今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業からスバルのBRZです。
カロッツェリアのサイバーナビが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
ツイーターはお父様がJU60に交換されたので、その前に使われていたJBLの08GTIのツイーターを取り付けて、純正の内側に付いてモノラルっぽい音から、グリルの外側に目いっぱいの所にスタンドを使って適切な仰角・振り角を付けて、本来のステレオ的な鳴り方がする方式に変えました。
ピュアコンの4連ボックスもお父さんから譲って頂いた物で、中を最新のバージョンにカスタマイズして、BRZで最適な値に変更しました。
ミッドの上限を決めるコイルは新たに井川が一から手巻きした物を使用して、オプションのSSFも加えて合計8ピース構成で細かく音を調整しています。
このピュアコン方式が他のⅮSPイコライザーより優れている部分が、各周波数ごとのインピーダンスが微調整出来るという部分で、世の中のレベルや時定数だけ動かす物と違って、音色そのものを変えるというか、本来の楽器やボーカルの声に近く合わせる事が出来ます。
ドアの作業は内張と防振シートを一度外して、いつもだと何も貼ってないと書く所ですが、BRZはドアが横に長いために、ある程度防振材が貼ってあるので、その貼ってない部分に防振メタルと防振マットを貼り合わせて、ドア全体の振動がスムーズに収まる様にしてあります。
内張りを組み付ければ見た目は最初と同じですが、低音が閉まって聴こえて、ドアの開閉音もボーン!という軽い響きがずしっと重たくなり、ロードノイズの進入も減っています。
全ての組み立てが終わって音が鳴る様になると、サイバーナビの画面で音調整を行います。
細かなイコライザーのマスターコントロールで調整して行きます。
まずはタイムアライメントは最初から最後まで全てゼロで調整して行きます。
ここは多くのボーカリストや演奏家の方がタイムアライメントを入れると音が不自然にフォーカスされると言っておられるので、自分の感覚は間違っていないでしょう。
ピュアコンの値合わせで音はかなり追い込んでいるので、それでも追い付かない微妙な角周波数のレベル調整を行って、このシステムでこれ以上生音・生声に近づかないという所まで合わせてセッティングを終了しました。
お父様から譲ってもらった製品が多かったので、かなりリーズナブルに良い音を再生出来るBRZに変身しました。
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Posted at
2024/05/09 10:13:56