夜景撮影 —若戸大橋を素材として—
国の重要文化財に指定された「若戸大橋」は昼夜を問わず爽やかな姿を見せてくれます。今回は、若松と戸畑を結ぶ若戸渡船場の戸畑側にやってきました。
高塔山公園展望台から見える若戸大橋は、高台から遠くに見るというスタイルですが、ここでは地上から見える若戸大橋が撮影できます。撮影時刻は、19時34分から20時28分の間で撮りました(日没19:34頃)。尚、このスポットからの撮影は初めてとなります(撮影機材 PENTAX K-70)。
夕焼けが美しい…
この写真はiPhoneXRで撮ったものですが、これはこれでいい感じかと思います。
次第に暗くなってきます。その変化が微妙に写真に投影されています。
夜間、シャッター時間が長い(数秒から数十分)と「長秒ノイズ」が発生します。赤青緑などのカラフルな輝点が長秒ノイズと言われるもので、これはカメラの故障ではなく、イメージセンサーの熱が原因で発生します。従って、気温が高い状態では熱を持ちやすく、数秒のシャッター速度でもノイズが発生する場合があります。
〖その対策〗下記フォトはノイズ発生がしましたので、編集ソフトのノイズリダクション機能を使いました。筆者の場合は、先ずはApple純正「写真」の「ノイズ除去」を使います。それでも解決できなければ「Luminar AI」を使います(どちらかで解決)。このように写真を撮影した後でもかなりの範囲で編集・修正できるところに「RAW」撮影の利点があります。
F9 15.0s
F9 30.0s
F9 25.0s
F8 30.0s
上記五枚のISO感度は「100」
もう一つの対策として、カメラの機能の中に「長秒時NR⟨Noise Reduction⟩」(PENTAX)という機能があります。これを事前に設定しておくという方法もあります。この機能を使うと写真自体がのっぺりしてしまう等の指摘がされていますが、いろいろ試してみるのが宜しいかと思います。
夜景撮影は、その場所に行く歓びと撮影する楽しさがあります。また、いろいろ学ぶところに写真の奥深さがあり、フォトの世界がより広く感じられます。
〖参考〗以前紹介しましたように、三脚の雲台にアルカスイス互換のクランプを付けています。夜景撮影には欠かせない三脚… 愛着が湧いてきます。
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本の世界…
『ときどき旅に出るカフェ』近藤史恵著 双葉文庫
この作家の作品は、筆者の感覚に妙に合うようでつい読んでしまいます。小説の舞台が「カフェ」、ここで展開するストーリーが軽妙で面白い。筆者も知らない世界に点在するメニューが出てきます。そこに、近藤史恵の「こころも満たされる」サスペンスが上手く仕組まれています。連作短編集なので好きな時間に好きなだけ読めるのもよい。
「平凡で、この先ドラマティックなことも起こらなさそうな毎日を過ごす瑛子が近所で見つけたのは日当たりが良い一軒家のカフェ。店主はかつての同僚・円だった。苺のスープなどメニューにあるのは、どれも初めて見るものばかり。旅先で見つけたものを再現し、出しているという。瑛子に降りかかる日常の小さな事件は世界のスイーツによって少しずつほぐれていく」(本帯より)
以前、取り上げたTVドラマ「シェフは名探偵」の原作が近藤史恵ですので、そのタッチというか余韻が残っています。筆者は、このドラマは隠れた名作だと思っています。
written by Seikou-Udoku
念願の地へ… 佐多岬
—薩摩半島と大隅半島—
第一日目を無事終了し、「城山ホテル鹿児島」に宿泊しました。チェックインを済ませた後、ホテルのシャトルバスを利用し、鹿児島市内の繁華街である天文館へ行き、Yamapiさんと共に夕食をとりながら楽しい時間を過ごしました。ホテルに戻り、展望露天風呂がある大浴場でゆっくりと… 明日の安全走行を願いながら就寝しました。
第二日目… 大隅半島編『佐多岬』
いよいよ薩摩半島から大隅半島へ渡ります。「鴨池~垂水」間をつなぐフェリーに乗船です。
一時間ほど船旅を楽しみます。そこから一気に「佐多岬」を目指します… 長距離ドライブの始まりです。
やっと到着です… 念願だった『佐多岬』。およそ十年の歳月もの間、訪れようと思っては断念しやっとこの地へ来られたという意味において、歓びが込み上げてきます。
写真のやゃ左にみえるのは『佐多岬灯台』で、右端に見えているが『佐多岬展望台』。
大気が澄み切っていれば、このような島々が見えるのですね。
ひと休みしたところで佐多岬展望台を目指します。徒歩でしかいけませんので、駐車場エリヤからトンネルを抜けるとこのスポットに出ます
展望台に通じる道自体は歩きやすく作られていますが、そのほとんどがハードな登り坂で、その日は日差しが強かったせいもあり、汗が滝のように吹き出ます。
