昨日は兵庫県の奥地(笑)にあるセントラルサーキットで、知人の追悼走行会でした。
病気でお亡くなりになった方なのですが、葬儀がご親族のみだったこともあり、氏に近い方々が「皆で送りたい、追悼したい」と企画された走行会です。
走行会1枠は私が走る通常のスポーツ走行、走行枠2はナンバー無し車両を含むクラシックレーシングカー主体の枠でした。
二十数年ぶりのセントラルサーキット。
「こんなに山奥だった?」と、まるで全てが初めての感覚。コースレイアウトもほとんど覚えておらず、1コーナーだけ何とか覚えている程度でした。
起床はいつもと同じ4時。
片道約260kmのドライブですが、そのままのドライブ感覚では意味がないので、現在開発試験中の空力特性改善策のインフォメーションを確かめながらの移動。
うん、なかなか良い。
路面のアンジュレーションに正確に車が追従する(安定しないという意味ではない)。
以前よりもマフラー音やSタイヤ特有のロードノイズの聞こえ方、車体に伝わる微振動の再現性が増した。
ローファイナル&クロスレシオでも、新名神や中国道の登り坂で6速80km/hはシフトダウンしたくなるのですが、そのまま走行できるし、シフトダウンしなくともゆっくりならば加速できる。
自動車業界ではCd値ばかり言われますが、私は航空機における
・翼前縁のバウンダリー・タービュレーター
・翼根の渦生成タブ
・航空機腹下のフローガイド
をベースに考えています。
今度のスラG練習会で、車体の構造理論と併せてのテスト結果を基に特許庁への申請を行う予定です。
さて、現地入りした時間にはすでに受付が始まっており、急ぎ走行準備をしてご遺族や主催スタッフの皆様にご挨拶。
混走なので100%近い走りは行わず、現在テスト中の内容に必要な検証に集中。
結果は大成功。
タイヤの内圧セッティングも変えたのですが、空力特性改善策&構造的チューニングの効果もあって、走行後の内圧上昇率も理想的。溶け方も理想的。
さらにタイヤ4本の温度がほぼ同じで、トレッド面の外・中央・内すべてが1.5℃範囲内!
AIで結果分析させたところ、メーカー開発現場でもここまで揃う例は稀とのこと。
吸気負圧は 1.16kPa、回転数は 6515rpm を記録。この車の上限回転数としては記録かもしれません。
昼休憩後は、走行会枠2の車両グリッド整列をお手伝い。
クラシックレーシングの爆音は本当にすさまじいですね(笑)
ロータリー、DOHC、OHV、OHCと関係なく、皆それぞれ素晴らしい音と速さ。
亡くなられた氏が愛した世界そのものです。
空から現世の我々を見守ってくださいね。
今回の走行会を企画された皆様、そして走られた皆様、お疲れ様でした。
氏のご遺族の皆様、これからもこの世界をよろしくお願いいたします。
Posted at 2025/11/16 09:39:13 | |
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