鯉のぼり
5月に近づくこの頃合いになりますと、ここを訪れます。そう、鯉のぼりが見られるからです。
午後に訪れますと、母親に連れられた子供たちが楽しそうに遊んでいる姿に癒やされます。ゆっくりとした平和な時間が流れていきます。
この日は半袖でもいいような気持ち良いの中で、優しい風の応援を受けながら鯉たちが仲良く泳いでいます。
————————————
時代を象徴する言葉と英語
ここ最近「サステナブル」という言葉をよく聞くようになりました。そして、「SDGs」というワードもよく見聞きするようになりました。
サステナブル「sustainable」は、「支持できる、維持できる、持続可能な」の意味を持つ形容詞です(例「sustainable economic growth」)。そう、地球環境を破壊することなく、資源も使いすぎず、次の世代も美しい地球で平和に豊かに、ずっと生活をし続けていける社会という意味を込めて、「サステナブルな社会(持続可能な社会)」と呼ばれるようになったんですね。
動詞「sustain」の形容詞が「sustainable」&「sustained」(過去分詞の形容詞的用法)であり、名詞が「sustainability 」になります。この熟語「sustained efforts」(不断の努力)は意味に共感が持てます。参考までに、アメリカ映画に出てくる法廷シーンでは、弁護人や検事が裁判長に向かって「sustain」と応答する場面をよく見たりします。
〖出典〗ここで単語の意味その他は「研究社英和大辞典」に依る。
一方、「SDGs」は「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」ということになります。2015年 9月の国連サミットで、全会一致で採択されたものです。 貧困や飢餓から環境問題、経済成長やジェンダーまで幅広い様々な課題が網羅されています。2016年から2030年までの15年間に達成することを目標としています。
このように、巷で流行っている語句(英語)とその派生する語句とをセットで覚えておきますと、語彙(Vocabulary)は確実に増えていきます。
————————————
本の世界…
『貸し込み 上下』黒木 亮著 角川文庫
経済社会小説の分野では抜群の存在感を放っている黒木亮。この作品は、黒木 亮が銀行に勤務していた頃、自身が実際に経験したことを題材に書かれたものだけにリアル感が伝わってきます(敬称略)。
「バブル最盛期に行なった脳梗塞患者に対する過剰融資で訴えられた大手都市銀行は、元行員の右近祐介にすべての責任を負わせようとする。右近は我が身に降りかかった濡れ衣を晴らし、銀行の巨悪を告発するべく、証言台に立つことを決意。マスコミと有能な女性弁護士の協力を得て、全面対決の構えをとった。しかし、銀行は組織の体面にかけて、なりふり構わぬ戦いを挑んできた…」(本帯より)
銀行内部の実務及びドロドロとした内実が描かれており、上巻では一気に読む進みます。下巻では、裁判の描写がかなり長く且つ詳細なために、読む忍耐を要しますが(裁判長が居眠りをしている場面なども皮肉として書かれている)... 迫真のドラマに仕上がっています。力作だと思います。
✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎ ✴︎
『 クローバー・レイン』 大崎 梢著 ポプラ文庫
本が好きな人にお薦めの作品。若き編集者を中心に物語が進行していきます。編集者と作家との人間関係が面白おかしく描かれており、また本として出版されるまでの出版社内部での複雑な過程などが垣間見えて、本好きにはたまりません。本を愛する気持ちが溢れ出ている筆致に全編が彩られています。
「大手出版社に勤める彰彦は、落ち目の作家の素晴らしい原稿を手にして、本にしたいと願う。けれど会社では企画にGOサインが出ない。いくつものハードルを越え、彰彦は本を届けるために奔走する…」(本帯より)
本編での優しい文章が流れる中、爽やかな淡い恋も登場したりして、清々しい読後感が残ります。まさに「本にかかわる人たちのまっすぐな思いに胸が熱くなる物語」(本帯)なのだと思います。
written by Seikou-Udoku
![]() |
ミニ MINI Crossover 諸事情により手放しました。力強い素晴らしいクルマであったことを記しておきます。 こ ... |
![]() |
メルセデス・ベンツ SLK 運命的な出会いのメルセデス・ベンツ SLK200... ツーシーターでオープン走 ... |
![]() |
ダイハツ コペン コペンセロSは9月27日をもって手放しました。3ヶ月程の期間ではありましたが、コペンセ ... |
![]() |
スマート スマート フォーフォー 本日(6/21/2018)、私の下を離れました。一年半の間良き相棒として走ってくれました ... |
2025年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2024年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2023年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2022年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2021年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2020年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2019年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2018年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2017年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2016年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2015年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2014年 | |||||
01月 | 02月 | 03月 | 04月 | 05月 | 06月 |
07月 | 08月 | 09月 | 10月 | 11月 | 12月 |