さらに、疲労が激しく途中2~3回程休憩を余儀なくされました。周りの景色が救いになります。
駐車場エリヤが遠くに見えます。
佐多岬展望台が見えてきました... あともう少しです。
こうしてスタートから20分くらい歩いてやっと佐多岬展望台に到着です。
ここでの眺望は達成感という歓びで充たされました。20分ほど汗を拭きながらの撮影タイム&休憩です。眺望をご覧ください。
駐車場エリヤに戻った後のポカリスエットは一気に飲み干しました。どんなにか癒やされたことでしょうか…。
佐多岬をしっかり記憶に刻み、15時半頃「念願の地」を後に、遥か遠い自宅を思い浮かべながら帰路に着きました。
〖知覧特攻平和会館、西大山駅、佐多岬の訪問を終えて〗
10年越しの念願だったこれらの地を訪れたことは、正に万感の思いがあります。70歳を超えたときに ”Bucket List” を作り、今回達成したことはその中の項目の一つです。運命の流れる中、今回の訪問を完遂できたことは幸運だったように思います。
この二日間で900㎞程走りました。CLA200dは小気味良い軽快な走りをしてくれました。メルセデスのシートが筆者の腰痛にはかなりサポーティブだったように思います。
最後になりますが、今回のロング・ドライブはYamapiさんのきめ細かいサポートを得たことが大きいと思っています。有難うございました。
written by Seikoh-Udoku
ロング・ドライブ… 念願の地へ
—薩摩半島と大隅半島—
ここ数年、体力的な問題及び腰痛、さらにはコロナ感染症の拡大等々の理由により、ロング・ドライブに行ってはいませんでした。そんな時、Yamapiさんからのお誘いがあり、思い切って念願だった地を訪れることにしました。
メインの目的地は、薩摩半島と大隅半島にある三箇所になります。九州自動車道の緑川PA(熊本県)で待ち合わせをし、Yamapiさんのナビゲートでスタートしました。一泊二日の旅となります。
第一日目(薩摩半島編)
晴天に恵まれて、指宿スカイラインを走りぬきます…
須々原展望台
錦江台展望公園
メインの最初の目的地に到着です… 知覧特攻平和会館。ここに関しては、事前に書物等でかなり学んでいたこともあり、この場所を訪れた事自体が尊いことだと思っています。
館内は撮影禁止。唯一撮影が許されていたのは… 海軍 零式艦上戦闘機。
会館周辺には… 特攻隊員の宿舎である三角兵舎、知覧町護国神社他があります。
車で10分ほど行ったところに「掩体壕(えんたいごう)」があります。掩体壕とは、爆弾が近くに落ちた場合でもその破片や爆風から飛行機を守るシェルターのこと。
瀬平自然公園(かごしまロマン街道)。雲が掛かっていますが、絶景です。
二箇所目のメインのスポットに到着です… 本土最南端の駅「西大山駅」。念願叶ったというのが率直な心境です。
JR日本の最南端の駅として知られる西大山駅は、正面には開聞岳を望む素晴らしい景観が見えます。駅前に立つポストは、指宿を代表する花「菜の花」の黄色で、幸せを運ぶポストとして知られています。
ラッキーなことに、列車が駅に近づいてきました。列車に乗車される方がお一人… 日々の生活の様子が見えてくるようです。
念願の「西大山駅」を後にし、第一日目はこれで無事終了です。絶景スポットを満喫し、知覧と西大山駅を訪れたことで念願が叶い、興奮が収まりそうもありません。また、久しぶりにCLA200dを存分に走行しました。その後は、宿泊先の鹿児島市内にある「城山ホテル鹿児島」まで走りぬけました。
to be continued…
プラネタリウム…
4月28日にオープンした ”The Outlets Kitakyushu” 。早いもので二カ月以上が経過しました。広い敷地には多くのお店と飲食店と子供の遊び場等々があり、日々多くの人々で賑わっています。その中でも、筆者の注目するのは「スペースLABO」(北九州市科学館)という施設です。
平日なので駐車場は十分な余裕があります。 ”The Outlets Kitakyushu” が出迎えてくれます。
ふと周辺を見渡しますと、皿倉山が見えるのではないですか…。皿倉山からの夜景は『100億ドルの夜景』ともいわれており、「新日本三大夜景都市」として選ばれた北九州市の象徴とも言うべきスポットなんですね。
さて、今日の目的はスペースLABO内にある「プラネタリウム」、ゆっくりウィンドショッピングを楽しみながら歩いていきます。
「スペースLABO」に到着です。
ここでは宇宙のことやそれに関連する展示、さらにプラネタリウムがあります。本日はプラネタリウムが目的ですので受付で順番を待ちます※。感じの良い女性スタッフの方々の応対が素晴らしく感心します。受付を終わりエレベーターで三階に上がります。エレベーターを降りるともうそこは宇宙を感じさせるような別世界に入り込みます(館内はフラッシュ撮影は禁止ですが、それ以外は許されています)。
