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さんちゃん?のブログ一覧

2021年02月17日 イイね!

私がAir Repair iQを造り込む上で影響を与えたマシン

OPELが2014~2019までのERCジュニアチャンピオンシップで事実上のファクトリー参戦していたマシン、OPEL ADAM(日本未発売)ベースのR2車両”OPEL ADAM R2”。1.6L自然吸気エンジンで190hp/7750rpm、1030Kg。

いまはCORSA"E"に代わっているので2019年が最後の年かな?だからその頃から、R2車両が市場に放出されて、ヒルクライムレースに登場してきています。



やっぱり純競技車両として造られた車の動きは良いですし、限られたパワーを無駄なくスピードに転嫁していくように作られています。最低限のパワーは必要ですが、無駄にあっても意味がないというのを競技車両は教えてくれますよね。

こちらは2016ERCイプルーラリーのジュニアクラス



こちらは2017年のチームテスト



私もマジのテストの時はこれに準じるような走り方をします。じゃないと意味がないですもんね(⌒∇⌒)

Frスポイラーの下はガサガサでTurbulaterを無くした事もしばしば。クリア部分は大丈夫ですがシルバーメタリック塗装内部にはクラックが(T_T)
まあ、仕方がないですが┐(´∀`)┌

その結果、日本の法基準にはギリギリOKでの競技車両テイストのiQを造る事ができたのですよ。日本のレギュレーションだとAに近いかな?吸気系、エンジンマネジメント系に手が入っているから。



でも、ちょっとお疲れ部分が何か所か出始めているので、直しながらバージョンUPを図りたい。ただ、車検が2か月後なので資金難を含めて辛いところ。

こいつで得たノウハウは、様々な人のところにフィードバックされているんだけど、いつまで生き長らえられるかな~







Posted at 2021/02/17 18:41:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | iQ考 | 日記
2020年11月14日 イイね!

iQという車に出会って・・・

最初にiQのCMを見た時には衝撃を受けました・・・
当時はJAFジムカーナ選手権にGC8-RA-STIでA4クラスを戦っていた時。

4WDで改造範囲が広まったA4クラスではランニングコストがかなりのものでした。
JAFもナンバー付き車両に関しては改造範囲を狭めたN規定へ移行することを決めたその頃・・・



S-VSCの部分の車体の動き。
これに度肝を抜かれたんですね。
この動きと車体運動の収束性・・・

一瞬ですがN1(N規定の2WDで1000cc以下クラス)にクラス替えも考えたほどでショールームにも行きました。しかし・・・ 1000ccにはCVTモデルしかなかった。
よってこの時点で第一次iQ計画は流れてしまいました・・・

そこから約4年後、Air Repairを興す時にテーマ車両としてよそとバッティングしないようにiQを選んだんですね。

トヨタとしても新技術のトライ的要素をもつほぼ手作業での生産だったとの事。だからチューニング方法の王道的な事が何もできないようなものでした。

今はほぼ完成しているAir Repair iQですが、それはおそらく工学基礎があって、メーカー出身者としての感性と知識、選手としての感覚と経験と人脈があったからこそ成しえたことなのだと思っています。

車として基本的な考えはしっかりとしているので、どのようなキャラクターに仕上げたいか?を導き出す事ができればそこを対処していくと答えが直ぐに表れてくる、という意外に楽な部分がありました。

ただ難しいのは問題点が複数絡み合っている、というところでしょうね。ブレーキだけ触ってもコーナリングアプローチが難しくなったり・・・
S-VSC制御への対策も関わりますから・・・

静電気除去抑制チューニング、Tuburater(ボルテックスジェネレーター)、タンクタイガー、エレスタビヒューズ、R-Specオイル、Air Repairアーシング、レスポンスリング、MINICON等の独特な考えの組み合わせは、既存のチューニング方法が使えなかったから産まれたんです。

面白いのは、結局のところ最後の最後は全て自動車の基礎部分にたどり着く、というちょっと皮肉な結果になるということ(笑)



Air Repair iQとABARTH595の比較乗りをしてみたら・・・
ターボ車とNA車のキャラクターの違いくらいであとは同じ感じ!
我ながらビックリしましたよね。

結局のところAセグメント車で性能を詰めていくと同じような感じになる、ということが証明?できたわけなんです(笑)。


私の考えと資産がつぎ込まれたAir Repair iQは私の子供みたいなもの。
手放す事はないでしょう・・・

Posted at 2020/11/14 19:45:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | iQ考 | 日記
2020年10月29日 イイね!

iQのような超短ホイルベースの車の運動性能を上げる為のヒントは何?

iQをドレスアップやカスタマイズカーとしてではなく、純粋に車として性能向上させるためには?を主に考えてきたのがAir Repair iQです。

何インチホイルが履けるか?とか、どのくらい車高が下げられるか?なんてことは考えていません。

前輪4POTキャリパーはコーナーリングアプローチの際に、車体を沈み込ませる為のもので効かせるためのものではないんですよね。そういう意味合いなので、後ろのブレーキパッドと前輪のブレーキパッドでは全くライニング材の特性が違うのです。

