アメブロからの転載・・・
前回のブログで峠ツーリングの報告をさせて頂きましたよね。
私、検証のために何回も車載動画を観ていたわけなんですが、ふと気が付いた事があるんですね。
それは車体の安定性。
実はこの道は全日本ラリーやWRC最終戦Rally JAPANで使われるコースの一部なんです。ギャップやうねりや継ぎはぎが多くていい道とは言えない道。落ち葉や落枝もありますし鹿その他動物も現れます。
そのような路面コンディションの中での動画で以前の動画との運動性能比較で気が付いたのが足の動きのスムーズさなんです。今のAir Repair iQ はAir Repairオリジナルセッティングビルシュタイン&オリジナルスプリングの組み合わせで既に3万キロほど走っていて競技ベースとして考えるならばオーバーホールが必要かな?という時期でもあります。
さて、この間のブログを書いていた時は、昨年のヒルクライムレース直前に施したエレスタビコートの”Antistatic Diffuser”の事を忘れていたんですよね。
一昨年に205/40-17のタイヤで走った時は、ロードホールディングがシビアでギャップやうねりの荷重変化でトラクションが簡単に抜けてしまいそうな危機感を感じながら緊張しながら走る感じだったんです。
ナンカンNS2RからTOYOTIRES R888Rに替えても安心感は増しましたが基本的なフィーリングが変わらずでナーバスな感じが抜けきれず、それでいて205/45-16より外径が大きくなった分ギヤ比がワイドになり加速の鈍りを感じることもあり17インチ化に疑問を感じ始めてもいたのです。
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それがこの間は安心して楽しく走る事ができたんですよね。MINICONによるチューニングで車速が乗るのが早くなった上に車両のピーキーさと鈍重さが消えたのですよ。
では”Antistatic Diffuser”とは何か?
それはFORTEの車体下部専用バージョンとでも言いましょうか。最大級の静電気除去抑制性能を持つコート剤を車体下部やホイルハウス内に塗布する事で、巻込み風による車体下部とタイヤハウス内の空気の圧力上昇を抑えるのを狙いとしているチューニング用静電気除去抑制剤なのです。
FORTEは吸気管内やスロットルボディーバタフライや吸気口内部に塗布しますよね。同じように部署を限って性能を上げた材料です。
昨年のヒルクライムレースではセッティングミスから車速が乗らずに散々たる結果で”Antistatic Diffuser”の効果を感じるどころではなかっつたのですが、写真を観ると車両の姿勢から足が沈み込んで結果的に良いコーナリング姿勢が出来ている事が読み解けます。
レース専用車でフロンフェンダー後ろにダクトがありますよね?あれはブレーキやラジエター他エンジンの熱を冷却した空気を排出するためだけではなく、巻き込んで逃げ場を失った空気がタイヤハウスの中で溜まりタイヤハウス内の圧を上昇させ足回りが動く事を邪魔をする(つっかえ棒のように)のを防ぐためでもあるのです。
このようにタイヤハウス内と車体下部に塗布。施工後ほぼ1年なのでそろそろ効果を失うかな?といった感じですが動画を見る限りと私の感触ではまだ大丈夫に思えます。
ショックアブソーバーのシェルケースにも塗布してショックアブソーバー内のオイルの循環も助けるようにしています。アーム類にも塗布する事で、車体下部を流れる空気の渦の発生を抑えて乱流を抑える事も可能になります。
単純なハードな部分だけでは語れないのが車やモーターサイクル他の道具を使うスポーツ。眉唾のように思われますが現実がそうなのです。あとは見た目アピールもあるハードなアイテムを使うのか見た目は変わらずで実際の効果だけを得るといった違いでしょうかね~
例えばiQの車体デザインで同等の成果を得ようとするとエアロパーツならば車検無視のオーバーサイズとなる上に重量増などからパワーが足りなくなるというような事にも繋がる可能性も多大にあります。
※モーターサイクルレーシングにおいてはフェンダー裏に静電気除去抑制剤を塗布している事実を世界的なレーシングコンストラクターから聞いています(実は4年ほど前採用のお願いをしたら・・・実はウチも市販はしていませんが・・・と言われた(笑))
Posted at 2023/04/27 16:27:00 | |
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