一昨日の仕事のキャンセルから急遽決まった昨日のサーキットテスト。
目的はナンカンNS2R 205/45-16 の特性を探るのとAir Repair iQとのマッチングの検証。あとはAir Repair T/Mオイル試作品№1の感触です。
本当は4月20~21日のヒルクライムレース「Cronoscalate in Hachikita」の前に行いたかったんですが、構造変更車検で事のほか苦難が続いて結局はシェイクダウン=本番となってしまったんですね~
レース結果は・・・
上々の1300cc~1600ccクラスの優勝、という一応狙った効果が表れた嬉しい結果となりました。
ナンカンNS2Rを使ってみようと思った理由はスポーツ走行用設計がされている事、UTQG表示がされていて特性の予想がつくこと、ケース形状とトレッド設計が私の経験から好みであるということです。
そして一番の理由は、非力なiQに対して転がり抵抗、引きずり抵抗が適度な状態で無い必要があるということ。グリップしすぎるとコーナリングの一連の動きの中でパワーが喰われて立ち上がり速度が乗らなくなるんですね。
T/Mオイルも同様でLSDの効きが良く、ギヤの動きと併せてスムーズにトータルで機能するか否か。でも、機械保護は必要。やたら硬いと逆に無理な操作をしてしまい機械部分を痛めてしまいやすいので・・・
(M社のギヤLSも悪くはなかったのですが理想にはちょっと)
そして、最も重要なのがフリクションロスがすくないという事。一応、全て〇。3000Km限度として価格をその分抑えた設計。でも、まだ欲が・・・
ナンカンNS2RはXL規格でハイプレッシャー。転がり抵抗は少ない。あとはコンパウンド特性、トレッド設計、ケース剛性のバランスさえよければドライバー側でなんとかできますから。
レース結果は私の予想通りとなりました。いかにして車速を乗せるか、いかにして車速を維持できるか、を目的にパーツは考え、そして選択していますから。
さて、ここからが昨日のレポート・・・
渋滞を嫌いAM5:00過ぎに出発し6:00過ぎに道の駅にしおに到着。朝食は済ませていたのですが、焼きたてのクロワッサンの誘惑に負けて・・・
まだ暖かくて美味しかった~(#^.^#) 130円なり♪
幸田サーキットに到着したのが8:00前。ゲートは空いていますが職員の方はまだ・・・
受付開始が9:00なのでそれまでの間に走行準備です。
今回は、後ろの小物いれも外しました。数キロですが効くかな(笑)
準備が終了したところで、ピット前で撮影・・・
AM8:30 外気温18度、路面温度28度、タイヤ温度29度~26度、設定空気圧Fr270Kpa,Rr260Kpa
一番発熱するFr右タイヤの走行前
走行枠は20分(今回から強制的にクールダウンラップが取り入れられています)
Fr右前のタイヤの22LAP走行後
走行動画(19番目タイムとセカンドタイムの回)
併せてロガーデータを見ながら分析をすると面白い結果がでました。
・ベストタイム記録時は走行距離はナリでトップスピードもナリ、代わりにコーナリング速度と繋ぎセクションで速い、上位三パターン全て
・最高速記録時はタイムはベストより0.3秒ほど遅い、最高速上位三パターン全て
・ベストタイムはR888Rより1秒遅れ、RE71Rの0.5秒遅れ
・タイムが平均していて2LAP目~20LAPまで全て1秒以内で収まっている
・熱ダレは穏やかで16LAP以降
・以上のことから縦トラクションは意外に優秀
・絶対コーナリング能力が低いが加速力に優れているマシン(ドライバーも)で走り方を考えながら乗るには良いタイヤ(R1Rに近い)
・非力なマシンならば適度に滑るのでコーナーロスが少ない
以上の事から、非力なiQに向いているかな?という感じ。今までテストしてタイムがそこそこ良かったT1R、RE71R、R1Rよりも個人的にコスパも含めて好きかな~
だから、17インチ化した最初のタイヤはNS2Rに決まりですね!
スポーツ走行愛好クラスならば高いタイヤを使う必要性を感じない出来栄えでした。(ただし重量がありパワーがそこそこあるならば国産タイヤが良いかも・・・)
昨日の結果からAS1も試してみたいな(#^.^#)