こだわったことがあります。小さくとも書斎という空間を作ることでした。建築士を含む業者との打ち合わせをして出来上がったのが、今の書斎(と言われる空間)です。
書斎とは言いつつも、大きなデスクがある訳でもなく、また広々としたスペースでもありません。とてもシンプルな空間で、ひとり楽しむ空間なんですね。
こだわった点は、(1)二階の片隅に小さなスペースを設ける、(2)書棚は窓側とは反対の壁全面(天井まで)にする、(3)窓側には長いカウンター式のデスクを設置する、(4)壁紙は緑を基調とした明るいものにする。
こうして時の経過を振り返ってみますと、書斎を作っておいて本当に良かったと思っています。この空間自体に意味があると思っています。
万年筆で文章を書いたり… Macで様々な作業をしたり… 背面にある書棚に並んだ本を眺めたり取り出したり… 本を読んだり… 好きな音楽を聴いたり、映画を観たり… もの思いに耽ったり等々。この空間が楽しい時間を創り出してくれています。晩年になった今、とても大切な時間なんですね…。
〖ここでの写真は拙宅敷地内にある植物 撮影機材はPENTAX K-70〗
———————————————
『科捜研の女 Season21 最終回』
以前も述べましたように、筆者はこのドラマを最初のSeason1から見ていた訳ではなく、ここ最近その面白さに嵌ってしまいました。それからというものは、現在のSeason21はもちろんのこと、Season 20から遡って視聴し、ついに一昨日にはSeason15を見終わったばかりなんですね(TELASAで全編視聴可能)。ドラマの内容が良いことが一番ですが、科捜研の法医研究員の榊マリコ役を演じている沢口靖子の魅力が引き立っています。
二時間拡大の最終回を鑑賞しました。最終回にふさわしいストーリーと科捜研チームの方々の最後を飾る言葉の中に、「科捜研の女」への温かいメッセージが込められており、心に響くものがありました。
今回が最終回になりますが、筆者の中では「科捜研の女」は未だ終わっていません… 本日からはSeason14を視聴しますので。マリコと土門刑事の微笑ましい姿がふたたび見られます。そして、いつの日にか、Season22がスタートすることを願っています。
———————————————
小説家 吉村 昭
吉村 昭の「小説の世界」を知ったことで、本を読むことが一段と楽しくなりました。 到底語り尽くせませんが、吉村 昭の文章に触れている瞬間に幸せな感覚を抱きます。既に故人になりましたので、新作を読むことは出来ませんが、未読の吉村作品を一挙に読むのではなく、大事に大事に間隔を空けながら少しづつ読んでいます。
『史実を追う旅』吉村 昭著 文春文庫
今回取り上げた本は、既に出版された小説の取材裏話等がたくさん詰まっている興味津々のエッセイ集です。幸いにして、ここに登場する作品は読み終わっているものが多く、それらのエピソードなどを知ることはたいへん有益で、しかも楽しいものとなりました。改めて、吉村 昭の小説に対する真剣な意気込みを窺い知ることが出来ました。
「あとがき」にこう記しています…
参考までに、このエッセイにはこのような小説が登場します…
✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎
2018年4月10日、東京都荒川区にある『吉村 昭記念文学館』を訪れました(その時の様子は当ブログにアップしています)。
念願叶ってのことでしたので感激一入でした。中でも最も印象的だったのは、吉村 昭の愛した書斎が再現されていたことです。これを身近に見ただけでもここを訪問した価値はありました。取材等で外出から帰った後、この書斎にいることが何よりも楽しかったと、妻であり作家の津村節子が述懐しています(DVD「小説家 吉村昭」収蔵)。また、長崎の老舗万年筆店で購入したペンがそっとデスクに添えられてあります。この書斎から誕生した数々の小説が思い浮かべると… 胸がいっぱいになります。
記念館の売店で購入したDVDには、吉村昭と共に仕事をした編集者たちの貴重な証言、瀬戸内寂聴の吉村昭への高い評価、また、妻の津村節子の吉村昭への深い愛情と吉村昭の才能を信じ切っている姿が胸を打ちます。
なお、今回この記事をアップするに際して、改めてこのDVDを視聴しました。
written by Seikou-Udoku
![]() |
ミニ MINI Crossover 諸事情により手放しました。力強い素晴らしいクルマであったことを記しておきます。 こ ... |
![]() |
メルセデス・ベンツ SLK 運命的な出会いのメルセデス・ベンツ SLK200... ツーシーターでオープン走 ... |
![]() |
ダイハツ コペン コペンセロSは9月27日をもって手放しました。3ヶ月程の期間ではありましたが、コペンセ ... |
![]() |
スマート スマート フォーフォー 本日(6/21/2018)、私の下を離れました。一年半の間良き相棒として走ってくれました ... |
2025年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2024年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2023年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2022年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2021年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2020年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2019年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2018年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2017年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2016年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2015年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2014年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |