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さんちゃん?のブログ一覧

2024年02月17日 イイね!

ジムカーナドライビングの車両開発における重要性・・・

私、4輪モータースポーツはダートラ&ラリーから始めてジムカーナ歴が一番長いです。サーキット関係は無論行いますが、JAF公式戦という部分からするとやはりジムカーナです。地方選手権でチャンピオンとなりオールスター戦でクラス3位(1トライ目/雨天では首位でしたが2トライ目/ハーフドライで逆転されて・・・(´;ω;`))となりいくつかのメーカー様と契約させて頂く事にもなりました。



※全日本学生ジムカーナ選手権でデモンストレーション走行にお呼び頂いた時のもの



このジムカーナ選手としてのスキルが車両の開発(評価も含む)に大きく役に立っているんですね。ジムカーナ走行は細かく走れればそれで良いというのではなく、サイドブレーキターンの走らせ方一つにしてもタイム差が出るんです。そしてその差は機材個々の性能による部分というのは殆ど無く、機材で言えばトータルバランス、そしてそれをキッチリ扱いこなすドライバー能力となるんですね。それは上位になればなるほどその差は小さくなり、勝負はつくけれど実力的には拮抗したものになります。


さて、私が車両をテストする際に行う基本は・・・

1段階目:公道走行でのインフォメーションチェック(車両そのもののキャラクターの見極め:あらゆるシーンで)
2段階目:サーキット走行テスト(車両能力や目的によってコース選定をかえます)
3段階目:ジムカーナ走行テスト(基本的な車両特性の見極め)
4段階目:実戦投入(Air Repair iQの場合だとヒルクライムレース)

そしてこの4つの段階を仕様を変える度に繰り返すようになります。
そのなかでジムカーナでのテストが一番重要で基本なんですね。

ジムカーナ走行セクションの基本レイアウトに必ずあるのがスラロームと180度ターン(それ以上のターンは180度ターンの応用)です。私が練習走行で基本にしていたのがパイロン5本~9本でスラローム、そして最後のパイロンで180度ターン(実際は進入角度から200~220度くらい)でそれを2~3往復行うもの。これは2輪競技時代も変わらずです。



※ランサーEvo9MR-N4車両でG6ジムカーナのコース設定を行った時のもの



このスラロームとターンの二つの事柄ではブレーキ特性、車両応答性、車両剛性、スロットルレスポンス、トルクレスポンス、ステアリング応答性(応答して車両の動きに現れるまでの特性)、ライントレース性、が解かるのです。逆を言えばこのうちのどれかが欠けるとまともにスラロームとサイドブレーキターンを処理することができません。

私が電子制御スロットルにスロットルコントローラーを使わない理由は、初期ジムカーナテストで全くの無意味な代物であるという事が分かったからなんです(ただしクルーズコントロールが必要なことやCVT&AT車の場合だと使えます)。

単純にスロットルからの信号を回路で増幅しているだけなので、実際の車の能力によるレスポンス遅れに対しては処置できていなく、スラロームでは逆にレスポンス遅れの時間差が増幅してしまうんです。

スラロームは1本目パイロンにブレーキキングしながらステアリング操作をしながらアプローチ、2本目に向けてステアリングを戻しながらスロットルを徐々に開けていき2本目アプローチに向けてステアリングを入れて行きながらスロットルオフ、そして2本目をクリアしながら3本目に向けてステアリングを戻しながらスロットルをオン。

サイドブレーキターンはサイドブレーキターンそのものが目的ではなく、その車両の持つ旋回軸を感じつつV字になるように内輪差を無くすラインを得る事が目的なのです。ブレーキングで前輪に荷重を集めながらステアリングを切込み、内輪差により後輪がパイロンに引っかかる直前でサイドブレーキロックによりアウトに後輪を滑らせ加速ラインに素早く乗せる、これが基本。

サイドブレーキを如何に強力にしても、減速による前荷重に至るまでのG変化や、ステアリング切込みに対する車両の応答性のバランスが悪いと綺麗にサイドブレーキターンを行う事が難しいんです。





※この時のテストは限定販売した機械式LSDの効果とSタイヤを使用した時の空気圧データを取るのが目的でした







※この時はシエクルさんのMINICON-DSを追加しトルク特性の変化を確かめる事が目的でした。この時はメーカー標準施工仕様1基だったのですがこの時のデータから2基並列使用を思い立ち実行現在に至っています。





toyotaiQを今のAir Repair iQ状態に仕上げるまでにはかなりの段階を踏みましたよね。最初の段階は電スロの鈍さ対策から。当時は回路の通信能力が低い事による能力の低さという事は気づいていなく、吸気排気系がネックなのでは?と仮定してそこから対策を始めたのです。

JAF公式戦によるナンバー付き競技車両の機関部は工場出荷ままというのがルール。でも何故速い?それは精度を高めた整備とECU学習の特性を応用するからなんです。

その経験から吸気パーツと排気パーツを考えればいい所までいけるのでは?と考えて設計製作したのが”エアスムーサー”、そして”エキゾーストパイプ”。エキゾーストパイプはモデリスタエアロ用エキゾーストのテールピースの造形がパワーダウンに繋がっていると判断したから。





この2点を試作しジムカーナ&サーキット走行テストを行った結果がノーマル時に比べて非常に良く、そこからiQのコンプリートチューニング計画がスタートしたのです。
Posted at 2024/02/17 13:38:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月17日 イイね!

