※ちょっと忙しくて時間がないので会社アメブロのほぼ転載です~
”エレスタビシリーズ”としてラインアップしているものの一つに”FORTE”があります。ここのところ私のブログに登場する機会が増えていますよね。
この”FORTE”。エレスタビシリーズの中での静電気除去抑制性能がずば抜けて良いんです。何せそれに特化しているものですから・・・
だから、塗布して”美しさが・・・”というものではありません。下手すると見栄えは悪くなる(;^_^A
要は静電気が存在する事により、様々な事象が生まれるのですが、その事象を抑える為にあるものと理解してください。
静電気が悪さをする一番は、流体に影響を及ぼすというところです。空気を管壁に引き寄せ境界層を作り、流れが悪い層を作るというという事ですね。
概ね、管断面積の20%が境界層です。試算すると・・・
φ60の管面積は2844㎟
20%が境界層により流れないと仮定して、空気が流れる面積は2275㎟
これはφ53.8で100%層流時と同じになるのです。
※この絵はエアファンネル通過後にどのような境界層を作るかを描いたものです。エアファンネルの最大口径と長さ、翼弦形状で内径の流量よりどれだけ多くの流量が得られるのかがコントロールできます。ですからエアファンネル以降のパイプ部分でどれだけの境界層を抑える事がができるかが、充填される気体量に反映されてきます。
ビッグスロットルの加工云々というのがありますが、約6mm分の口径を境界層の生成で無駄にしているのです。
φ60のスロットルをφ60の実吸入量にするにはどれだけ手間がかかるのでしょう?
あと、境界層と層流の間には速度差が生まれるので反転流=渦が発生し、それが成長しながら流れるのでより層流に影響を与えてしまいます。
それを考えたらスロットルボディ内に”FORTE”をコートするのが効率的で間違いない手法、しかも経済的だと思います。ちなみに耐熱温度は300度(短期、長期だと100度~200度)。耐用期間は1年~2年です。
私は、様々なところに試していますが効果を感じたのは、スロットルボディ内部、レスポンスリング、ECU系本体外側、ショックアブソーバー外部(これらについての解説はまたの機会に・・・)
今までの固定観念では速くする事が出来ない車iQを触っていたからこそ、気づきと対処法が考えつくのですよね~
Posted at 2020/07/18 11:09:10 | |
トラックバック(0) |
車づくり | 日記