城山緑地公園からの景色…
前回は、黒崎駅及びその周辺の夜景を取り上げました。今回は、黒崎駅線路を挟んで反対側に位置する城山緑地公園(道伯山公園)からの景色をご覧にいれようと思います(これまでもこのスポットの記事をアップしています)。園内には「黒崎城址」の石碑があります。
ここから見える景色がまた素晴らしいに尽きます。昼間だけではなく夜景スポットとしても知られています。小高い場所にあるこの公園に行くには、長い急な階段を登って行く方法とクルマで行く方法があります。筆写が最初に訪れたときは階段を登っていきました(とてもハードワークです)。今回はクルマでの訪問となります。
生い茂った緑の中を進んでいくと、展望台があります。
最高の景色に大満足。今回撮った昼の写真と以前撮影した夜景写真とを対比してみました。
閉店した「黒崎井筒屋」及びその周辺…
大気が澄み切っているので皿倉山展望台及びケーブルカー山上駅がはっきり見えます。
公園を一周しながらシャッターを切ります。
階段を登ってきたあの頃が懐かしい…
歴史も感じられるお薦めのスポットです。
The above photos were taken through the lens of PENTAX K-70.
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本の世界…
『槍ヶ岳開山』新田次郎著 文春文庫
この作品は、山岳小説を超えて歴史小説の分野にも切り込んだ内容で、深い感動を持って読みました。実在した播隆上人の生涯を追った伝記小説で、新田次郎の意欲作かと思います(敬称略)。
「文化10年、富山の百姓一揆にまきこまれ、過って妻のおはまを刺殺してしまった岩松は、国を捨てて出家した。罪の償いに厳しい修行をみずから求めた彼を絶え間なく襲うのは、おはまへの未練と煩悩であった。妻殺しの呵責に苦しみつつ、未踏の岩峰・槍ヶ岳初登攀に成功した修行僧・播隆の生きざまを雄渾に描く…」(本帯より)
本編が終わったところで、「取材ノートより」の中でこう書かれています… 『 近く松本駅前に播隆上人像が建立されることになったそうである』(昭和52年3月)。この記事を見て、すぐインターネットでこの像を調べてみると… なる程、立派な播隆上人像を見ることが出来ました。播隆上人の足跡を振り返りますと、誠に感慨深いものがあります。この小説に出会って本当に良かったと思える瞬間でした。
written by Seikou-Udoku
夜景の魅力…
夜景の魅力に惹かれるように、夜の街に出かけました。夜景撮影は一年以上も間隔が空いていましたので、以前の感覚を思い出しながら再スタートしました。やはり、夜景撮影は「神秘的な世界」に入り込むような楽しさと歓びがあります。
今回のテーマは「黒崎駅およびその周辺」。北九州市の中で、一日平均乗車人数の第一位は小倉駅ですが、それに次ぐのが黒崎駅と記録されています。黒崎駅には、JR鹿児島本線や折尾駅より筑豊本線直方方面へ直行する系統も乗り入れています(福北ゆたか線の愛称が付けられている)。また、筑豊電気鉄道線の黒崎駅前駅も近接しています。さらに、黒崎西鉄バスセンターも併設されています。
Attached are the photos taken through the lens of PENTAX K-70.
COM CITYには八幡区役所、市立子どもの館、黒崎ゴールド免許センターなどが入っています。
もともと、黒崎は北九州の副都心と言われている通り、かつては相当栄えていました。が、黒崎井筒屋が閉店し、大型ショッピング・モール出店等々の影響もあり、駅前アーケード商店街にはシャッターが閉まっている姿がところどころに見られるようになりました。そこで、地元商店街の方々や青年起業家の皆さんが黒崎駅周辺を盛り上げようと日々活動されているようです。
参考までに、黒崎駅線路の反対側には、安川電機本社、三菱化学黒崎事業所、黒崎播磨本社等々の企業があり、さらに黒崎城址などもあります。
〖夜景撮影の話〗日の入り時刻を確認し、現地に向かいます。そうですね、初めてのスポットですと30分ぐらい前には現地に到着するようにしています。展望台のような場所であればよいのですが、そうでない真っ暗で人が全くいないような場所では、防犯上かなり気を使います。今回のような場所ですと撮影に集中できます。
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本の世界…
故人になってしまいましたが、船戸与一はこの上なく魅力的な世界を創り出した作家だと思っています(敬称略)。だからこそ、当ブログではこれまでにも多くの作品を取り上げてきました。そう、できるだけ多くの方々にその素晴らしさを知って貰えればと思いながらいつも綴っています。
今回取り上げる作品は、船戸与一が2000年の第123回直木賞(注)を受賞した後に書かれた短編集(8作品)です。短編と言ってもどれも秀作で、新宿を舞台に欲望うごめく多種多様な人間たちの闇の部分を描いた熱い物語です。船戸与一の筆致が冴え渡っています。