WRC Rally Sweden 2024 Day2  凄いぞ!勝田選手!

WRC Rally Sweden 2024 Day2終了時点で勝田選手が総合2位♪
トップはHYUNDAIのラッピ選手で差は3.2秒!
サーキットレースで言えばコンマ秒の争い・・・
この状態だとクルーとのコンビネーションと精神性、運、天候で簡単に入れ替わります。怖いのはこの僅かな差という魔物。精神性を、僅かな判断力を壊す可能性が高いということ・・・
最後まで頑張って欲しいですね。
最悪でも2位キープで・・・
ひょっとしたらラッピ選手が自滅する可能性もあるのでそこに至るようにプッシュするとか・・・


Posted at 2024/02/17 11:22:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月17日 イイね!

朝クルーズ♪

夜明けと共に少しクルージングしてきた。
私にとってはアイディアを練ったり思考をまとめる時にAir Repair iQでのドライビング時間が重要なんですよね。もちろん車両のコンディション維持にも有効なんです。帰路で氏神様の天照大御神に参拝・・・





帰る際に駐車場のグレーチング前後の勾配差で不覚にもFrリップ下部をズゴ~・・・
なんか危ないなと予感したので相当速度を落としていたのでこの程度で済みました(;´∀`)
今度からはバックででないと・・・
Posted at 2024/02/17 10:44:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月15日 イイね!

今、カーボンナノチューブペーストの施術テストをしています

Air Repair iQでは既に性能に関係してくる主な部分へのカプラー部への充填を行っています。
iQの世代頃の制御システムであれば、どこの部分に施工を行えばどのような性能向上が得られるのか見込みやすいのです。

しかしながら・・・
その前の世代、私のところの車で言えばRN1ステラカスタムの世代ですね。
ECUに対しての情報ピックアップや制御がセンサーとはいえ、それは単なるソレノイドバルブでのオンオフ信号だったり・・・
パーツリストや整備書を見ても解り難い部分もあったりしてなかなか一筋縄ではいかないのが現状です。

以前にカーボンナノチューブペーストを充填塗布した時にはあまり奥まった場所のカプラーには処置していませんでした。
その時に施工した場所は・・・

バッテリーの両端子、+側の車両へのアースターミナル及び接続部(ボルトやワッシャも)、Air Repairアーシングの接続部、スロットルボディ周辺部のカプラー、ヘッド部周辺のカプラー、以上です。これだけでライトの明るさ、ドライビリティの向上、オーディオの音質や音圧の向上を感じる事ができました。

しかしながら、Air Repair iQほどの効果を感じる事がなかったんですね(iQに対しては電スロ絡みやイグニッションコイルカプラーにも施工してある)。

そこで、RN1ステラカスタムに対しては、どこの部分をやればどのように変化が現れるのかを確認したかったこともあったんですね。結果的に延び延びになっていたんですが・・・

で、この間の休みの時にインマニの各制御部の集まっているところのカプラー2個に対して施工を行い実走行を行っていました。





これがなかなか良いフィーリングでして・・・

CVTの変速(というかギヤ比のUP&DOUN)がスロットル操作や車両の走行抵抗状態に細かく連動してくれるようになっているんです。
気持ちいいというか・・・

Air Repairアーシング(CVTユニットと車体)と相まってある程度のエンブレがスロットル操作で得られるようになっているんですが、よりその効果を感じるようになってきたんですね。

エレスタビエアフィルターとブーストアッププーリー、OBD2(正規品・・・巷ではもう無いかも)、Air Repair Rspec オイルでかなり良い感じになっていたのがなお良くなりました。

次にどこを試そうか?
CVT配線のコネクタか?
その次はバキュームセンサー、コイルへの電源供給部分かな?

旧い時代の制御方式とCANの入り混じった世代の車。機械的部分でのチューニングと電制部分のチューニングの両方が必要なので結構厄介なんですね~
Posted at 2024/02/15 20:18:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年02月11日 イイね!

今日はCars&Coffeeに参加しました

今日は午前中はCars&Coffeeに参加していました。
事前待ち合わせの場所でなんと2年ぶりに姿を現した仲間の一人”シルバーカスタム”さん。
2年前(?)に自宅をを新築されてから出不精になっていたらしい。昨日に奥様から”車好き仲間がいるんでしょう?行って来たら?突然何かの具合で会えなくなったらどうするの?”と言われたらしい。
その言葉のあとに私を含めた数人の顔が浮かんだらしい。そして”行かなきゃ!”と・・・
いや~そんなふうに思って下さるなんて嬉しいですよね~
これからもよろしくお願い致します





Posted at 2024/02/11 16:33:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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「V For Vendetta - Japanese Speech https://youtu.be/4Uxu17JGNEw?si=jKmzo-lkHFYgX9Wc via @YouTube
今見ると感慨深い・・・」
何シテル?   10/05 20:48
さんちゃん?です。よろしくお願いします。車好きが高じてサラリーマンをやめてしまいました。プロジェクトμさん、KYO-EIさん、TOMMYKAIRAさんの商品を上...
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