昨日寝る前に急に思い出した学生時代の講義のこと。
”航空機設計法”・・・だったかな?
たしか4年でのカリキュラムだったと思います。
一から1年間かけて設計し、最後は性能諸元表、全体図、取説まで作るというもの。
成績の上位のヤツラは旅客機や輸送機を設計してた。
(実は性能だけではなく用途に対して拡張性が重要なので難しい)
私は単純なコンセプトでしか設計する能力が無かったので、エアレーサー(レッドブルエアレースは存在しなかったのでリノエアレースをモチーフ)を設計したのです。小型軽量で大馬力、高ピッチプロペラをぶん回すというもの。
造った図面や諸元表はもう手元にないので記憶でしかかけないけど・・・
記憶にあるのは
・矩形翼の採用(解りやすく言えば上からみて長方形のもの)
・翼のアスペクト比は4
・エンジンは水平対向エンジン(当初は4気筒だったけど欲出して6気筒に)
・プロペラ径は大きめの4枚で高ピッチ
・上昇性能、最高速ともにp51を上回った
・エンジン停止時の滑空角は45°以上(まさに墜落だ~)
・エンジン重量とのバランスを保つために燃料タンク他のものは操縦席の後方
・デザインはP51のキャビンを後ろのずらしたような形

こんな感じ・・・
何で思い出したかというと、YouTubeで中島飛行機の設計の共通点という動画をみたから
中島飛行機と言えばスバルの元祖ですよね。それに日本のロケット工学の基を築いた糸川技師(二式戦鍾馗の設計者)の古巣です。
この翼端失速を嫌うために零戦のようなテーパー翼を使わず、疑似前傾翼となるように前縁部をストレートにしているという事。
私の設計のエアレーサーが矩形翼なのはこの翼端失速を対策することが狙いだったんです。低アスペクト比翼にしたのは全面投影面積を減らし、最高速を上げながらも運動性能を得る為なのです。
ChatGTPによると私の企画した機体は”プロペラ後流による影響を受けやすくて操縦者には技量が求められる。その代わりに、かなりの運動性能を持ち、扱いこなせれば最高に面白いでしょうね。”・・・と
翼周りにはたらく空気の流れはなかなか複雑なものがあるのです。
自動車用のGTウイングで存在していた3DデザインGTウイング・・・だったかな?あれだけはなかなかに理にかなっているデザインでCT9Aに乗っていた時は欲しくなった時がありました。
タービュレーターの形やサイズに関していうと殆どの自動車メーカーは一寸・・・
タービューレーターは整然とした渦を連続的に起こすのが目的で、その渦のサイズはタービュレーターの形や配置で決まるのです。その辺の狙いが見えてこないものが殆どなんですよね(車体デザインを重要視するので仕方がない)。
昔の事をふと思い出す・・・
年喰ったもんです┐(´д`)┌
Posted at 2025/04/08 20:43:42 | |
トラックバック(0) | 日記