今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業からフォルクスワーゲンのゴルフⅦです。
熊本県のどちらかというと鹿児島県よりからお越し頂いて、朝10時に作業を始めて、夕方6時納車の日帰りで出来る作業で、出来るだけ音質を上げたいというご要望で来店されました。
事前にご連絡を頂いていたので、ベーシックパッケージと防振とスピーカー交換で、プランを2つ考えていて、当日の朝にどちらにするかを決めて頂きました。
ナビオーディオはフォルクスワーゲン純正をベースに音質アップの作業を行います。
ゴルフⅦのユーザーの方で不満に思われるのがこのツイーター位置で、せっかくの外ドームツイーターも指向性の良い位置からかなりそれたゾーンで聴いているので、長時間聴いていると疲れてしまいます。
スタンドで仰角と振り角を付けて、ピュアディオブランドのATX-25ツイーターの指向性の美味しい部分で聴ける様にセットしました。
ツイーターの根元まではピュアディオブランドのPSTケーブルで音をひいて来ています。
銅の純度・編み線のより方・被覆の締め付け方の3つにこだわっていて、市販で似た様な太さのケーブルは半額以下で発売されていますが、スムーズで色付けの無いサウンドはPST独自の材質と製造工程から生まれています。
ゴルフⅦはアンプがグローブボックス内のプレイヤーの裏側に付いていて、プレイヤーを一度取り外して裏から音信号を取り出して、PSTケーブルでグローブボックス下のピュアコンにつなぎます。
ゴルフⅦの見積書には延長ケーブルという項目があって、見た目上ではピュアコンとアンプが近くなっていますが、実際にはナビの位置よりも複雑な道のりがあって、50センチほど余分にケーブルが必要になります。
次にドアの内張りを外して防振作業を行います。
純正スピーカーとサービスホールのプレートを外して外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合わせて、プラスチックのプレートにも防振施工をしてから組み付けます。
またゴルフⅦはこれまでのゴルフよりもドアのプラスチックが軽く、ドアポケットの中の空間に鳴りが出るので、内側に防振メタルを貼って響きを抑えています。
今回はドアスピーカーの交換があるので、車内からドア内までPSTケーブルをはわして行きます。
ここの作業が時間がかかり、量販店では嫌われていて、でもピュアディオではかなりやりなれた作業なので他店に比べれば短い時間で行なう事が出来ます。
インナーバッフルを製作して、シール材を周りに貼って、ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けました。
これまではZSPシリーズはアウター専用設計でしたが、車の買い替えが早い方やドアの見た目を変えたくないという方のご要望にお応えしてLTD15を製作しました。
内張りを組み付けたらドアの作業は終了です。
結線が終わり音が出る様になったら、ピュアコンのユニットをあれこれと交換して、ツイーターとミッドの周波数幅とインピーダンスとレベルの調整を行います。
「レベルとインピーダンスは同じじゃないの?」と思われる方もあるかも知れませんが、インピーダンスは抵抗ですが鳴らす周波数ごとに上下していて、同じ周波数幅でもコイルとコンデンサの比率を変える事で音をスパッ!と切れる様にしたり、ゆったりと鳴らしたりする事が出来て、本来の楽器の音やボーカルの声に合わせる様な調整を行っています。
最後にバス・ミッド・トレブルの3トーンの調整を行って、全ての作業は終了しました。
見た目は純正の状態にダッシュにツイーターが乗っただけですが、音楽の表現は大幅にアップしたゴルフⅦが完成しました。
お客様は音の仕上がりにはとても満足して頂いて、熊本県へと帰られました。
遠方よりのご来店ありがとうございました。
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Posted at
2016/12/22 10:25:27