今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業からスズキのスイフトです。
パナソニックのストラーダのナビオーディオが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振の施工を行いました。
まずナビオーディオを取り外して裏から音信号を取り出します。
純正配線の一番末端から音を取り出す量販店の取り付けと比べたら手間はかかりますが、ここからピュアディオブランドのPSTケーブルに引き替えているので、高音域の繊細さは全く別物になります。
ナビ裏から取り出した音信号はグローブボックス下のピュアコンに送り、低音が出過ぎの純正ドアスピーカーへインピーダンスをコントロールして音をタイトにして、後付けツイーターには周波数幅とレベルを決定して信号を送ります。
使用するツイーターは毎度おなじみのピュアディオブランドのATX-25で、ミラー後ろの純正ツイーターは鳴らなくします。
続いてドアの内貼りを外し、防水シートを外して外板裏に防振メタルと防振マットを貼って行きます。
見事に何も貼ってなくて、ノーマルスピーカーが低音が出過ぎですからかなり音はぼやけていました。
高い周波数の響きの場所には防振メタルを貼って・・
低い響きの場所には低音を減衰させるマットを貼り、材質の共振点の違いを利用してドア全体の響きを抑えます。
こんな物で振動が取れる訳ないだろうと思われる方も多いのですが、福岡モーターショー2015の会場では多くの方が防振メタルと防振マットの組み合わせの共振点の違いを利用した効果に驚かれていました。
また会場の鉄板を使ったデモンストレーションでは高音用のメタルと中音用の特殊な形状のマットの2枚で減衰させていて、「たったこれだけでこんなに響きが取れるの?」と皆さん驚かれていました。
中音用マットの特殊な形状は会場のみで公開していて、ブログ用では低音用マットと高音用のメタルしか写っていない場所を選んで撮影しています。
全ての作業が終ったたらイコライザーの調整を行って音を整えて納車の準備に入ります。
最初の防振無しで外板がビンビン響く状態を改善して、低音が出過ぎの純正ドアスピーカーの音をピュアコンで音をタイトにして、高音が出ているかどうか分からない純正ツイーターは使わずにATX-25で上質な高音を鳴らすという3つの改善点で、スイフトの音は驚くほど良くなりました。
ブログ一覧 |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
Posted at
2016/01/09 12:12:39