2022年02月16日
※今日のブログはアメブロのコピーです。
Air Repir iQに施しているチューニングの基本は・・・
車本来の持つ能力を最大限に生かしてやろうというものです。
数年前くらいからの車のスロットルレスポンスは、まあそこそこになってきているかな?と思っています。iQ130MTを新車で導入した時が2012年の4月でしたがその時に感じたスロットルレスポンスと比べれば雲泥の差(笑)くらい今のは良いです。
Air Repair iQは吸気排気系も触っていますが、これはAir Repair iQ開発スタート初期の段階でした。当時は電気的なチューニング手法に関しては懐疑的なものばかりだったので・・・
実際に当時流行っていたスロコンも装着してテストしてみたりしましたがその内容は電気式スロットルの信号(ボリュームみたいなイメージ)を意図的に増幅するだけのもの。
そして一番のネックは速く全開にするだけなので、細かなスロットルコントロールが出来なくなるという車両のコントロール性能追及としては最悪なパターンになるのです。それもスロットル信号→電スロ稼働のレスポンスの鈍さは変わらずです┐(´д`)┌
ジムカーナテストでスラロームをやってみたら一発で判明しましたよね。CVTやオートマチックで直線加速かクルージング専用です。運動性能を追求するには他の方法を考えないといけないという事がわかり直ぐに撤去。
最初は吸気排気システムを見直して理想的になるようにしました。それだけでもかなり効果が現れたのですがやはり一番の違いが表れ始めたはヒューズを”チューニングヒューズ(エレスタビヒューズの前世代もの)”交換してからです。
iQの世代から増えてきたCAN制御(OBD2コネクタがある車両)は、各補器類、センサーから現状データーをお互いに収集して相互連携しながらドライバーの今行っている操作状況の信号から解析し読み解きながらエンジンの制御にフィードバックを行っています。
コンピューターユニット等の演算速度も関係あるのですが、一番の問題は通信途中での問題なのです。CAN制御は電圧の微小な変化をデータ化するのですが一般市販車はここが曖昧なのです。
各補器類やセンサーからの信号は必ずヒューズを介します。このヒューズから電気が漏れているのです。ただし漏れかたはノイズや熱に変化してなので通電性能云々というものではありません(確かに接触面でのミクロの凸凹はありますがヒューズそのものの通電性能は意外に良い)。
ノイズはコンピューターの演算の妨げに、電気の漏れは電圧の変化に繋がりCAN制御の要となる正確なデータ化の阻害に繋がるのです。そして、新たに”エレスタビヒューズ”で取り組んだものが通電によって起こる磁界の発生なのです。
ヒューズボックス内にはヒューズがあらゆる方向に向いて刺さっていますよね。フレミングの法則(頭が痛い?)によって一つのヒューズの通電だけでもそこを中心とした磁場が形成されますよね。それが複数並んだり方向が違ったりすると・・・ 磁場はややこしくなりますよね?
電気は電子の移動です。この流れは磁場の影響を簡単に受けてしまいます。ということは電気が上手く流れない。電気を漏れなくし電圧変化を無くして制御データの転送を正確にしようと考えたのが初代”チューニングヒューズ”で、そこに追加して磁場の生成を抑えるような性能を持たせ、正確なデーターを素早く送るように考えたのが”エレスタビヒューズ”なのです。
Air Repair iQやAir Repair RN1ステラで比較してみると、純正ヒューズ時からチューニングヒューズに交換した時の差をチューニングヒューズからエレスタビヒューズに交換した時に感じましたよね。
Air Repair iQは純正コンピューターでプログラムは触らずにきています。その理由はサブコンピューターでどこまでできるか?というチャレンジなのです。
エンジン自身ががコンピュータープログラムの変更が必要なほどのモディファイを受けているのならば必用なので行いますが今の仕様程度じゃ必要ないと考えたからなのです。
純正コンピューターはエンジンのカム制御、点火時期、燃料噴射タイミングや量を随時運行状況によって制御内容を刻々と変化させています。この信号の質をいかに保つか?
アーシングについても触れておきます。車の電気はバッテリーのマイナスを車体に接続し、ボディ鋼板のどの部分に機器を接続してもマイナス電源が取れるようになっています。
ただ、ボディのどの部分も同じ通電条件があるわけはなく、回路を構築する機器によっては不満足な場合もあるのです。ここを補ってやるのが追加のアーシングの基本的な考え方です。
私がアーシングを行う場合には車両ごとに確認してベストな位置を考えるようにしています(iQに関してはデータがありますの)。
例えばコンピュータープログラムを触ったとしてプログラムデータ上では高性能化したとしましょう。しかし、信号のフィードバックが旧い状態のあまり良くない条件だったらどうなんでしょう?結果はすぐわかりますよね。
セッティング自体もそうです。レスポンスの良い条件下でセッティングを行うのと旧い条件下で行うのとではセッティング精度が違いますよね。機器類の電気的条件についても同じです。
Posted at 2022/02/16 20:48:23 | |
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