(注)受賞作品は「虹の谷の五月」で当ブログでも取り上げています。
『新宿・夏の死』 船戸与一著 小学館文庫
「残された人生で息子の復讐を誓った父親。亡くなった仲間のために、誇りをかけて立ち上がった男娼たち。貸金業の男が夢見た現実からの脱出と誤算。消すことのできない過去に縛られ続ける元高校教師のホームレス。失踪人の捜索を進めるうちに、自ら抜き差しならない状況に追い込まれていく興信所勤めの元女刑事」(本帯より)
船戸与一の小説は、純文学/ミステリー/歴史/冒険等々の全てのジャンルを超えた壮大な物語というのが筆者の印象で、特に長編ものがとても素晴らしいと思っています。歴史が好きな方には「満州国演義 1~9」がお薦めです(当ブログで以前に取り上げています)。かなりのボリュームがありますので読み応えがあります。文学の底知れぬ魅力が詰まった作品だと思います。因みに、筆者はこの長編作品が船戸与一の最高傑作だと思っています。
written by Seikou-Udoku
バラと緑に囲まれて…
この季節になりますと、咲き誇ったバラを見たくなります。早速、北九州市立響灘緑地「グリーンパーク」で行われている『バラフェア』に行ってきました。
広大な敷地のグリーンパークは、「水・緑・そして動物たちとのふれあい」をテーマとした市内最大の公園で、多くの人びとに親しまれています。そのグリーンパークも既に30周年を迎えたようです。
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グリーンパークに入ると緑が迎えてくれます。100人が同時に乗れる巨大なブランコでは子供たちが楽しそうに遊んでいます。
バラ園方向にゆっくり歩いていきます…
「バラ」一色…
バラの種類はたくさんあり、いくつかのバラを撮ってみました…
バラを堪能したところで、緑の中をゆっくり散策。楽しい時間を過ごしました。
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本の世界…
『ひとり旅日和』秋川滝美著 角川文庫
初めての作家の作品。ぬくもりを感じるような小説で、とても楽しく読ませてもらいました。こういう小説を読みますと、気持ちが優しくなるようで読後感がいいですね。
若いビジネス・ウーマンの日和は、会社内では日頃から上司にいじめられている中、ひとり旅を経験することで一歩一歩成長していくというストーリーです。読み始めると、ひとり旅がとても微笑ましく描かれており、行く先々の街並みの風情や食の楽しさが十分感じられるようになっています。第一話は「熱海」、二話は「水郷佐原」、三話は「仙台」、四話は「金沢」、五話は「福岡」といったように魅力ある街が登場します。
「都内に住む24歳の梶倉日和は、人見知りで、 会社でも叱られてばかり。 同僚の後押しもあり、気分転換に勧められたひとり旅におそるおそる挑戦してみる。 まずは、日帰りができる熱海へ。 神社を訪れ、 茹で卵の味に舌鼓を打ち、 干物の味に感動。 さらに思わぬ出会いが! ひとり旅の魅力にひかれ、 佐原、 仙台、 金沢、福岡へと足を延ばしていく。 少しずつ成長していく日和の姿は、仕事にも影響し始めて一旅をして、 知らない自分と出会おう!」(本帯より)
ひとり旅の良さが味わえますし、それぞれの街に行ってみたくもなります。筆者が住んでいる福岡はといいますと、その特徴を上手く捉えて、極めて魅力的な街として描かれています(実際に福岡は魅力満載ですが)。続編も読んでみたくなります… お薦めの一冊です。
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〖悩みから救いへ〗長いビジネス人生の中で、本当に良き上司に出会える可能性は人それぞれかと思いますが…。筆者がビジネスの世界にいたときに、こういう質問をしばしば受けました…
「いやな上司がいたらどうしたらいいのでしょうか?」。いつもこう答えていました… 「一生、この上司の下にいるわけではないですよ。ひょっとするとその上司は明日にでも異動するかもしれません。要は気持ちの持ち方次第」と。
上司に関わるこのような問題をも含めて「様々な悩み」には、この本がとても役に立つはずです(以前当ブログで取り上げています)。
参考までに、筆者にとっての最良の上司は、ビジネス人生後半に差し掛かった50歳の時に出会いました。良き上司に出会うまで本当に長い旅をしました… 人生とはこんなものなんだと。今では懐かしい思い出になっています。
written by Seikou-Udoku
緑と海の絶景スポットへ…
市内にある好きなスポットを訪れました。行き慣れた場所ではあるものの、幾度も訪れる中で再発見があります。ゆったりとした気分で景色を眺める… 心の休息になります。
さらに、アングルを変えて撮る写真は撮影の勉強にもなります。この時季は、海と緑たちの絶妙なハーモニーを見せてくれます。
Below are the photos taken through the lens of PENTAX K-70.
