2020年06月25日
車のOEM販売って・・・将来の日本での商売の方法としてどうなの?
とある大手自動車メーカーがグループメーカーにOEM供給して商品を販売する(させて)いますよね。いわゆるOEMというやつ。
基本的には市場ニーズがあって、自社にそのアイテムが無い場合にその製造販売元に頼んで商品を仕入れさせてもらって販売を行い(メンテナンスは購入会社が行う=その代わり製造側はそこに必要なノウハウを提供する義務がある)売上そのものを伸ばすというもの。
例えば商用車を持たない会社が商用車ニーズが自社に多くあって(スポーツカーでも良い、要は自社にないもの)、それに応えるためにOEMを決める。自社開発経費や生産コストを含めてもOEMを受けた方が利益がありその事業の成長に貢献する、と判断したならばそれは正解です。
今の、OEMはなんか違う気がするんですよ。
OEM供給側が販売量を増やすために売り込む?市場での購買力が衰えているのに同商品を様々なルートで販売チャネルだけ増やす。
市場の消化能力がそこまでないのにメニューだけ増やしてどうなの?
受ける側も何のためにOEM供給を受けるのか?商品だけではなく、それに関わる目に見えない経費は商品以上のものがのしかかってきます。それも永続的に。
それを見越した販売戦略が立てられているんだろうか?と不思議に思うのです。商品数だけ増やすと、販管費は自社生産、OEM関係なく増えてきます。そのあたり、大会社の人たちはどう考えているんでしょうかね。
自動車は裾野の広い国の基幹産業です。自動車メーカーはそこも考えた経営計画を練って欲しいものです。パ〇ナのセンターバンプの言いなりになってたら日本が滅びるぞ。
売れない→会社の収益が下がる→給料が下がる→仕事量が減る→設備、人員が減る→残ったものの仕事量は増えるが供給能力は低下→購買力も低下→海外からの力が必要、これが繰り返されると国は貧困化の一途をたどるのです。
インバウンドに頼るなんて最悪の方針。短期的方策ならばアリですがね。自国が裕福にならなければ発展途上国の経済モデルに陥るのです。
安いからというだけでサプライチェーンをC国にもってしまったらどうなるか?今回のコロナで良く分かったでしょ?
自給が一番なんです。輸出入立国だなんて嘘の情報操作で自ら宝物を捨ててきた日本国民。まずいですよ。
消費税もプライマリーバランスも真っ赤なウソの上に成り立っているのです。為替相場制、自国通貨建て国債を持ち基軸通貨を持つ日本は国債発行額が増えないと我々は貧乏になるんです。
赤字と言われる国債発行額は市場のお金の量なんですよ。日銀は市中銀行じゃないんですから。国債発行額=市場の貨幣額。これをしらないと、財務省とそれに踊らされる政治家達の言いなりになってしまいます。
ギリシャが破綻したのは自国建て通貨がない(€)だからなんですね。グローバリズムは確実に滅びます。
日本の今残る最大の武器は供給能力だったんです。それすらも危ない領域に・・・
この板の主も自動車の事のサイトを名乗るならば、国の基幹産業の一部を担っているという自負心ももってほしいものです。
経営者の端くれとして徒然なるままに書いてみました。会社は三方良し(近江商人の是:売り手よし、買い手よし、世間よし)じゃないと。これを感じない会社が多く存在します。大手メーカーと対峙したとき、最初から僕とした立ち位置から始まる。まともな話にならんわな┐(´∀`)┌
私も数字は欲しいけれど、そんなにしてまで結びつきたいとは思わないものね。
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Posted at
2020/06/25 09:35:58
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