今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業からトヨタのヴェルファイアです。
アウタースラントのバッフルを製作して、いつもの様にフル防振の施工を行っていますが、今回の作業は外板裏のベーシック防振がいつもより強化してあります。
響きの低い所が防振マットで、カーンと響く高い響きを防振メタルで抑えるベーシック防振は方ドア合わせて8枚の左右で16枚使って24000円と税という設定になっています。
たまに外に外への漏れを気にして「もっと枚数を増やせませんか?」という質問を頂きますが、今回は方ドア5枚をプラスして合計26枚のマットとメタルを貼っています。
標準仕様と左右で10枚プラスで3デジベルの減衰でしたから、1デジベルのイコライザーのステップを全て3段下げたぐらいの追加の下がり方です。
フロントドアよりも気になるのが面積の大きなスライドドアで、こちらは標準の16枚に対して1・5倍の24枚のマットとメタルを貼りました。
スライドドアで複雑な構造をしている場所もありますが・・
スピーカー裏は何も貼ってなくて響いていて・・
スライドのアームが動くこの場所も・・
裏はこんな状態でした。
張りの入っている場所も多く、24枚が貼れる限界でした。
エンクロージャータイプのスピーカーを使えば音漏れはバッサリ無くなりますが、低音の量が出なくなるのと、車両の広い周波数帯を減衰させる静粛性はベーシック防振ならではの効果です。
多重構造のメタルを使って普通の防振材で取れない周波数の響きを取るというのが他では出来ない効果を生んでいますが、最初の施工の時に1・5倍もしくは貼れる限界までと指定されましたら追加で枚数を増やす事が出来ます。
ヴェルファイアのお客様は「予想以上に車室内が静かになった。」と言われていました。
追伸
昨年12月に行われた福岡モーターショー2015の国際センターの2階のブースでは、実際にメタルとマットの共振点が違う物の組み合わせがいかに有効かという事を、多くの方に体感して頂きました。
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Posted at
2016/03/06 10:45:13