昨日まで営業していた福岡店は今日から3日間お盆休みとさせて頂ます。
次の営業日は8月18日の木曜日となります。
さて、今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業からトヨタのプリウス・アルファです。
プリウス・アルファ専用のアルパインのビッグXが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
まずはインパネ周りをマスキングして、ビッグXを引き出して裏から音信号を取り出します。
車種別専用のモデルなのでスピーカー出力はトヨタ用カプラーで直接車両ハーネスにに入力されていたので、市販のモデルの様にオスメスギボシを付けてイン・アウトさせます。
取り出した信号はグローブボックス下に設置する30系プリウス&プリウスアルファ専用のピュアコンに送り、純正スピーカーに周波数帯域制限をかけてインピーダンスをコンロロールした信号と、後付けのツイーターに周波数幅とインピーダンスとレベルをコントロールした信号を分配して送ります。
ダッシュには純正の中高音兼用のスコーカーが付いていますが、デリケートな高音はグリルの影響やガラスの反射で音に影響が出るため、ここは中音のみの再生に変えます。
反射の起こらない角度にピュアディオブランドのATXー25ツイーターを取り付けて、スコーカーから高音を独立させて鳴らします。
スコーカーには下限周波数を決めるフィルターが付いていて、ここが小さくて性能が悪い物が付いているので取り外し、別な高性能な物に交換します。
よくスバル車の取り付けでも交換しているフィルターですが、30系プリウスと50系プリウスとスバル車でスピーカーサイズは同じでも、特性は全て専用の物を用意していて、その車のドアスピーカーの特性と合わせた時に最も生音に近くなる用に値が設定してあります。
続いてはドアの内張を外して外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせるベーシック防振の施工を行います。
図面に貼る位置と材質が書かれていますが、指ではじいて本当に響きの中心かどうか確認しながら貼っています。
マット2種類とメタル1種類の3つの材質を組み合わせて、ドアの余分な響きを無くして音質アップと静粛性アップを図っています。
プリウスアルファのドアスピーカーは低音が出すぎるぐらい出ていて、2・3万のウーファーなら同じ音域がかぶるので無い方がいいぐらいです。
ピュアコンのインピーダンスコントロールとドア防振でキレの良い心地良い低音に変わりました。
そしてドアを組み付けたら取り付け作業は完了です。
次に色々なジャンルのCDをあれこれと再生してスピーカーを慣らして・・
ビッグXのイコライザーとフェダーを調整したら納車の準備に入ります。
納車の前にお客様に一度音を聴いて頂いたら、「音がクリアーになりましたね。」と喜んでおられて、それと同時に「タイムアライメントはかけなくていいんですか?」という質問もされました。
タイムアライメントは運転席から見て近い右のスピーカーの音を遅らせて再生して、左右のスピーカーの真ん中で聴いている様に錯覚させる機能ですが、助手席に座った人は遠い右のスピーカーが更に遅れて聴えて不自然で、更に右で聴いていても本当の音とは違う音で、音楽に精通されている方からはストレスが溜まると言われているので、タイムアライメントは使いませんとご説明しました。
運転席でも助手席でも綺麗に再生出来るピュアディオのセッティングに、多くのお客様に満足して頂いています。
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Posted at
2016/08/15 10:20:09