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さんちゃん?のブログ一覧

2025年08月27日 イイね!

燃料添加剤は“順序ひとつ”で結果が変わる?

・・・アメブロ記事の転載です・・・

先日のRN1ステラカスタムRSの街乗りテストで、ちょっとした“投入順序の間違い”から思わぬ発見をしました。

この夏での街乗り、エアコン常時ON、CVTはSPORTモード。
ただでさえ燃費に厳しい条件の中で、あろうことか燃料添加剤の投入順序を間違えてしまったのです。

すると面白い事がわかりました。
パワー感は同じ。でも燃費だけが 0.5km/L 悪化。



「順序なんて些細なこと」と思いがちですが、燃費という数字に出ると説得力があります。
では、なぜパワーは同じで燃費だけ落ちるのか?

・パワー感 → 高負荷で必要なのはノッキング耐性。そのため順序に関係なく守ら  
 れる。
・燃費 → 街乗り領域では“燃料がどれだけ均一に混ざるか”が大切。


順序を逆にしたことで混ざりにくくなり、ECUが補正に追われて燃費が落ちた、と考えられます。



ECUは混合のムラを検知すると燃調補正で安全側=濃い方向へ。
短期補正の揺れが長期補正に積み上がり、燃費悪化につながる──という仕組みです。
このメカニズムも分析終了していますが、それはナイショ・・・へへへ



・私の添加剤についての考え方

ちなみに私が使用しているのは、特定の目的に絞った燃料活性化触媒とオクタン価向上剤です。
一般的な多用途系の添加剤は使用していません。


理由は、多くの添加剤が効能を欲張ってしまい、一つひとつの効果が弱まっているから。
その証拠に、燃料に対する配合量が「満タンに対してキャップ◯杯」など大雑把に書かれていることが多い点からも、うかがい知ることができます。


今回の発見は、単なる燃費の話ではなく“正しく使えば効果を倍増させられる”という証明にもなりました。



・まとめ

効能の高い燃料添加剤は「その特性によって入れる順序」で燃費が変わるケースがある。
今回の体験でそれを数値と補正挙動で確かめることができました。

「順序は侮れない」。
ほんの小さな気づきですが、結果は数字に表れるのだと実感しました。

ちなみに・・・
長期の読者の方は”特定の性能を持つ添加剤”とは何か解りますよね(^_-)-☆





Posted at 2025/08/27 13:24:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月21日 イイね!

和をもって貴しと為す──私の座右の銘

聖徳太子の「十七条憲法」。
第一条には、こう書かれています。

「和を以て貴しと為し、忤ふこと無きを宗とせよ」

これは、1400年以上も前に書かれた言葉です。
意訳すれば、
「人と人との和を最も大切にし、無用な争いを避けなさい。
人は誰しも自分の考えや立場にこだわり、道理に通じた者は少ない。
だから、ときに上に背き、下と同調し、正しさを見失うこともある。
けれど、上に立つ者が和をもって治め、下の者が睦み合うとき、道理は自然と通じ合い、どんなことでも成し遂げられるのだ。」

この言葉は、いまの時代だからこそ大切だと感じます。

テレビやネットの情報があふれる中で、私たちはつい「自分の考えだけが正しい」と思いがちです。
でも、和というのは「みんな同じになれ」という意味ではありません。
違いを前提にしながら、調和を生み、共通の道理を見つけ出す力。
これこそが、日本人の本来の強さではないでしょうか。

私はこの条文を、今の 座右の銘 としています。

対立よりも、和を。
感情よりも、道理を。
今こそ、1400年前のこの精神に立ち返る時だと思うのです。

――ところで、政治家の皆さんはこの精神をちゃんと勉強しているのでしょうか…?
Posted at 2025/08/21 20:11:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月18日 イイね!

スタビライザー(アンチスウェイバー)は“太さ”だけでは決まらない──リンク長と作用角の重要性

アメブロからの転載・・・

スタビライザーのセッティングといえば、真っ先に「太さを変える」という話が出ます。
確かに太くすれば反力は上がりますが、その効果は リンク長と作用角が適正であることが前提 です。

下の図をご覧ください。


「リンク長ひとつで、スタビの性格は変わる」




横軸:リンクの取付角度(静止位置)
縦軸:スタビの反力(トーションバーのねじれ量に比例)
実線/長破線/短破線:車高変化による基準位置の違い(0mm=ノーマル、-10~30mm=ローダウン)



スタビライザーは「太さや硬さを変えれば効きが変わる」というイメージが強いですが、実際には “効き始めるタイミング”を整えることが同じくらい重要 です。
ただ太くするだけでは、効いていない時から効き始めた瞬間までの “タイムラグ” が大きくなりがち。
その結果、初期ロールを抑えられず、遅れてから強い反発が立ち上がり、かえって扱いにくい挙動になることもあります。


