iQオーナーならば、殆どの方が知っている事・・・
それは、あのストンマーティンに一時期OEM供給されていたということです。
iQが発売された当時(2000年代後半)はAセグメントのスモールコンパクトカーが注目を浴びていた時代でした。
また、単なる安価な足というよりも小さいながらも高級化を狙うという時代の流れがあったんですね。
だからiQもVitz他と一線を画く高級路線の車作りがされていました。
トヨタ車らしからぬ価格帯の車でした。
そんな中、そのiQに興味を抱いたのが高級車メーカーのアストンマーティンだったのです。
こんなデザインです。
内外装を手作業で作り直したそれは贅をつくしたものになっています。
アストンマーティン内でのシグネットの扱いは、ラインナップの末弟という扱いではなく、既にアストンマーティンの顧客になっていて、そのオーナーのセカンドカー、サードカーとしてというラインナップであったと聞いています。
要するに、既に本来のアストンマーティンのオーナーでなけれな購入できなかった、ということなんですね。
CMの動画はこんな感じです。
本国
香港
高級感を出しながらもクールに走りを楽しむ感覚が表現されています。
僕も、車造りをしていく上で気にしているのがこの感覚の部分なんです。
確かにチューニングパーツを作ったり施工していく上で、パフォーマンスは大切です。
僕のiQもパフォーマンス追求型です。
でもこれは試験的要素が強いのいたしかたないところでもあるんです。
しかし、走りを楽しむ方ばかりではなく、感覚的な部分も大切だと思っています。
それが補強だったり、エンジンムービングパーツだったり・・・
シグネットは内外装にはかなりの贅をつくしたものになっているのですが、内部はストックのiQと同じです。
評論家の清水氏が発表当時、トヨタ一のブレーキとシャーシ性能とベタ褒めしてしているくらい優秀なものだったので、そのままで良いと判断したのかもしれませんね。
しかし、オーナーさん達からは「もう少しパワーを・・・」と望む声が高かったようです。
本革を多用したために重量増加したのが運動性能を落とした一因だったのかもしれません。
開発時期が、当社の開業時期とズレがあるので、同時期で一緒に何かできれば面白い展開になったかもしれません。
(まあ、ほぼ無名の僕じゃ話にもならなかった?)
ポイントを掴んだ手直しを行えば,直ぐにパフォーマンスが向上するiQなので、本国仕様の6速車にLSDを組み込んだり、電気系チューニングを施せばまた、違ったものになるかと思います。
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iQ考 | 日記
Posted at
2017/12/01 11:16:02