この2型ゴルフ・・・
見た感じはプライベーターお手製のよくある感じの雰囲気です。
まあ、良いんじゃないの~( ^∀^)的な?
でも、動画を見ると?
いや、これは・・・なかなか(・・;)
かなりいい仕上がりです。
こんなマシンならば乗っみたいし、製作してみたい!
話は飛びますが・・・
皆さんはiQの純正リヤショックの太さを御存知でしょうか?
実は・・・
僕のハードテイルMTBのフロントサスペンションのアウターシェルよりも細いんです(~_~;)
いくら軽くて小さい車体とはいえ、人一人のMTB用より細いのはちょっと・・・
支えるだけと考えるのならばイイのですが、楽しく走ろうとすると役立たずです。
細いとタワミが生じます。
そのタワミが、ショック内のロッド&ピストンが、スムーズに動こうとするのを邪魔します。
その結果、力の入力時の作動遅れが生じて、ひいてはリヤの動きにヨタつきが出ます。
リヤのトーションビームの付け根の剛性不足もその不安定な動きに対して輪をかけてしまいます。
極端に、ホイルベースが短いiQはリヤの動きが瞬時にフロントに伝わり、車体全体の動きに反映されます。
リヤを正確にスライドする事が出来るとフロントの舵角を与えずにスロットルを開けたままコーナリングができます。
(ステアリングを切り込んですぐに戻せる又は戻す)
FFですがミッドシップと言っていい重量配分なのにリヤがフロントに対して貧弱すぎるんですよね。
貧弱だと、リヤの滑りの情報が早くドライバーに伝わらないために、気づいた時には既に遅い状態になっています。
リヤの動きが掴みやすいとドライバーが修正動作をし易いんですね~
僕のiQのリヤはノーマルの1.4倍程の太さで倒立式、12段の減衰調整式です。
アンダーブレース、リヤピラーバー(オリジナル位置)、ドアスタビライザーで車体全体の剛性UPを図っています。
VSCの制御を考えたために、伸びストロークを考慮してノーマル形状に拘っています。リヤスプリングはRSRのダウンサスですがFrスプリングは特別製ですね。
リヤのスタビリティが高いので、タイヤサイズは同じですがホイルリムの太さを変えています。Frは7J、Rrは6.5Jですね。
これはインプレッサやランサーEvoの競技車両と同じ考え方で、タイヤの横剛性をリム幅で変える事によって、ステア特性をオーバーステア寄り(というか操作によってオーバーステアにしやすくする為)です。
エンジンを除いて、パッケージングを考えて弄ってやれば面白いコーナーリングマシンに化けるマイクロコンパクトなんです(*´∀`*)
ただ・・・これを作った大元の会社の人達が、日本できちんとプロモーション出来ていなかった事が残念でならないんですよ・・・
単純に売るだけのセールスマンだったら、勧めきれないだろうな┐(´ー`)┌
Posted at 2016/05/31 19:16:35 | |
トラックバック(0) |
ヒルクライムレース用スペシャル iQ考 | 日記