受験シーズン
筆者が経験した大学受験はかなり前の話になりますが…。筆者の生まれた年代は戦後最大のベビーブームと言うこともあり、大学受験の競争倍率も20倍を超えるところがザラにありました。 今思い出すだけでもぞっとするような競争倍率だったんだなぁと思います。 受験勉強の頃は辛いと思ったこともありますが、今こうして振り返りますと「受験」を経験したことで学んだこともたくさんあったように思います。
当時のことを少し振り返ってみますと… 高校2~3年の頃には、夜11時から始まるラジオ講座を聞いていました。確か旺文社が主催していたものだったと思います。 さらに、夏休みには水道橋にある「研数学館」(現在もあるのか分かりませんが)で英語の夏期講習を受けました。そこで学んだことが後々かなり役に立ったことを今でも覚えてます。
国指定重要文化財 筑後川昇開橋
(撮影機材 PENTAX K-70)
それでは、受験は筆者にとっては何をもたらしたのだろうかと考えてみますと、「英語」に傾倒していく切っ掛けになったことでしょうか。 そう、大学に入ってからもビジネスの世界に入ってからも、英語の勉強はずっと続けていました。とにかく英語を勉強するのは楽しかったんですね…。
書棚には、さすがに受験当時の英語の参考書はありませんが、ビジネスの世界に入ってからの本はかなり残っています。 以前も書きましたが、英語の辞書・事典を集めるのも好きでしたので、今もかなりの数の辞書・事典が書棚にあります。もう使うことはほとんどなくなりましたが、人生の思い出として残してあります。
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Apple Life
M1 Mac miniにはマイクがないので、最近になってやっと外部マイクを付けました。これによって音声入力が可能になります(iMacやMacBook Proには内蔵マイクが付いている)。 音声入力はかなり便利なので、キーボード入力と合わせて利用する価値があると思っています。 Macの音声入力は、かなり精度が高く文章入力には有効なツールだと思っています。これでSiriも利用できます。
参考までに、外部マイクはアマゾンで購入し、しかも廉価。これで十分すぎるほどの性能を備えています。
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本の世界…
今回取り上げる小説は下記二冊の著作を通して知りました。『冒険小説ベスト100 P26~28』は12/27/2021付ブログで紹介しており、『新・冒険スパイ小説ハンドブック P138』は数年前に紹介しています。小説をこよなく愛する人には、かなり質の高い情報を提供してくれる書物だと思います。
さて、本題に入ります… 下記の本は冒険小説の世界では高く評価されている作品で、評論を読んだ段階で読書欲をそそられました。
『樹海戦線』J・C・ポロック著 ハヤカワ文庫
「CIA内部に潜むソ連の大物スパイ… その正体を暴く情報を持つために、元グリーンベレー隊員のスレイターは暗殺者に命を狙われ始めた。激闘の末、からくも生き延びたスレイターと戦友のパーキンズは、武器を集めてカナダの森林地帯に入り、敵を迎え撃つ作戦に出る。だが、そこに送り込まれてきたのは、ソ連が誇る特殊部隊の精鋭だった! 大自然を舞台に展開するプロ対プロの激烈な闘い…」(本帯より)
冒頭から終盤まで息もつかせぬ早い展開のアクション冒険小説でした。オーソドックスな冒険小説であり、迫力のある世界に導いてくれます。スパイ冒険小説を、心の何処かで欲するようなときにはこの作品はぴったりかと思います。尚、原題「Centrifuge」日本初版は1986年。
written by Seikou-Udoku
それぞれの楽しみ・歓び
人それぞれ暮らしの環境が異なりますので、時間の過ごし方は千差万別と言って良いでしょう。特に、晩年の過ごし方はそれぞれなんですね。
庭の手入れに精魂を込める、健康志向のジョギング/山登り/スポーツ、趣味としては定番の囲碁/将棋/写真撮影/芸術鑑賞/ドライブ、食べ歩きや料理に開眼する、旅をしながら未知の世界を体験する等々… 正にそれぞれなんですね。
筆者に関していえば、本を読むことが「ホッとする」時間なんですね、特に晩年になった今は…。そうですね、若いときのときの読書と今とでは、本への深度(この言葉が適切かどうか分かりませんが)が違うような気がします。本から得られる理解も異なるように思います。もっとも、これは筆者自身の感想に過ぎませんが…。
10代後半から40代までに読んだ本から得られた感激/感動が、良き思い出として心の奥に残っているのは無形の財産なんですね。何年いゃ何十年ぶりに読み返すことは、また違った感動/感激に出会えることにも繋がります。
All the photos were taken through the lens of PENTAX K-70.
