今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業からVWのアップです。
1DINを横に伸ばしてサイドが丸みを帯びた異型タイプの純正オーディオ付き車にベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振の施工を行ないました。
デッキの周りをマスキングしてデッキを引き抜いて・・
純正配線からピュアコンに送る信号を取り出します。
純正ではツイーターの無い部分に・・
スタンドを使って角度を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けます。
ドアスピーカーは純正をそのまま使用しますが、マウントは同じでもここ一週間で入庫したポロ⇒ゴルフⅦ⇒アップと全て構造が違っています。
その構造の違いに合わせてピュアコンのパーツの組み合わせや値が変えてあって、それぞれの車で最も音が自然な組み合わせを探しています。
ドアは国産車のサービスホールが大きく開いている構造と違って、プラスチックで覆われている部分を除いて後は固い鉄板で覆われています。
ベーシック防振は他のVW車と同様に外板裏とサービスホールとドアポケットの3ヶ所に分割して行い、まずは外板裏から作業を始めます。
スピーカー裏に最初から貼ってある防振材はそのまま使用して、その周りを防振メタルと防振マットを貼って鉄板の響きを抑えます。
次にサービスホールのプラスチックの防振を行ないますが、ポロやゴルフⅦと比べると外側にアールが付いている形状なのでアップは使う材質や貼り方を変えています。
最後にドアポケットの内側にメタルを貼ってプラスチックの薄い部分の響きを抑えて作業は完了です。
グローブボックス下に仕込んだピュアコンはアップ専用にチューンしてあるので基本的にパーツ交換は必要無いのですが、データーを取った時の車と全く同じ年式ではないので、イヤーチェンジでスピーカーの特性が変わっていてはいけないので念のために値をあれこれ変えて試聴しました。
結果は今までの値がベストで特性は変わっておらず、マットを閉じて作業は完了しました。
最後にCDをあれこれ交換してスピーカーを慣らして、調整用CDとお客様のCDで音を確認しました。
バストレブルをあれこれ動かしましたが、プラスマイナスゼロのところが音が一番自然だったのでその状態で納車致しました。
追伸
外にアップを出して音を鳴らしていたら、ドアからの音漏れがかなり減っていました。
国産車が外板裏に方ドア8枚のメタルとマットを組み合わせて貼っているのに対して、アップでは方ドア3ヶ所に分割して貼っているので外板裏はメタル2枚のマット1枚に純正のマットが1枚の合計4枚しか貼ってないのですが、材質の共振点の違いを利用しているのでスピーカーの音漏れがガッツリと減っていました。
マットだけに頼らず、この多重構造のメタルを加える事で高い周波数の振動が取れて結果としてトータルで振動が静まり、音質アップと静粛性アップの両方に貢献しています。
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Posted at
2015/07/06 11:24:31