※(注) 事前に予約が必要です⟨自宅のMacで時間帯と座席を簡単予約⟩
展示物を観覧しながら開始時間を待ちます。展示物も中々面白いですね。
この展示の前にあるQRコードを読み取るとこの写真になります…
入場時刻になり、筆者は最後に入場しました。館内はほぼ満席でした(プラネタリウム内は撮影禁止)。星が見えるように配慮されたリクライニング・シートに座ります。プラネタリウムを見るのは、なんと数十年ぶりなんです。期待に胸が膨らみます。
始まりです… テーマは『まだ見ぬ宇宙へ』。45分間はあっという間に過ぎ、Mysteriousな宇宙と星の世界を体験しました。こういう夢のある時間は、まさに安息の時間なんですね。
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工場群の風景…
このスポットから見える景色も好きで、繰り返し訪れています。日時と天候条件を違えれば、別世界に変身します。風景写真の奥の深さは計り知れません。理屈はそれとして、カメラを被写体にフォーカスし、シャッターを押す… 楽しい時間なんですね。
このところはRAW撮影が多く、JPEGでの撮影も時に行います。どちらがいいとかではなく、撮影状況に応じてRAW or/and JPEGを選択しています。素人ながら写真を楽しんでいます。
国の産業を支えている工場群及び船舶… これらを眺めていると、どういう訳かほっとした気分になれます。
国の重要文化財に指定された若戸大橋、その背後には皿倉山が見えます。
このスポットでの夜景撮影はまだしていませんが、折をみて行おうと思っています(やりたいことがあることは楽しみが増えます)。幻想的な夜景フォトが撮れるかもしれません。
written by Seikoh-Udoku
至福の時間を過ごす…
本を読むのは心の空間を充たしてくれる… 一方、好きなカメラを携え、好きなスポットへ行き写真を撮るのは視覚を楽しませてくれる…。どちらも目下のところ、筆者にとりまして至福の時間になっています。
本日は、この二つの至福の時間を皆さんとシェアしようと思います。最後までお付き合い頂ければ幸いです。
写真撮影の素晴らしさ…
—昼間と夜間のフォトを見比べてみる—
その日はいつもありがちな大気の澱みもなく、美しい風景が広がっていました。筆者にとっては、何度訪れても素晴らしいスポットなんですね。
後日、夜に訪れてみると世界が一変します。”Mysterious” とはこういう風景をいうのでしょう… ホワイトバランスに変化をもたせると、その雰囲気も変わります。
この広い場所に、筆者一人… なんと神秘的なことでしょうか…。
All the photos were taken through the lens of PENTAX K-70.
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本を読む素晴らしさ…
『ザ・フォックス』
フレデリック・ファーサイス著 角川文庫Kindle版
フレデリック・ファーサイス(83歳)は未だ現役で書いている… 嬉しい限りです。久しぶりにフォーサイスの小説を読みましたが、現実の国際政治を見ているようでたいへん面白かったですね。小気味良いストーリーを創り出すフォーサイスの筆致は全く衰えていません。さすが「ジャッカルの日」「悪魔の選択」「第四の核」等々のような名作を書かれた著者だけはあります。
今回のミッションは、天才ハッカーによる「システム侵入」、コードネームは「フォックス」。標的はイラン、北朝鮮、ロシアの軍事機密。実在の事件を題材にして書かれた国際軍事サスペンス小説なんですね。胸がすくような作戦の成功がまたいい。小説と現実とを混同させてくれるようなストーリーもこの小説の魅力だと思います。国際政治をかじっている筆者には面白くて仕方がありませんでした。この小説を切っ掛けにして、さらにフォーサイスの別の作品を読もうと思っています。感想はまた後日紹介する予定です。
「米国家安全保障局の不可侵と思われたシステムに侵入したのは、英国の18歳の若者だった。引き渡しを要求する米国。英国安全保障のアドバイザーであるウェストンは、英米両首脳に〈トロイ作戦〉と名付けた諜報活動を提案、この天才ハッカーに任務を与えた。コードネームは〈フォックス〉。手始めにロシアの巡洋艦をハッキングしたフォックスは、対外情報局に命を狙われることになる」(本帯より)。
written by Seikou-Udoku
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