2022年04月25日
日本ではようやく知られてきましたが、欧米ではグラスルーツ自動車レースとして伝統のある競技がヒルクライムレース。アマチュアからプロまで幅広い選手がいますよね。
使うマシンは市販車改造車からスペシャルマシン(レギュレーションなどで走れなくなったレース車両が公道向けにモディファイされて走っています)まで幅広いのも特徴です。
市販車改造車の場合は通常の公式戦のFIAやJAFのレギュレーションで改造が決められていますがヒルクライムレースはそこがある程度自由なのもミソ。
iQなんかは公認車両じゃないので公式戦は走れませんからね💦
さて、私の場合は成績よりもデーター収集が目的の意味合いが強いヒルクライムレースの参戦。あれこれ実験的試みを行って最終的に最大負荷での使用でどのような結果が得られるか・・・
今回は?正直言って成績的には最低でした。しかし、最初に自分が良かれと思って決めたMINICON-PRO Ver2の燃料増量率。これが全く足りていなかったことが判明。1トライ目終了後にパワー感から燃料が足りない感覚を感じました。
1TRY目の動画・・・
この回はちょっと焦りましたよ💦
まさか僅かの跳ねで少しアウトにはらんで後輪が道路端の砂利に乗るなんて・・・
2TRY目は少し燃料を濃くして・・・
この回も動画をみて初めてヤバいシーンがあったことに気づいたんですね(笑)
ここはかなり舗装が荒れて剥がれがあったりで、他の選手の皆さんも飛んだりタコ踊りになったりと(笑)
私的にはスロットルのツキ具合がまだ納得がいかなくってそればっかりが頭の中でぐるぐると回っていました。
そして、2トライ目ゴール後にしばらくしたらハンチングが始めりエンジンチェックランプ点灯、VSCランプ点滅、TCRランプ点灯状態に(これは異常検知の合図)。
一旦、バッテリーマイナス端子を外して5分ほどおいてアイドリング学習を行いましたがダメ・・・
諦めて表彰式閉会式が終わって帰途につきました。とりあえずは動くのですが、1時間おきに高速のPAに入ってチェックを行い燃料増量率の調整を試してみる。
ここでわかったのが明らかに薄いということ。
俗にいう薄めた方がパワーが出るというのはAir Repair iQにはあてはまりません。濃い方向の領域での薄い濃いなんです。そのくらい勢いよく空気を吸っているんですね。
そしてついに、うちの近所のGSで満タンにしようと向かっていて、到着まで1kmほどというところでECUプログラムがセーフモードに切り替わり大変な状態になってきました・・・
なんとか誤魔化して帰宅し、荷物を降ろしながらのバッテリーマイナス端子外し。今回は30分少々の放置。その後、接続してまたアイドリング学習。
風呂入って仮眠して夜明け前にセッティング作業・・・
復活させました(-ω-;)
カーボンナノチューブペーストの効果が激しすぎて感覚がずれたのが大きかったんですね。あと車体下部や車体に空力的試みとして今までとは違う静電気除去コーティングを施工したりして全負荷テストが出来ていなかった。
でも、今回のしくじりは大きなデータを得る事に繋がりました。
タイヤハウス内&車体下部専用静電気除去コーティング剤による空力効果で得るダウンフォースと車輪の正確な追従性。これにより車体のハードな乱れが一発で収拾できていること。
燃料増量率の違い。
燃料が薄い時のパワー特性(でも、エンジンブローしなくてよかった~)。
次回のヒルクライムレースはどうするかな・・・
毎度の事ながら私の好きなヒルクライムレースの動画を・・・
この雰囲気なんですよね❤
写真はフォトアルバムで(^_-)-☆
Posted at 2022/04/25 16:18:25 | |
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