これにより、コーナーリングアプローチの段階で足が沈み込んでいるので、旋回中でのトラクションを稼ぐことができてコーナリング限界が高い状態が創り出せているんですよね。



これの考え方は二輪レーシングでのブレーキキングからコーナリングにかけてのライダーが行う操作をヒントにしているんです。

二輪は単純に車体を傾けるだけでは不安定なコーナリングフォームになってしまいます。コーナーリングアプローチの段階からブレーキの準備とスロットル操作の連携プレーが必要でその段階で併せて荷重移動(これも単なる体重移動だけではいけません)を行うのです。



※SP400レースをやっていた頃の私・・・唯一残る写真が峠のみという悲しさ・・・

超短ホイルベースのiQは、二輪の考え方が理解できていないと仕上げる事は難しいと思うのですよね。そこが、この車の難しいところであり面白いところでもあるのです。
Posted at 2020/10/29 21:21:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | iQ考 | 日記
2020年02月09日 イイね!

Air Repair iQの乗り味♪



2018年の11月。
リヤの補強をステージ3状態にした時の某峠での走行動画・・・
16インチのR888R時代。

今は17インチ化(NS2RでXL規格タイヤ)され、アーシングがフルで組まれて、ドロップダンサー2やスロットルボディやレスポンスリングの静電気除去抑止加工を行っているのでもう少し速く、そしてシビアさが出てきているんですよ。

今のタイヤ&ホイルで計測したトレッド幅とホイルベースの比率は約1.35:1.
ランチャストラトスのCompetitzone(イベントで幅が替わるので確実なところは言えないですが資料から予測する寸法から)とほぼ同じ。

FFでありながらT/Mがエンジンよりドライバー側にオフセットされていてミッドシップに近い重量配分(平面の動きでは、高さはあるからロールはします)なのでステアリング入力には即座に反応します(通常状態はあえて鈍さを作り普通の人でも操れるレベルに抑えてくれています)。

ただ調子にのると、人間のお尻の位置から後輪までの距離が短いので練習していないと、滑った時の反応が遅れても修正しすぎてもスピンもしくは突っ込む恐れが出てきます。

ですから最初から限界を上げて、シビアな本来の動きがわかるような車づくりをするのが逆に安全で面白い車になります。

漫画家の”田中むねよし”先生とお話した時、すぐに”ああ、ジャパニーズストラトスね?”と言われましたよ。流石♪わかってらっしゃる(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)。


※ムナーリ選手は上手い!あの当時のタイヤ&足回りのレベルでこの走りができんだもの、しかしいつ聞いても良い音だ♥ 
V6 WEBERダウンドラフトトリプルチョーク たこ足ストレート。これなら煩くない(笑)





Posted at 2020/02/09 20:30:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | iQ考 | 日記
2020年01月03日 イイね!

さて、タイヤをどうするか・・・



Air Repair iQを17インチ化した2019年。
使えるタイヤが一気に少なくなったんですよ~ 

昨年のCronoskalate in Hachikitaでは、転がり抵抗の少なさとグリップバランスと剛性の事を考えてナンカンNS2Rの16インチを投入して読みが当たって勝てたんですが、17インチにした時にNS2Rだとかなりスイートスポットが狭くなって公道で戦うヒルクライムレースにおいてはリスクが増えそうな感覚があるんですよね(特にウェット)。

それに使えるホイル(強度と軽さも考えて絞っていくと1種類しかない)には前後同じホイルサイズとインセットしか存在しないのでリヤが踏ん張りすぎるんです。

あと2018年に某サスペンションメーカーの開発の長老と話をした際に、ヒントを頂き実践した私オリジナルのトーションビームチューニングを行なって、リヤアームの動きが左右個々にバランスよくスムーズに良く動くようになり粘るようになったせいもあるんですがね(限界が上がるのでタイヤのセッティング、バネ&ショックのセッティングで変化を与えるという本来のセッティング方式になる)。

本当ならば16インチの時のようにリヤリムを細くしてヨーを与えタイヤのグリップを落とせる特性に操作できるようにしたい・・・
まあ、無理な事をやるのは良くないので17インチで詰めて行きます。

タイヤはまたR888Rのお世話になりますか・・・(他にはA052しか無いんですがデータがないんですよね~)。事によっちゃFrのみR888RでリヤをNS2Rにするという手もあるし(他にも手法は色々ありますけどね・・・ナイショ♪)。

ラリーはD社、ジムカーナはB社でお世話になり地方戦でチャンピオンを頂き、JAFオールスター戦まで行き、車輌を変えてからはT社さんのお世話になってました。タイヤテストも一番多く経験させて頂いたのがT社さん。だから一番データが多いんですよね・・・ 選手としてはリストラされた身分だから偉そうには言えないんですが(笑)

さて、問題は予算確保だな~



Posted at 2020/01/03 11:41:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | iQ考 | 日記

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「今度はGRヤリス。ヒューズレイアウトと規格の確認が終った。寝よう・・・」
何シテル?   08/05 21:09
さんちゃん?です。よろしくお願いします。車好きが高じてサラリーマンをやめてしまいました。プロジェクトμさん、KYO-EIさん、TOMMYKAIRAさんの商品を上...
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