簡単にいうとキャブレターのセッティングの考え方を追加ユニットによってECU制御に噛ませたMINICON-PRO Ver2を使っている1NRに加えたというかんじ。
エアスムーサー+各部(吸気系全般、エアフロセンサー)のFORTE加工による空気流量の増大とエアフロセンサーの流量感知の変化に対してMINICON-PROのセッティングが追いついて来なくなっていたんです。
細かい内容については明かせないのですが今までのMINICON-PROのセッティングだとアイドリングから実用域負荷までしか合わせる事ができなかったんですね。ここにはMINICON‐αによる燃料噴射タイミングも含まれます。
高負荷にあわせると実用域でレスポンスが鈍くトルクは出てもパワーバンドが狭くなり結局は思った走り方が出来なくなっていた・・・
今回、サブユニットを装着する事によって始動時からアイドリング+αはノーマルECUでの制御を活かすので始動性がよく軽く吹く感じ。実用域から中程度の負荷まではMINICON‐PRO Ver2のReセッティング(当初より僅かに燃料を絞る)データで稼働。高負荷時に試作サブユニットが介入して高負荷時での理想燃焼になるという感じ。
FORTEを多用した結果、真実の空気量や空気流速が得られるようになり、今までの静電気帯電状態による空気の物性をベースに考えられたセンサー制御ではきちんと制御が出来なくなっていたように感じていたのです。
そこでキャブレターでいうメインジェット、ジェットニードル、ベンチュリーの交換の効果を電子式に置き換えたらどうなるか?対処できるのでは?を考えたのが今回のサブユニット考察&製作の発端でした。
ところで私の基本的な考え方のプロセスはフローチャートを描いて詰めていきます。大切なのは最初の目的や目標。そして途中のプロセスが具体的な結果でそれに対して対策実施・・・
このフローチャート的な思考は全てにおいて使っていますよね。
概念図
セッティングもこの考え方で進めます。モノ造りもですね。
だから目的や目標が具体的に必要なのです。
そして、フローチャートは一系統だけではありません。複数のフローチャートがあって最後に残った結果同士であらたな目標が生まれまたそれのフローチャートが始まる。コンプリート的な車両を考える場合はまさにこれの繰り返し・・・
終わりがないのと同じε- (´ー`*)
Posted at 2021/09/30 20:01:07 | |
トラックバック(0) | 日記