今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業からトヨタの新型プリウスです。
オーディオレスのお車にサイバーナビとベーシックパッケージの取付を行いました。
新型プリウスはトヨタ自動車からデッドニングやスピーカー交換はしないで下さいという文面が出ている車で、ディーラーによって『ドアの内貼りを開けないで下さい』という所と、『ドア内のエアバックの圧力センサーの周りは触らないで下さい』という所と、登録台数が欲しいからか何も言わない所の3つのパターンがあります。
今回はベーシック防振も行わない『内貼りを開けない』パターンで、ピュアコンで16センチのドアスピーカーをやや上昇させて音に重みを持たせて改善しました。
プリウスは中高音はダッシュ上の5センチスピーカーで再生していて・・
ここの下限の周波数を決めるフィルターが小さくて質が悪いので綺麗に音が再生出来ません。
そこで高性能なフィルターに交換して音質をアップさせて、やや下限周波数も増やしています。
純正はダッシュのグリルの中から高音も鳴らしていますが、ヌケの悪いグリルに音がひかかり、ガラスの反射も加わるので、デリケートな高音部分だけはスタンドで前を向けた後付けのピュアディオツイーターに任せます。
このブルードームのツイーターはもう10年ぐらい使われていて、今回のプリウスで4台目のお車に移設して取り付けています。
ツイーターのレベルが下がっていれば買い換えて下さいと言いたいところですが、まだしっかりとレベルもレンジも維持出来ていて、新品の時とあまり差が無い状態で鳴っていました。
ツイーターの寿命は鳴らしている時間と鳴らしている音量と、後は夏場にきちんと熱さ対策をしているかどうかで決まって、このツイーターは10年が経過してもかなり良いコンディションで鳴っていました。
ドア低音・ダッシュのスコーカー中音・ピュアディオツイーター高音の3WAYの構成にするのはグローブボックス下のピュアコンで、ブラックボックス以外のパーツを50系プリウスに適合させる物に交換して取付ました。
全ての結線が終わったらサイバーナビのイコライザー調整を行います。
フラットの状態から数か所1クリック動かして、生演奏や生声に近いパターンを探します。
今回はドア防振が無い状態だったので、外板裏の響きも加味して調整しました。
ナビユニットは違うものの、50系プリウスの実車をデモカーとして買って実験しているので、比較的短時間で良い音にたどり着く事が出来ました。
追伸
よくここのブログでサイバーナビのフラットでもパッケージされているフラットと、カスタムの部分でフラットにした時と音が違うと書いていますが・・
システムアップした状態でよく聴くと、パッケージされているフラットの方が音が抑圧されて聴こえるので、カスタムの方が有利です。
純正やトレードインの状態では差は分からないと思いますが。
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Posted at
2016/07/23 09:43:37