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さんちゃん?のブログ一覧

2025年11月19日 イイね!

iQ…なんて奥が深いんだろう。13年目にして目から鱗の体験!

この間、カーボンナノチューブペーストを処置した“HIDユニット後ろの純正アースポイント”。
今朝の静電気除去抑制コーティングのメンテナンスのため、早朝に洗車場へ向かったとき――
車両のすべての動きが一段レベルアップしたような感覚がありました。

作業を終えて帰宅する道中でも、そのフィーリングはずっと続く。
加えて、静電気除去抑制コーティング特有の走りのスムーズさ、ハーシュネスの低下、走行ノイズの少なさも、はっきりと体に伝わってくる…。

「なんで気になり始めた頃にやっておかなかったんだ?」
そう思うほどの変化でした。

帰宅後に回路図とにらめっこしながら、信号経路や特性を整理して気付いたのが――
このアースポイントの重要性!

ECUをはじめ、A/F、点火時期、スロットル開度、燃料噴射…
全部の制御の根っこに関わる場所じゃないか!
そりゃ変わるわ…と、思わず苦笑い。┐(´д`)┌

付き合い始めて13年。
ほぼ毎日触れて、考えて、ようやくたどり着いた今の領域。
もし早い段階でこのクルマを降りていたら、きっと一生気付けなかったでしょう。

やはり――
探求し続けることは、人生において本当に大事だ。
Posted at 2025/11/19 13:32:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月16日 イイね!

追悼走行会と空力テストの成果 ― セントラルサーキットにて

昨日は兵庫県の奥地(笑)にあるセントラルサーキットで、知人の追悼走行会でした。
病気でお亡くなりになった方なのですが、葬儀がご親族のみだったこともあり、氏に近い方々が「皆で送りたい、追悼したい」と企画された走行会です。

走行会1枠は私が走る通常のスポーツ走行、走行枠2はナンバー無し車両を含むクラシックレーシングカー主体の枠でした。

二十数年ぶりのセントラルサーキット。
「こんなに山奥だった?」と、まるで全てが初めての感覚。コースレイアウトもほとんど覚えておらず、1コーナーだけ何とか覚えている程度でした。

起床はいつもと同じ4時。
片道約260kmのドライブですが、そのままのドライブ感覚では意味がないので、現在開発試験中の空力特性改善策のインフォメーションを確かめながらの移動。

うん、なかなか良い。
路面のアンジュレーションに正確に車が追従する(安定しないという意味ではない)。
以前よりもマフラー音やSタイヤ特有のロードノイズの聞こえ方、車体に伝わる微振動の再現性が増した。

ローファイナル&クロスレシオでも、新名神や中国道の登り坂で6速80km/hはシフトダウンしたくなるのですが、そのまま走行できるし、シフトダウンしなくともゆっくりならば加速できる。

自動車業界ではCd値ばかり言われますが、私は航空機における

・翼前縁のバウンダリー・タービュレーター
・翼根の渦生成タブ
・航空機腹下のフローガイド

をベースに考えています。
今度のスラG練習会で、車体の構造理論と併せてのテスト結果を基に特許庁への申請を行う予定です。

さて、現地入りした時間にはすでに受付が始まっており、急ぎ走行準備をしてご遺族や主催スタッフの皆様にご挨拶。










混走なので100%近い走りは行わず、現在テスト中の内容に必要な検証に集中。







結果は大成功。
タイヤの内圧セッティングも変えたのですが、空力特性改善策&構造的チューニングの効果もあって、走行後の内圧上昇率も理想的。溶け方も理想的。
さらにタイヤ4本の温度がほぼ同じで、トレッド面の外・中央・内すべてが1.5℃範囲内!









AIで結果分析させたところ、メーカー開発現場でもここまで揃う例は稀とのこと。
吸気負圧は 1.16kPa、回転数は 6515rpm を記録。この車の上限回転数としては記録かもしれません。

昼休憩後は、走行会枠2の車両グリッド整列をお手伝い。
クラシックレーシングの爆音は本当にすさまじいですね(笑)





ロータリー、DOHC、OHV、OHCと関係なく、皆それぞれ素晴らしい音と速さ。
亡くなられた氏が愛した世界そのものです。

空から現世の我々を見守ってくださいね。
今回の走行会を企画された皆様、そして走られた皆様、お疲れ様でした。
氏のご遺族の皆様、これからもこの世界をよろしくお願いいたします。
Posted at 2025/11/16 09:39:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月12日 イイね!

