一か月少々前にスロットルボディの内部を切削研磨、そして静電気除去抑制コーティング剤”FORTE”のコーティングをスロットルボディ内部とレスポンスリングに行ってから感じていた事。
通常の走りではかなり調子が良くて気持ちが良いんですが、高負荷時の時(全開域での高いギヤや上りなど)に若干トルク不足感を感じていたんです。気にはなりつつも”こんなもの?”と思いつつ過ごしていたわけなのですが・・・
そして、静電気と流体の境界層の関係を考えていてふと気づいたんですね。
とても大切な事!
吸気量を上げる為にスロットルボディ内部を切削研磨して境界層の影響を無くし吸気流量を増やすために”FOLTE”をコーティングしているのに空燃比他のセッティングをやり直していない・・・(;^_^A
※高速域用の特注レスポンスリングにもコーティング済み
メインコントロールは純正ECUに任せてあるので”補正は車側でやるだろう”なんて安直な思いでいたのですが、甘かったようでやはり高負荷時には空燃比が薄い方向にあったようなんです。計測するまでもなく、私の経験でわかる範囲で・・・
そりゃそうですよね~
管壁の境界層が薄くなり有効断面積が増えて流路内の邪魔が消えるのですから、流速と面積が上がり吸い込む空気の体積(空気量)が増える。当然、今までの燃調セッティングで高負荷時においては燃料不足に陥る・・・
そこで、MINICON-PROのリセッティングです。このサブコンは純正ECUの補正で稼働しているので、ライトチューニングの時はとても扱いやすいんです。プレプログラムが3つ既にインストールされていて、それらに対して空燃比と介入ポイントを調整してやるだけ。点火時期他の制御はメインECU側で行なうのでVVTi等の制御も行ってくれます。私は拡張用のサブコンでMINICON-αという燃料噴射タイミング専用サブコンも使用しています。
今までは、全体域にまんべんなくセッティングしたコントロールが効くモード(モード1)でいたのですが、この一か月少々の間で体感と観察した結果からモード3(通常負荷だと合わせた空燃比ベースでコントロールして高負荷時にはそこから2~3%燃料増量する)に変えてリセッティングを行いました。
一昨日の夜走った限りではこのセッティングで良さそう・・・
あとはこれをベースに気が付いた事があれば変更を少し加えるかな。
MINICON系を使って行うチューニングはメインコントロールが純正ECUなんです。だから、スイートスポットが広い。エンジン本体(ターボならタービン交換も)をチューニングしていない限り、純正ECUを主軸にコントロールするべきだと思うのです(個人的にはブーストコントローラーも嫌いです)。怪我が殆どないですし・・・
静電気除去コーティング剤”FORTE”と、元来からあるチューニング方法との融合。これが今後のチューニング方法の可能性の一つでは?と思うのです。
しかし・・・
今日も起きるのが早かったので眠い・・・
Posted at 2020/05/03 10:01:08 | |
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