
2017(2018?)モデルのSTI限定モデルが発表になりましたね~♪
足、ブレーキ、エンジンチューン、エクステリアとトータルで考えられて作られているから後でカスタムのしようがないのがこの手の車の良いところであり、また悪い(?)ところです。
でも、そそられますよね~
競技ドライバーとしてみたら、実戦で使えないので(レギュレーションの絡みとかで)意味はないのですが、世界で認められている日本製スポーツモデルの雄ですから資産があれば所有したい車です。できれば通常STIでラリー活動とかしながら・・・
上海の車関係の貿易会社とやり取りをしていた頃、私はEvo9MR-RSでJAF戦ジムカーナを戦っていました。
仕事中出会う、海外(中国人、ロシア人、英国人、米国人)の車好きのお金持ち(R8、フェラーリ、ランボ、ポルシェに+α所有)に「お前は何に乗っている?」「以前はGC8のA車両、今はEvo9のN車両でレースを走ってる」というと「お前は凄い!(((o(*゚▽゚*)o)))」・・・となるわけです(笑)
日本で600万超のこの車。安いとみるか高いとみるか・・・
僕は安いと思うんですよね。
よく、国産車のこの手の車の価格を見た時に、日本人のコメントであるのが・・・
「国産のこの車にこれだけの金額を出すならば○○(外車)の○○を買ったほうが良い」
たしかに、個人の好みがあるので批判はできませんが、もう少し国産車を認めて上げて欲しいな(#^.^#)
あと、比較する対象車種がおかしかったり・・・
(比較するなら同じセグメントのものだったらいいんですがね~)
一昨年のMSだったかな?
プレスデーの時に私は行くのですが、GRMN86に興味があったので、時間をかけてチェックしていたら、たまに「86に600万?高すぎるだろ」の声・・・業界人達ですら┐(´ー`)┌
「いやいや、内容を見てごらんよ・・・」(私の心の声)
自動車業界誌や評論家達はエアロ、タイヤサイズ、足、ブレーキ、内装のことばかり書くし、メーカーのPRもそこに重点をおいています。
たしかにそうなのですが、あまり語られない部分に本当の価格の価値とスゴさがあるんですよね~
私は、カーボンルーフがこの手の車の最も凄いところだと思うのですよ。
これ、単なるシート貼り付けではなく、本当のカーボンパネルを鋼板ボディに接着等で構造体としているわけなんですよね。
車重にみる軽量化は、数キロ単位の微々たるものですが、車は動いてナンボ・・・
車体の進行方向重心起点のロール軸から、一番距離があるのがルーフです。
ここの数キロ軽量化は運動性能にかなりの影響力を持つんです。
(次に影響があるのががボンネットとウインドウ)
今は、チューニング技術もアフターパーツも充実しているのでそこそこ技術があるボディショップさんならば、カーボンルーフへの換装作業もしてくれるところもあります。
ただ、強度解析や保証は?・・・多分できても部分保証だと思うんです。
カーボンと金属の接着は、電位差による腐食が避けて通れない厄介な部分なのですが、メーカー保証の中で良くそこをクリアできたと思います(無論、車体強度にも関係あります)。
耐候性の部分も(変なクリア塗装だとクリア表面層が白く劣化ボロボロになりやすいんです)良くクリアできたと思います。
メーカーは部分保証だけではダメです。
通常車ほどの保証は無理でも完成車メーカーとしての責任がありますもんね。
当然、車両全体の強度バランスや安全性も・・・
国交省への許認可もあるので、世に出すまで相当の日数とコストがかかります。
そこの部分を考えて、他のスペシャルパーツの事を考えたならば600万代は安いと思うんですよね・・・
他に私が惹かれたカーボンルーフ車は・・・
GRMNマークX・・・3.5L 6MT
こいつもプロモーションではエンジン、FR,6MTの事に注力していて、カーボンルーフを含めた車体トータルでの関連性アピールが少なかった。残念!
操作性がいいのはルーフの軽量化とボディ強度のバランスがあってからこそでしょ~
FRだからじゃないですよ┐(´ー`)┌
トヨタの広報の人(だけじゃないか・・・)は車の本質が分かっていない?(笑)
まあ、大手完成車メーカーでいち早くカーボンルーフを装着したのはBMWですかね~
正直、これを見たときは驚きましたよ・・・
カーボンパーツをメーカーとしてボディという剛性体に使う難しさを理解して欲しいな、と思いブログにしました。
他に、チタンパーツ、70系ジュラルミン(熱処理重要)、カーボンパーツ採用が何故高価になるのか・・・
そこの部分を良く考えましょう~
ブログ一覧 |
思うこと | 日記
Posted at
2017/10/26 10:23:15