車両運動構造と気流の相関について、試験中の経過報告です

現在試験中の車体下部の気流の乱れから車体後方にできる反転流(渦)の対策試験のCFD解析図をAIの協力のもと作成しました。



左図:車体表面の代表的ポイントにタービュレーター設置と、ドロップダンサー2による静電気抑制コーティングを施した状態のCFD解析。

右図:今回の試験的に左図の内容+車体下部の気流対策を行った状態のCFD解析。

車体下部の流れを整えることにより、後部で発生していた反転流(渦)の規模が大幅に減少しているのが確認できます。
この考え方は、航空工学における翼端部の気流制御の考え方を応用したものです。

この変化は、車体後方での空気の巻き込みを抑えることで後方圧力の回復を促し、
結果として「車速の伸び」や「直進時の安定性向上」につながります。

重要なのは、この効果がいわゆるウイングやカウルによるダウンフォース依存の安定化ではないという点です。
車体前後のダウンフォースバランスにはほとんど影響を与えず、
あくまで流れそのものの整理と整流によって得られる自然な安定性の向上です。

風を「押さえつける」よりも、
風に「逆らわせない」こと。
それが、Air Repair の考える“整えるチューニング”です。

※左図の条件のなかにはアルミテープによるバンパー部の静電気除去も含まれています
Posted at 2025/11/12 19:18:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月11日 イイね!

ラリージャパン、回を重ねるごとにWRCっぽくなってきている♪

トラブルがあると選手やチームにとっては大変な事ではあるけれど、モータスポーツトップカテゴリーにおけるドラマとしてみるならば、凄くエキサイティングなんですよね。

勝田選手の無念さは相当なものだったはず。フルモー選手の外板もぎ取りも凄い・・・



このエリアは私のデータ取り走行にも使う場所も含まれるので難しさは解りますよ・・・
本当に関係者の皆さんお疲れ様でした。
Posted at 2025/11/11 20:18:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月05日 イイね!

打倒L型──18R-G改ツインターボを造った理由

湾岸ミッドナイトがNetflixで配信開始されましたね。
嬉しくて「最高でしょ(⌒∇⌒) L型はカウンターフローなのにパワーが出せるんですよ。やはり当時は“技術の日産”だったんですよね」と、思わず呟きました。

そうしたらフォロワーさんからこんなコメントが。

「L型はピストンの間に余裕があってボアアップも容易。
ウォータージャケットも拡大しやすく、鋳鉄ブロックで熱に強い。
ただし工作精度は最悪で、バリだらけでした(笑)」

確かにそういう面もあります。
でも、当時の私はL型の“理屈”よりも、L型の“存在感”に心を燃やしていました。

◆ 打倒L型──若き日の挑戦

私が20セリカLBの 18R-G改2.2Lキャブツインターボ を造ったのは、
街道でよく顔を合わせるライバル──KPGC10スカイラインGT-R 2Dr HT(L28改3.1LキャブTD08ビッグシングル)──に対抗するためでした。

L型がOHVの延長線のようなOHCで、しかもカウンターフローなのにとてつもないパワーを出す。
一方、私は トヨタDOHC(=ヤマハ製)信奉者。
「ならばDOHCで打倒日産だ」と意地になっていたんです。

◆ “一発の速さ”と“総合の速さ”

正直、一発の速さでは18R-G改ツインターボが勝つこともありました。
高回転の伸び、トップエンドの爽快感、DOHCのレスポンス。
でも──トータルでの速さ(乗りやすさ・熱の安定性・トルクの出方)では、L型の方が上でした。

当時から、A型OHVにしてもL型OHCにしても、形式を超えて“思想で性能を出す”日産の底力を感じたものです。
鋳鉄ブロックやシンプルな構造を“欠点”ではなく“強み”に変えてしまう設計思想。
それこそが「技術の日産」でした。


◆ 私がヤマハに進んだ理由

私がヤマハに就職したのも、根底にはこの時代の経験があります。
トヨタのDOHC──つまり トヨタ7、3M、18R-G、2TG、4A-G──それらはすべてヤマハの血統だったからです。
DOHCで挑んだあの頃の感覚が、自分の中でずっと燃えていたのだと思います。


◆ 今に続く思い

今、CAN制御の時代になっても、あの頃の「形式を超えた思想の戦い」は変わっていません。
スペックや構造の違いではなく、どう使いこなすか・どう仕立てるか。
それこそがAir Repairのチューニング哲学の原点です。

湾岸ミッドナイトのL28改ツインターボを観て、
あの頃の“熱”を思い出しました。
やっぱり最高です(⌒∇⌒)

Posted at 2025/11/05 19:40:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「Air Repair iQの回路の最終章として考えているGNDシステム構築のために各部の電位差を測定している。既に装着しているφ8sqやφ15sqのサイズ、長さ、ポイント共に大正解というのが解っているのであとは細かい電位差数修正するだけ。ちなみにIGコイルの能力はOKD超え♪」
何シテル?   12/11 21:16
さんちゃん?です。よろしくお願いします。車好きが高じてサラリーマンをやめてしまいました。プロジェクトμさん、KYO-EIさん、TOMMYKAIRAさんの商品を上...
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