
数年前に鈴鹿サーキットのフルコースを走行テストした時に感じた空気の壁(タイヤはDRBでラップタイムは3分フラット程度だった気がします)・・・
160Kmを超えたあたりから強烈に後ろに引っ張られる感じ・・・
空気抵抗とはまた違うフィーリングなんです。
後ろの巻き込み渦が大きくてそれにボディ全体が引っ張られる感じ・・・
感じ方ですが、例えば以前のEvo9MRですが、ノーマルウイングにモンスタースポーツ製のゲタを装着したときは60Kmでリヤのトラクション向上を感じはじめます。
150kmを超えると、トランクの上面から強烈な力をもった人間が斜め下方向に引っ張っているような感じの抵抗を感じるようになります。当然トップスピードは落ちますよね~
話を戻しますが、その時に思ったのが、リヤアンダーにディフューザーがあれば解消できる!
と思ったんです。
で、ボディディメンジョンから考えていくと、大きさは・・・( ̄◇ ̄;)
リヤ後端から40~60cmくらい飛び出すような感じになりました。
当然、公道走行不可になりますよね~
それで、御蔵入りになってしまったんです。
イメージでいうとこんな感じです。
この車両は大体、ぼくのイメージする車両とディフューザーのサイズの比率です。
この後ろに引っ張られる感が、例のトヨタのアルミテープで軽減されたんですよね(^-^)
鈴鹿サーキットテストをした時よりも、パワーも重量もギヤも変わっているので加速感は当然いいです。
しかし、空気が車体に与える感覚はパワーに関係ないですし、軽くなれば気流の外乱の影響を受けやすくなります。
でも、それが軽減されるんですよね~
ルーフやピラー部や車体後部端末における、空気の剥離に伴う外乱の静電気の影響はあるにはあるのですが、小さいと予見しています。
その部分はボルテックスジェネレーターのような空力的付加物の方が効果があるはずです。
参考までに翼の剥離乱流、丸棒の乱流、ボルテックスジェネレーターのイメージをあげますね・・・
わかりやすい論文をみつけたのですが、PDFはこちらにUPできないので、これでイメージをふくらませてください。
この気流のながれは、給排気系、ターボチャージャーを考える際の基本になります。
直接原動機のパワーに関係する部分は熱力学の感覚も併せて必要になるのですが・・・
あとは、電気系も絡みます・・・
最初の頃はボディ改造に制限がある、ラリーベース車のインプ、Evo系で採用されていました。
今は、トヨタさんがしきりにセールストークを繰り広げているエアロスタビライジングフィンやテールレンズ角の出っ張りがボルテックスジェネレーターなんです。
一つの見方からいくと間違いやすいので、多角的に見ていく事が大切かな、と日々思っています。
おっと、熱くなってしまった~
Posted at 2016/12/09 12:13:17 | |
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