2020年05月19日
エレスタビタイヤコートHGの考えの基
ヒントはトヨタ自動車の公開特許からなんですが・・・
特許論文番号
特開2016-196205
発明の名称:車両のサスペンション
【課題】ジョイント装置に電荷が過剰に帯電することを防止し、電荷の帯電に起因するジョイント装置の性能の低下を抑制すること。
【解決手段】車体(サスペンションメンバ)とサスペンション部材としてのリンク14,16,18,20,22との間及びこれらのリンクと車輪支持部材12との間の連結部にジョイント装置38,40,42,44,54,56,58,62,64が介装された車両のサスペンション10。車体、リンク、車輪支持部材及びジョイント装置の少なくとも一つである特定の部材の表面に自己放電式除電器110A~110Iが設けられ、除電器は、その周囲の空気を負の空気イオンに変化させ、空気イオンを特定の部材の正の電荷に引き寄せて中和させることにより除電し、特定の部材の帯電量を低下させることによってジョイント装置内のゴムブッシュ及びグリースの帯電量を低下させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などの車両のサスペンションに係り、特にサスペンション部材がゴムブッシュ装置などのジョイント装置を介して車輪支持部材及び車体に連結されたサスペンションに係る。
【背景技術】
【0002】
自動車などの車両には、各車輪を懸架するサスペンションが設けられている。サスペンションは、車輪支持部材と、車輪支持部材及び車体に連結されたサスペンション部材とを有している。サスペンション部材は、車輪支持部材及び/又は車体に対し揺動又は枢動し得る必要があるため、被連結部材の相対的角度変化を許容するジョイント装置を介して車輪支持部材及び車体に連結されている。ジョイント装置として、ゴム状弾性部材を内蔵するブッシュ装置、ボールジョイント、球面軸受などが使用されている。特に、車輪が受けた振動及び衝撃が、車輪支持部材及びサスペンション部材を経て車体へ伝達されることが抑制されるよう、車輪支持部材及び車体の少なくとも一方は、ゴム状弾性部材を内蔵するブッシュ装置を介してサスペンション部材に連結されている。
【0003】
ところで、自動車などの車両が走行すると、空気流が車両に摩擦接触する状態にて流れることに起因して車両に静電気が発生する。また、車輪の回転に伴ってタイヤの各部が路面に対し繰り返し接触及び剥離を繰り返すこと、エンジン、ブレーキ装置などにおいて構成部品が相対運動することなどによっても、静電気が発生する。
〔発明が解決しようとする課題〕
本願発明者が行った実験的研究により、車両に電荷が帯電することにより車両が受ける悪影響は、ラジオノイズなどが生じ易くなることに留まらないことが判明した。即ち、車両に電荷が帯電すると、ブッシュ装置のゴム状弾性部材にも電荷が帯電し、ゴム状弾性部材の弾性が低下して硬くなり、振動及び衝撃がブッシュ装置を経て車体へ伝達され易くなると共に、被連結部材の相対的角度変化の容易性が影響を受けることが解った。また、ボールジョイント及び球面軸受には構成部材の摩擦を低減すべくグリースが適用されているが、車両に電荷が帯電すると、グリースにも電荷が帯電し、グリースの粘性が高くなってその潤滑性能が低下し、被連結部材の相対的角度変化の容易性が影響を受けることが解った。
【0009】
本発明は、従来認識されていない上記現象及びその原因に着目してなされたものである。そして、本発明の主要な課題は、ジョイント装置に電荷が過剰に帯電することを防止し、これにより電荷の帯電に起因するジョイント装置の性能の低下を抑制することである。
原子や電子レベルにどのように静電気が影響して反発力に影響が出てきているのかがわからないようなんですよ・・・((+_+))
私的にはそこまで理解したいんですよね。
ここに書かれているグリースの帯電による硬化が関係あるのかな?
潤滑のメカニズムは支えている部分への相対的な局圧と、油膜を作る分子のサイズと、分子同士の分子間結束力に負うところが大きいんですが帯電する事によって分子間結合力が強くなるってことかな?
トヨタさんも横浜さんも実験的に得た事での検証のみだからここまでが限界ということか・・・
論文も探しているけれど無いんだよね。
実際、静電気に関しては未知の事が多いので理論体系化できないものなのかも・・・
雷が電気であり静電気による放電現象であると実証したベンジャミン・フランクリンもあくまで実証実験結果による証明までだもんな~
ブログ一覧 |
先進技術 | 日記
Posted at
2020/05/19 15:16:00
今、あなたにおすすめ