JAF公式戦においてレギュレーションは絶対的なモノ。
でも、逆にそれがアダとなる場合もあります。
面白い例でいえばFD3。
ジムカーナの主レギュレーションがA車両時代(国内版Gr-Aとでも言いましょうか)には見向きもされなかった車両です。
タイヤサイズ規定で車検が通ればOKの最終期A車両において、ライバル車と比較してそう大きなアドバンテージが無かったんですね。だから、パーツもストリートチューニング向けが殆どで、競技には使えないものが多かったんです。
それがN車両(国内版Gr-Nですかね~)になればレギュレーションが厳しくなりました。タイヤサイズ規定も明確になり、自動車メーカーが国交省届出時の公認サイズのホイル径1インチ、幅10mmアップまでという文言が書かれているんですね。
それにより、一躍脚光を浴びて後輪駆動の主力車種となることに・・・
当然、そうなると成績追求型のパーツ類が生まれて来る事になります。
如何に、実戦が大切か・・・
また、お上のレギュレーション変更が大きく影響を及ぼすか・・・
FIAにおける、選手権がかかっているものは厳格なレギュレーションで運営されています。
しかし、同じFIAの管轄でも、ヨーロッパで行われているヒルクライムレース選手権は、安全面については厳格なものがりますが、チューニングについてはそう厳しいものでは無いようです。
当然このようなマシンも・・・
動きをみたら・・・速いのですが安定した速さ・・・
完成度の高さが伺えます。
日本の場合、JAFが運営ルールを公認競技の場合、入門競技にまで適用させる場合が殆どです。
ですから、走れない車も存在するわけで・・・
iQもその一つ。
活躍できる場所がないから脚光を浴びない、だから部品も生まれない。
また、参戦カテゴリーが公式戦では存在しないから、公にアピールや実戦テストを行えない。
また、競技会のステータス性もある程度必要。
iQという車の特性を磨き良さを追求するにはどうするか・・・
そんな中、ちょうどいい時期に始まったのがCorsa di Macchina。
JAFとはあえて縁を切り、FIAヒルクライムレース主催チームと提携して立場を作った団体?の運営するヒルクライムレースです。
和気あいあいとした中でも、大人としての自覚を持つことが要求されるレース。
ここに参戦させて頂く機会を得ることができ、Air Repair iQの完成度は一気に高まったんですね。
※こちらはCorsa di Macchinaからの流れで昨年から始まったCronoscarate in GIapone
これからは小変更に留まるでしょうが、常に実を主に考えながら行うことに変わりはありません。
Posted at 2018/09/03 12:28:46 | |
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ヨーロッパヒルクライム | 日記