タクシー非番の今日は、入場エントリーをしていた”オートモーティブワールド”に行ってきました。
久しぶりのタイトなスーツに窮屈さを感じながら・・・
同時開催が
・カーエレクトロニクス技術展
・EV/HV/FCV技術展
・車の軽量化技術展
・コネクティッドカーEXPO
・自動車部品&加工EXPO
・自動運転EXPO
・MaaS EXPO
基本的に企業間の商談相談イベントです。
基となるのが”オートモーティブワールド”で事前入場エントリー制で法人の部長職以上にはVIP入場券が送られてきます。特典は以上の全ての会場に入れる事と有料セミナーの内の2講演は無償というもの。
BtoBを考えないと今のままでは死ぬのを待つだけ状態なので行ってみる事にしたんですね。何せ数年前に某自動車メーカーから取引の話があったときに、他社取引先を整理して欲しいと匂わさされたから、その時に取引先を整理してしまったんです。結果は?ドタキャンで今の通りで・・・
さてエントリー後に出展会社リストが事前に送られてくるので420社全てを前の非番日に確認して訪問先を選定しました。ほとんどがそこそこ規模以上の企業を相手にするモノばかりなので私が見るところは数件・・・ホッとしましたよ・・・
1日で全てをみるのは不可能なので・・・
あと、有料セミナーの中で今日の日程と合うもので勉強になりそうなのがあったことも行く気になった理由です。
セミナーテーマは”エンジンの究極の進化、環境への貢献”でセミナー題目が”SKYACTIV-Xの進化と環境に対する内燃機関の役割”、講師はマツダ株式会社 執行役員 中井氏
開催時間までは会場内で何かないかな?と目的ブースも含めてみて回りました。
大手企業も新しいジョイント相手を探していることが伺えます。
私が興味をもったCFRP製品製造の会社、少しお話を・・・
試作&小ロット生産が主な仕事のようでして型代が非常に魅力的、作りもかなりのものでサンプルも頂きました。
成形品繊維の精度も密度かなりのもの!
ドローンやGT車両のパーツも手掛けられています。
キリの良い時間で、会場内で販売されていた、うな重弁当を頂きました♪
食事後、セミナー会場へ行き入場手続きを行い資料を頂く。
講演内容は2050年の完全なカーボンニュートラル目標に対しての道程における内燃機関の役割と技術についての現状とマツダ流あるべき考え方でした。基本的に私のスタンスと同じで、社会構造と内燃機関のCO2排出の総量とバランスについてというのがベースの内燃機関に求められる要件についてでした。
SKYACTIV-Xを例にとりながら燃焼、内燃機関の基本ロスへの対策、化石燃料に頼らない燃料の開発等。素晴らしかったのは代替燃料の燃焼だけではなく生み出す時のCO2排出量までのバランスシートを持ったうえでのシュミレーションをされていること。
燃焼が基本の話なので一瞬ですが”燃料触媒”の話も出てきました。そう”タンクタイガー”ですね。未燃燃料成分がCOやCO2になるのでその未燃燃料を完全に燃焼させるにはどうすればよいのか、ということです。
マスコミや自動車関連の雑誌社も車そのものの展示会ばかりじゃなくてこういった展示会やセミナーに参加すればいいのに・・・
オールEVになった場合の総需要電力量と、それを生み出す要求発電のCO2排出量のシュミレーションもありました。オールEVになった場合だと現状よりもかなり増えてしまうんですよ。
だから、内燃機関のブラッシュアップを図りながら発電タイプのウェイトを観ながらEV、HV、新内燃機関の比率を変えてトータルでCO2を減らす。
ごもっとも・・・
このセミナー後に人と会う予定だったのですが、その方が急遽帰らなければならなくなったとの事で時間が空いたのでロボットのブースを観にいきました。そこで見たのがこのエンジンドローン!
エンジンは内製!
良くできていたので話をすると・・・
開発者はもとS社の隼の開発者だったとかで・・・
ん?誰かとにているぞ(笑)・・・私も初期のドローン?関連で某社に入社
本当によくできていましたよ!
DENSOさんの方も”これだけ観にきました”とか鋳物工場のオーナーさんが”大量生産するの?するならケースをウチで”とか・・・
ただ、この会社は風力発電所の建設&サービスがメインらしくてこのドローンはその立地調査や点検を行うためのアイテムだそうです。
エンジン部も凄いんですが私が感心したのがプロペラの形状とガバナーの造り。ここも肝の部分ですからね~
ここ数年、オートメッセ系のイベントを観ても熱くなれなかったんですが、今回のこれは面白かったです。
何か生かせれば良いんですがね~
Posted at 2021/10/28 17:42:34 | |
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