TGRのエヴァンス選手、ロバンペラ選手のスウェーデンに向けてのテストが行われいる動画がUPされていました♪
Evans選手
当然と言えば当然(笑)ですがドライバーもマシンも素晴らしい♥
さて、これほどサラサラの雪質だとよくわかるのが車両周辺の空気の流れ。特に2BOXハッチバック車ベースの車だとどうしても後ろに反転流が生まれやすく、また単純にダウンフォースだけを考えたエアロだと高速ドリフトやジャンプのあるラリーでは機能的に宜しくないんですよね。
(ランエボやGr-A時代のGC8インプの純正リヤウイングはピラーから回り込んだ風を受け下に抜けるようにして、ルーフから流れ落ちてウイング上面を抜ける風に対して効果的にダウンフォースを作るように考えられていました)
この動画をみて判る事は後方に流れる気流が大きく乱れず反転流渦を作らずに紡錘状の渦を後に描き速い速度で車体から離れていく様子です。
ジャンプして着地後のフル加速状態でも、ドリフト中でも変わらずで・・・
すばらしい設計ですよね(プラスしてエアロスタビリジングコートを使っているかも?)
このイメージ、私が空力特性が悪いiQに考えているのと同じなんですよね。iQは非力で空力特性が悪いんですよ。まだあまり触っていない時に鈴鹿サーキット国際コースで基本データ収集走行テストを行った時、どんなに頑張っても165Km/hしか出なかったんですね。まるで後ろに何かで引っ張られているような抵抗感。それも車体側で・・・
当初はエアロを作って・・・と考えたんですが、到底法律内では無理な形状とサイズに・・・
だから、他の方法を考えてテストしながら今のものに落ち着いたんですね。
実はiQってTurbulaterを効果的に装着するべきあろう場所にTurbulaterの前身の形が純正形状として、また部品として装着されてるんです。憶測の域は出ませんが、気づいてはいたけれどまだ富士重との協力関係に無かった時代なので小さな突起物の方が効果的とはわからなかった?と思うのです。
だから、iQにturburaterを装着する場所を見つけるのは比較的容易でした。道路運送車両法を無視して良いならばTurbulaterを大型化して翼断面形状にすれば・・・今のWRカーの様相に成長するんです(^_-)
グライダーの初期的turbulaer
一般的なTurbulater
基本的には翼の前縁に装着し意図的に小さな渦を起こしその上に層流を乗せ反転流渦の発生を防止するんです。要は境界層を付加物によって壊すといったようなイメージでしょうか・・・
Posted at 2021/02/04 20:38:30 | |
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空力 | 日記