モータースポーツをやられている方ならば、自然と身についている(?)と思う話です。
車(モーターサイクルも)の車輪の駆動力(トラクション)は加速方向(+方向)か減速方向(-方向)どちらかに働いている状態が一番タイヤのグリップが高く安定しています。
これを、直線の減速時から旋回し、加速状態に移るまでの間にバランスさせるのがコーナリングという動作です。
このコーナリング前後の減速加速にも駆動力(トラクション)をかけ続けるというのが今回の話です。
減速時のシフトダウンについて長くなるので別の機会で・・・
加速時に、現状ギヤから次のギヤに繋げる際にクラッチを切り、ギヤを変えてクラッチを繋ぐという動作をしますよね。
この時、車体の上下動(ピッチング)を経験された方が多いのではないでしょうか。
この状態、不快なだけではなく、路面の状況がよくない場合やスポーツ走行の際にトラクション不足を起こしてしまい、不安定な走行につながってしまうのです。
雪道での加速時に振られる原因にもなりますよね。
私のやっている方法は
①クラッチを完全に切る
②現状のギヤを抜く・・・この時、心はクラッチを繋げる前準備に入ります
③シフトゲートに沿って次のギヤに入れ始める・・・この段階で既に半クラッチで繋ぎかける感じ
④シフトゲート上で完全に次のギヤに入れる・・・同時にクラッチが繋がっているじょうたい
③④の操作の際に手の動きと足の動きがミックスしていれば(エンジン回転数とスロットルワークも関係します)、勝手に次のギヤが吸い込んでくれるような動きをしてくれます。
ミスをすれば、嫌な音と共に跳ね返されます(~_~;)
以前、フェラーリ512TRに乗った時のシフトフィーリングこれの最たるものでした。
タイミングが合わない時は嫌な音もなく、シフトノブが跳ね返され、ギヤが上手く噛み合うと手の力も必要なくスコと勝手に吸い込まれるんですね。これには驚きました・・・
今のラリー車等に使われているシーケンシャルトランスミッションは究極のマニュアルです。
参考までに・・・
手でステアリング横のレバーを弾いていますよね。これがシフトレバーです。
黒くて長いのはハンドブレーキです(市販車だとサイドブレーキですがパーキング用にはなりません)
ダートや雪道だと、駆動力(トラクション)のかけ方が上手くできないと、スピンしたり走行不能に陥ったりします。
車に慣れている、それだけでは不慮の事態を招く時もあります。少しでもいいので、運転技術について考え学ぶことも安全運転の一つだと思うのです。
Posted at 2017/11/29 12:09:00 | |
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