今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業からフォルクスワーゲンのアップです。
今年の前半にカロッツェリアの1DINサイズのデッキが装着された状態で入庫となって、ツイーターとピュアコンをプラスするベーシックパッケージの取り付けを行っていました。
ちょうどATX-25が発売されて直ぐの時期だったので2セット目の取り付けだった事を覚えています。
今回は9ヶ月使われた純生ドアスピーカーを取り外して、13センチスピーカーを取り付けて音質アップを図りました。
交換するスピーカーはピュアディオブランドのISP-130です。
インナーバッフルを製作して上半分にレインガードを取り付けて、ドア配線はピュアディオブランドのPSTのスピーカーケーブルを純生配線とは別に引きました。
ドアスピーカーが純生からISP-130の変わったのでスピーカーの上限周波数を決めるコイルの交換が必要で、車の近くにケースに入れて色々な種類を持って来て、何度も交換して音を追い込みました。
何度も交換してここが一番生の音に近いポイントという値を見つけて、一度アップの作業は終了しました。
しかし納車の前にアウターバッフルにしようという話しになって、そのままお預かりしてアウター・スラントのバッフルを製作してISP-130を表に出して取り付けました。
実家が金属加工業の坂口君は学生の時に夏休みに家の手伝いをしていたので手先が器用で、グリルに窪みを作ってPのマークをピッタリはめてくれました。
(ちなみにこのPのエンブレムはZSPシリーズをお買い上げの方には無料でプレゼントしていますが、ISP-130にはグリル加工を含めて有料オプションの扱いになっています)
インナーからアウターになってドアからの中高音が増えたためにコイルの巻き数の変更が必要になりました。
インナー用では中音域が強すぎて他の音域が薄く聴こえてしまうので、巻き数を増やして制限をかけて全体のバランスを取りました。
普通のパッシブネットワークだとコイルの値は固定なのでこういったアレンジは利きませんし、あらかじめ多めのコイルが巻いてあってドンシャリ気味の音になっています。
20数年前は少しでも良い音にと市販のネットワークのコイルをわざわざほどいて音を合わせていましたが、ほどきすぎてしまい代わりにホームオーディオ用のネットワーク用のコイルを入れようと思ったら、銅線の断面積が4倍あり高さが増えてケースに入らなくなったから仕方なく外に付けました。
外に付けたら簡単に巻き数が変えられる様になって、それから短時間でツボを得た調整が出来る様になって、最後はベースの回路も良いパーツで誤差が無い様に左右でペアリングして、別なケースに入れて今のブラックボックス+外付けコイルのピュアコンのスタイルになりました。
今回のアップの作業では短期間でベーシック⇒インナー⇒アウターの音が聴けて、あらためてピュアコンを開発した時の『取り付け条件でコイルの巻き数を変える』という原点を実感出来ました。
イイね!0件
TS-T730Ⅱ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/01/07 15:02:47 |
|
映画『シン・ゴジラ』を観て来ました カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2016/08/16 14:33:11 |
![]() |
ホンダ・ステップワゴン スピーカーの音質アップ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2015/11/17 14:55:36 |
![]() |