小高い場所にある小さな公園から見下ろすこの景色、久し振りの開放感…
少し歩いてゆくと… このスポットに到着します。辺り一面を飾っている緑が目に優しい。ベンチに腰を下ろし、ひと休み。
もう少し先へ進むと…
手前にある木々と海を隔てた緑とのハーモニー...
この絶妙な色の調和がこの上なく美しい…
この花が筆者の目を引きました。なんと存在感のある花なんでしょう…。このスポットを訪れて本当に良かったと感じながら、帰路につきました。
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感動の映画は永遠に…
いつものようにYouTubeを見ていると、この文字が飛び込んできました…
この言葉の意味するところがお分かりの方は、かなりの映画通かと思います。そうです… 映画「砂の器」(1974年10月公開)に登場する場所なんです。筆者にとっての感動作の一つであるこの映画は、これまで五回は観ています。それほど強い印象が残っている映画です(原作は松本清張の同名小説)。今回この記事を書くにあたって、この映画を再度じっくり鑑賞しました。
監督には野村芳太郎、脚本は橋本忍・山田洋次、音楽監督は芥川也寸志、「宿命」作曲は菅野光亮…。
映画後半の捜査会議において、ハンセン病※を患った父と子が人々から迫害を受けながら日本各地を、四季折々の風景と交響曲「宿命」をバックに遍路するシーンを回想しながら、 今西刑事(丹波哲郎)が事件の真相を解き明かしていきます…
このシーンは圧巻で、涙腺に刺激を受ける方がほとんどだと思います。
※昔は「らい病」と呼ばれていたが(映画の中ではそう呼ばれている)、偏見・差別を助長するものとしてこの呼称は使用せず、今はハンセン病(正式病名)と呼ばれている。一時的にはハンセン氏病と呼ばれた時期もあった。
全てにおいて良く出来た作品で、名作と呼べる映画であると思います。
written by Seikou-Udoku
皿倉山展望台から美しい眺望を楽しむ…
100億ドルの夜景として知られている皿倉山… 九州にお寄りの折には是非とも訪れていただきたいスポットの一つです。また、夜景のみならず、昼間もその美しさに圧倒されることでしょう。
この記事を通して、皿倉山からの絶景を皆さんにシェアできれば望外の幸せです。それでは、皿倉山にご案内しましょう…。
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皿倉山の世界へ…
⟨THE OUTLETS KITAKYUSHU ↔︎ 皿倉山ケーブルカー山麓駅&展望台⟩
今回は趣向を凝らして、JRスペースワールド駅からの順路でご案内しましょう。参考までに、「スペースワールド」が閉園された後でもこの駅名称が使われています。これは地元住民の共通の思いから、この名称が存続していると聞き及んでいます。
スペースワールド駅を降り、「THE OUTLETS KITAKYUSHU」への連絡ブリッジを歩いていきますと、目指す「皿倉山展望台」が見えます。
さらに歩いていきますと、「THE OUTLETS KITAKYUSHU」入り口に到着。
エスカレーターを降りると、目の前にはスペースラボが現れます。
早速、「皿倉山ケーブルカー山麓駅」行きのシャトルバス乗り場ヘ直行します。暫し待っていますと、一際目立つシャトルバスの登場です。
皿倉山シャトルバス乗車特典の割引券を頂き乗車します。
街の風景を楽しみながら、15分程で皿倉山ケーブルカー山麓駅に到着。
チケットを購入し、ケーブルカーに乗り込みます。それなりの数の乗客がいます。10分ほどケーブルカーを楽しみます。眼下に見える景色、緑の中を登っていくケーブルカー…
ケーブルカーを降り、連絡しているスロープカーに乗ります。
皿倉山山頂(展望台)に到着。
天候に恵まれ、この雄大な美しい景色… 見惚れてしまいます。この美しさには説明は不要でしょう。まずは、「スペースワールド」(2017年4月28日撮影)とその跡地にオープンした「THE OUTLETS KITAKYUSHU」とを比べてみますと…
⬇︎
周り一面を見渡しますと、絶景が迫ってきます。
このようなモニュメントもあります。
絶景を十分満喫した後は、スロープカーが迎えに来てくれます。
シャトルバスに乗って「THE OUTLETS KITAKYUSHU」に戻ります。
「THE OUTLETS KITAKYUSHU」はたくさんの人々で賑わっていました。買い物もよし、食事をするもよし、イオン八幡東に行くもよし等々… 楽しい時間を過ごせます。
シャトルバスで行く皿倉山、存分に楽しんで頂けましたでしょうか…。
All of these photos were taken through the lens of PENTAX K-70.
⟨PENTAX-DA 1:3.5-5.6 18-135㎜⟩
written by Seikou-Udoku
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