ここに歴史が…
市内にある歴史所縁の場所をいろいろ調べています。歴史好きにはたまらなく楽しい時間になりますし、こういう作業自体に「歓び」を感じます。その甲斐があってか、たいへん興味深いスポットを見つけることが出来ました。
それは小倉城周辺にありました。あまり知られていない「歴史」スポットであり、幕末から昭和の歴史に高い関心を持っている筆者には嬉しい発見です。早速訪ねてみることに…。
『乃木希典居住宅の趾』
この碑は北九州リバーウォーク横にひっそりと建てられています。小さな目立たない碑ですので、気づかず通り過ぎる人がほとんどだと思います。
碑の横にある説明書きにはこう記されています…
「この石碑は乃木さんが歩兵第十四聯隊長心得として明治八年十二月十九日着任以来同十年二月十三日西南の役に出動するまで居住した跡を示すものである。」
乃木希典は明治八年からここに住み、明治10年には西南戦争が勃発し、小倉を去っています。筆者は「児玉源太郎」と並んで「乃木希典」という人物に、今もなお高い関心を持っています。それ故、この碑を訪ねたことは、ある種の感動がありました。歴史というシャッターを押しているかのような感覚を覚えます。筆者には極めて満足度の高い訪問でした。
周辺はこのようになっています…
『おうがいばし⟨鷗外橋⟩』
この橋があることはうすうすは知ってはいましたが、訪れるのは初めてです。紫川に架かる10の橋の一つで、別名「水鳥の橋」とも呼ばれています。そう、森鷗外を偲んで名付けられた橋なんですね。鷗外は旧陸軍第12師団軍医部長として小倉に赴任したことがあるため、小倉には住居跡や鷗外ゆかりのスポットが多くあります。趣味として「鷗外」を研究してきた筆者には、嬉しい訪問となりました。
このような景色が広がっています…
『伊能忠敬 測量200年記念碑』
伊能忠敬といえば、我が国で初めて実測による当時世界最高水準の日本地図を完成したことで知られています。九州についていえば、伊能忠敬が64歳という高齢になってから前後二回に及ぶ困難な測量を行ったといいます。このスポット、つまり小倉城下・常磐橋は、九州における伊能忠敬測量の始発点となっています。説明プレートによれば、この碑は伊能忠敬測量開始200年を記念して建立されたとのこと…。
以上のように、このエリヤだけでも三箇所に、歴史が刻まれている場所があります… 時空を超えた不思議な縁を感じざるを得ません。
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伊能忠敬の測量記念碑を訪れて以降、俄然この人物をもっと知りたくなり、急遽この本「伊能忠敬の歩いた日本」(渡辺一郎著 ちくま新書)を読みました。それによると、自動車や飛行機のない時代に、伊能忠敬は49歳で隠居してから、徒歩で蝦夷地から始めた測量を全国レベルまで行っています。「二本の脚と簡単な測量機器だけで作られながら、現在とあまり違わない地図の見事さ…」(前掲書P12)というくだりの文章に至っては驚きしかありません。偉業を成し遂げたばかりではなく、伊能忠敬の生き方にも大いに刺激を受けます。
伊能忠敬と聞けば、この人を思い浮かべるのではないでしょうか… 「間宮林蔵」。間宮林蔵は、樺太が島であることを確認し、また間宮海峡を発見したことで知られています。伊能忠敬が蝦夷地測量の際に、若かった間宮林蔵と接触をもったとされています。間宮林蔵に関しては、この本「間宮林蔵」(吉村昭著 文春文庫)が詳しく、間宮林蔵の生涯を感動を持って読むことが出来ます。
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Little Glee Monster…
このグループのことは、映画「はい、泳げません!」を鑑賞し知りました。映画のエンディングに流れる「Magic!」と「生きなくちゃ」が筆者の感覚にフィットしました。それ以降は、運転するときはほぼ毎回聴くようになりました(映画紹介の時に述べています)。
数週間もすると、このグループの音楽をもっと聴きたくなり、このCDを購入しました。
CD三枚が入っていますので聴き応えがあります。いいフィーリングですね…。男女・年齢の枠を超えて、音楽の素晴らしさに感激します。聴いていて元気が出ると言うか、気持ちが明るくなるというか… そういう音楽なんですね。自身の感性に合っている音楽は、音楽のジャンルに関係なく沁み込んでくるんですね。
written by Seikou-Udoku
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