逆にリンク長を適正化しておけば、このタイムラグは小さくなり、スタビはより素直に効き始めます。
結果として、太さの違い以上に「自然に効いてくれるスタビ」に仕上がるのです。

本来、スタビライザーはリンクの取付位置が作用移動角に対してほぼ90度で、初期から効果を発揮するよう設計されています。
しかし、車高を落とすとリンク上部が開き、スタビが本格的に効き始める角度が遅れる場合があります。

この状態で太いスタビに交換すると、初期ロールは抑えられず、ある角度を超えた瞬間に急激な高反発が現れます。
結果として、コーナリング中盤で急に曲がりづらくなったり、逆に唐突に曲がりすぎるなど、安定感を損なうケースがあるのです。

さらに言えば、リンク長や取付角度のセットアップは、「効き方が変わる境目」をどう扱うかでも大きな差が出ます。
これは裏を返せば、“あえて境目を利用する” といった応用もできる、奥深いセッティングポイントも存在するのです。

ここはセッティングの勘所であり、具体的な方法は伏せますが適正化すれば、太さ変更以上にクルマの性格を変える領域 です。

現在、Air Repair 調整式ショートスタビリンクVer2.1を開発中で、間もなく実走試験に入ります。





Posted at 2025/08/18 20:54:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月15日 イイね!

終戦の日──悲惨さだけで終わらせないために

今日8月15日、ニュースや式典では戦争の是非や「二度と戦争を起こさない」という言葉、”蛍の墓”のような映像が流れます。

でも、本当に大事なのは「あの時代、日本国民が一致団結していた」という事実を知ることだと思います。

それは精神論ではなく、資源や技術、情報を全国で共有し、有事に向かって動いたという現実。
今こそ、この“構造”を学び、現代の危機対応や社会の団結に活かすべきではないでしょうか。

真の歴史の記憶を失った表向きだけの反省はこりごりだ!

Posted at 2025/08/15 20:51:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年08月13日 イイね!

“異音”に気づく人、気づかない人──文化の違いがクルマを壊す?

アメブロの転載です・・・

皆さんは、クルマからの「違和感のサイン」に、どれくらい早く気づけますか?
私がAir Repairとして、国内外からiQのご相談を受ける中で強く感じるのは、“異常に気づく感性”には個人差があるということ─そしてそれは、単なる性格や経験の差ではなく、文化的・民族的な“感受性の違い”が関わっているのではないかという点です。



■ 虫の音は「騒音」か、「風情」か
たとえば、よく知られている話ですが、日本人は秋の虫の音に風情を感じます。
鈴虫やコオロギの声を「音楽」や「自然の声」として受け取り、季節の移ろいを感じる文化が根付いています。

ところが欧米では、これらの虫の声を「ノイズ」として捉える人が圧倒的に多いそうです。
聴覚に物理的な差があるわけではなく、「その音にどんな意味を感じるか」という文化的フィルターの違いです。



■ クルマの異音も同じことが起きている
この違いは、車両における“異常音”の捉え方にも直結していると私は感じています。実際、欧米のiQオーナーからのご相談の多くが「かなり深刻になってから」届くのです。

私から見れば「もっと早い段階で異常に気づけたはず」「その前に振動や音の違いがあったはず」と感じることばかりです。
しかし、オーナー本人は「気づかなかった」と言います。

でも、おそらく“感じなかった”のではなく、“意味を見出さなかった”のだと思います。

■ 感性は優劣ではなく「構造の違い」
これは決して、どちらが優れている・劣っているという話ではありません。
文化的な背景によって、“何を重要視するか”が違っているというだけのことです。

ただし、機械──特にクルマのような高速・高応答の乗り物においては、この違いがトラブルの深刻化や修理費用の増大に直結することがある、というのが現実です。


■ 日本人の感性は「整備力」になる
日本人は「音」や「振動」に非常に敏感で、それを“意味ある兆候”として拾い上げる文化を持っています。
その感性を活かせば、ほんのわずかな異音や微振動の段階で不調の兆しを察知することができる。

Air Repairが行っている整備やチューニングも、そうした“感性に裏打ちされたメカニズム”の上に成り立っています。


◆ おわりに
クルマの声は、小さな異音から始まります。
それを“ただのノイズ”とするか、“サイン”として受け取るか。

その差が、10年先の車両コンディションを大きく左右する・・・
Air Repairは、そんな感性と技術の橋渡しをする存在でありたいと願っています。



Posted at 2025/08/13 21:18:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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