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弁護人➛検事
1月12日付ブログで取り上げた「生涯弁護人 事件ファイル1~2」(弘中惇一郎著)には、弘中惇一郎という弁護人が取り扱った冤罪事件が詳細に綴られています。本日取り上げるテーマは「検事」になります。
〖解説〗司法の一翼を担っている検察官(検事)には、公訴を提起するという大きな権限があります。しかも、検事の裁量でのみ為しうる権限になります(起訴便宜主義)。実際の事件に関して言えば、検事ひとりが検察庁を代表していますが、実際は「検察官同一体の原則」があり、検察上層部の指示を受けなければならないという側面もあります。さらに法務省サイドとの軋轢などもあり、到底検事ひとりの判断では動けないという実情があります。
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衝撃だった作品
2015年9月3日付のブログ「正義の話」の中で、筆者はこう綴りました…
「世の中の澱(よど)みかかった空気に触れることが少ない思春期の頃、映画『黒の報告書』を見て衝撃を覚え、その好奇心の赴くままに原作『華やかな死体』を読み込んだ。一途な正義感に燃えていた、少しほろ苦い青春時代の一ページを象徴するかのような思い出の作品。主演は、青年検事 城戸明に宇津井健、相手弁護士に小沢栄太郎というキャストで、ある殺人事件を巡る検察側と弁護側の息詰まる裁判が迫力満点で非常に興味深い。法とは何か? あるいは正義とは何か?... を考えさせてくれる」
筆者が法学部の学生だった頃、「検事」という職業について深く考えさせてくれた小説であり映画でした。同時に、筆者にとりましては大きな刺激をもらった映画/小説でもありました。
参考までに、原作の「華やかな死体」(佐賀潜著 春陽文庫)は第8回の江戸川乱歩賞受賞作品であり、映画は1963年製作/公開されています。著者の佐賀潜は10年ほど検事を務め、その後弁護士になり多くの著作を残しています(敬称略)。
春陽堂の文庫本(今はこの出版社はありません)とその後購入したDVD「黒の報告書」(モノクロ)は、懐かしい思い出として今も大切に保管しています。
ところで、つい最近「華やかな死体」の続編があること偶然知り、絶版でしたがやっと入手することができました。その本とは… 『検事 城戸 明』。
「美しい同居人仙波千草を包んだ黒い霧の正体は何であったか? 日本最初といわれる複雑な増資詐欺事件とそれにまつわる二つの殺人事件を背景に、元検事の江戸川乱歩賞作家が彫む、純情の青年検事城戸明の人間像」(本帯より)
前作「華やかな死体」の最終章で、検事 城戸明は無念の判決をくらい、失意の中地方に左遷されたところからこの物語が始まります。複雑な増資詐欺事件と殺人事件を検察独自で捜査してゆく… 城戸検事の恋愛もあり、十分楽しめた作品でした。
筆者は、政治的な動きが目立つ検察『特捜部』には疑問に思っているところが少なくなく、むしろ日常起こる犯罪に対し、ひたむきに「正義の実現」を希求してゆく刑事部の検事の姿に共感を持っています。上記の「華やかな死体」「黒の報告書」「検事 城戸明」には、そのような検事が描かれていることに興味の対象としての意味があります。
written by Seikoh-Udoku
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