ちょっとしたこだわり・・・ホイルインセットやサイズ

JAFのナンバー付き競技車両のルールの中にホイルスペーサーの禁止というのがあります。

これは私の判断だと、ホイルとハブ面の間に隙間が発生し、ボルトに対するせん断力の働きが増えて折損する可能性が増えるから、というのが理由と思っています。ストリートカスタムやスポーツ走行とは比べ物にならないストレスを競技車両は受けますから・・・

どんなに、ボルトネジ山頂部に接触するほどの穴精度を持っていたとしても、ネジが噛んでいない状態でハブやホイルと素材そのものが一体化されていないと、普通のスペーサー使用同様（幾分強度はあると思いますが）だと思うのです。

ボルトを高強度なものに打ち替えて、ロングナットに変えれば強度は通常の状態よりは増すかと思いますが、原則としては変わらないと思います。

私のAir Repaie iQはJAF公認競技ルールに則り、ホイルスペーサーを使わない方向性でホイルを選んでいます。また、タイヤサイズもいくつかテストきた外径サイズから、590ｍｍというものが結果が良かったのです。
ここにタイヤのロードインデックスを併せて考えていくと205/45-16 83Ｗというものに絞られてきます。

ホイル幅＆インセット＆重量から選んだホイルはENKEI　RPF-01。
私の理想の数値を具現化しているのは、このメーカーのこのモデルのみ・・・
17インチも考えたのですが、タイヤのロードインデックスを無視する訳にはいかないのと、外径の問題から見送っています。









前後のリム幅をかえているのは旋回特性を考えての事です。

タイヤ幅を同じにして、やるとリム幅の狭いほうがタイヤの横剛性が下がるので限界が下がる代わりに、グリップを失う直前の過渡特性がマイルドになるのです。結果、ドライバーの対処ができる時間的余裕が生まれてくるのです。

これはEvo9MRやGC8RA-STIなどの4WDも同じ方向性にしていました。

JAF＆FIA登録車輌ではないｉＱですが、私はJAF＆FIA登録車輌で競技車輌を作るのと同じ感覚でチューニングしてきました。
（但し、サブコン類は別途です）

競技ルールが全てとは思いませんが、通常の車検基準以上の安全基準が問わる公式自動車競技の車両規則。
そこを基準に考えるということは、安全性と機能の両立ができるということです（悩みますが・・・）
全てにおいて、理由があるチューニングを行ってきいるのです。



昨日、公開したTシャツのプリントデザインが好評で少ないですが発注を頂きました。
ありがとうございます。